為末大氏@daijapan【帰りの会式批判法】について
侍ハードラー"の異名を持ち、"陸上宣伝部長"として競技のPR、普及に貢献している為末大氏の2014年1月5日の連続ツイート。
- tsuchi_nol
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@daijapan
僕は広島出身で、広島の僕のいた学校では一日の終わりに帰りの会というのが行われていた。そこでは反省や思った事を告げるのだけれど、時に誰かを糾弾する場にもなっていた。僕はあまり素行が良くなかったからよく女子に”帰りの会で言うてやる”と言われていた。
2014-01-05 08:22:50
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@daijapan
今引退して報道番組に出ていたり、ネットで情報を集めていたりすると、基本的には日本はこの”帰りの会で糾弾する”形式の批判が多いんだなと思う。私が私の価値観であなたを裁くのではなく、世間に晒してあなたを裁いてもらう。
2014-01-05 08:24:54
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@daijapan
”みんながそれはよくないと言っている。先生がそれはよくないと言っている”私がそれはよくないと思っているという批判の仕方を私達は子供の頃から習っていない。だから誰かの代弁者として怒るというやり方を知らず知らず身に付けている。
2014-01-05 08:30:22
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@daijapan
帰りの会で、煽る役割を担う人が必ずいた。悪い事をした人を糾弾する時に生き生きと目を輝かせて、正義の鉄槌をおろしていた。不思議と彼らはいつも多数派に属していた。というよりも善悪や体勢がはっきりした時にいつも現れていた。
2014-01-05 08:35:57
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@daijapan
世間様という空気に狙われないように、刺激しないように、どううまく立ち回るか。私達はあの小さな閉ざされた教室の中でそれを学んできた。それはとても民主的主義的だったように思う。数が正義。多数派ではない事が罪。
2014-01-05 08:44:37
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@daijapan
【終わり】”彼らは普通だと思っていた”という本がある。善良な普通の村人がどうやってナチスドイツのユダヤ人迫害に関わっていったかという話。彼らが一様に言うのは”僕のせいじゃない”という言葉。今も私達は世間という空気に流されて生きている。
2014-01-05 08:50:55
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@daijapan
あ、ごめんなさいそれです RT @opinoki: @daijapan 調べてみたのですが、『彼らは自由だと思っていた』という本ではないでしょうか?
2014-01-05 09:06:58