迫害と庇護をちらつかせてその力を己の権勢に組み込もうとしたのだろうこともまた想像に難くない訳で、それがまた宗教勢力に対する歯止めでもあったろう。そうしてどこにも深くは与せず、己の立ち位置を確保し続けてきたのだろう——そのよりどころこそが夢に告げられた「円環の理」なのだろうと。
2013-12-24 04:35:54この紐帯こそが、彼女がその身を賭して稔らせたかったものではないのか、と。異形に身を窶す末路と、それ故に限りある”資源”の奪い合いを余儀なくされる宿命からすべての同胞を解き放つ、それがあの願いだろう、と。
2013-12-24 04:48:16前回その最後にMagiaglyphで刻まれたその思い出が救いの言い伝えになる迄の物語。仮初めの叛逆と、正統なる神威の復権、そして理から外れた語り部の物語。
2013-12-24 04:59:36いずれ、そうは遠くない未来にあの世界は覆される。その引き金を、誰が弾くかは分からないけれど。理はそのカナメを取り戻し、彼女らの終焉には再び手が差し伸べられるだろう。そして、どこにも居られなくなった悪魔が語るのだ、その終焉に待つ救いのことを。
2013-12-24 05:06:29”円環頌”
我らは魔女 円環の魔女 人の歩みに寄り添いて奇跡を示すもの 世の不可能を知り 魔を以て否むもの 艱難の虚人を討ち摂理に抗うものなり
2013-12-24 05:19:49闇が鮮やかに闇である為に
——必要なものこそ、光の存在。
「暁美ほむらさんは悪魔なのになんで巫女装束着て神社で印鑑売ってるんですか?」 「菅原道真だって怨念百パーセントだったのに今じゃ受験生にご利益売ってんだろ」 「ああ……」
2013-12-26 14:57:32闇が鮮やかに闇であるためには光が要るんだよな、だからこそ夢渡りの語り部と想定するんだけど http://t.co/Q9hWOcduA1
2013-12-26 16:52:21「すてきなおくに」は伝言ゲームの成れの果てでしかないよね。どう云い換えても云い繕っても二度と返ってこないのは死より確かな、それこそ屍すら残らない現象なんだし
2013-12-27 19:55:24悪魔はただ、ほんとうはそんな恨み言を聞いて欲しかっただけなのかも。「そうまでしてあの子が願ったことなのよ、おとなしく受け容れなさい」と。それを後世まで、伝言ゲームの要領で繋いだモノをこう呼ぶ——"円環の理"、と。 https://t.co/dLPYJMtCUC
2013-12-28 13:24:05此岸のよすがさえ手放して、あとはもう夢のまにまに彷徨うだけになって。ふたたび理のしろしめす新た世に残るは、何も知らぬ小さな器のみ。
2013-12-28 13:44:32それはそれでアリと思うけれども、理の再醒に伴い悪魔と云う半身を失ってしまったほむらの半生、でもいいと思うのだ——それは、悪魔の見る夢として。
2013-12-26 19:29:02