安倍晋三首相の靖国神社参拝(2013年12月26日)と天皇誕生日の記者会見(2013年12月23日)について 《山崎雅弘》

表題に関連するツイートをまとめてみました。
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山崎 雅弘 @mas__yamazaki

1930年代の満州事変から日中戦争に至る日本人(政府と市民の両方)の感覚も、これに近いものだったかもしれない。当時の日本人は、別に「中国との戦争」という大きな構図を支持したわけでなく、「暴支膺懲」という言葉が示す通り、日本人に対する中国の横暴な態度を「懲らしめる」ことを支持した。

2013-12-30 18:33:41
山崎 雅弘 @mas__yamazaki

日本人に対する中国人の横暴な態度を「懲らしめる」ことを支持した人は、それが最終的に1945年8月の日本全土の荒廃に繋がるという認識は無かったと思う。1930年代の日本人に、1945年8月の写真を見せても「そんなこと起こるはずがない」「我々はそんなに愚かじゃない」と答えるだろう。

2013-12-30 18:34:47
山崎 雅弘 @mas__yamazaki

靖国神社をこれ見よがしに参拝する政治家や、それを支持する日本人に共通するのは、首相や閣僚の参拝には「大東亜戦争の肯定」などの政治的側面が存在する現実を一貫してネグレクトし、ひたすら「国に殉じた軍人に感謝するのは当然で、それを邪魔するのは内政干渉」という唯一つの論理に固執すること。

2014-01-05 12:55:16
山崎 雅弘 @mas__yamazaki

相手側の感情を敢えて逆撫でする行動をとった上、紛糾の核心である政治的側面の存在は一切ネグレクトし、さらに「中韓を傷つける気持ちは毛頭ない」とまで平然と言う首相の行動には、中韓両国の感情的反発という「反響」を利用して、現在の政府が国民の「味方」だと国民に思い込ませる意図が存在する。

2014-01-05 12:56:27
山崎 雅弘 @mas__yamazaki

各社の世論調査を見ると、首相の思惑は一定の成果を挙げているように見える。中韓の反発という、あらかじめ予想された事態に耳目を奪われている隙に、戦没軍人はどんな「死に方」をしたのか、戦没軍人と戦争指導者を「同じ陣営」に分類することは妥当なのか、等の論点は、巧みに素通りさせられている。

2014-01-05 12:57:36