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内海 @u23mjag
()は内海補足 1、(父親の男児の世話が学力低下を招くという話題で)それは当たり前の話。2007年の論文で分かっている(どの論文かは明言無し、専門家は2005年から分かっていたとも発言。)
内海 @u23mjag
澤口氏発言その2、 「お母さんは子供を育てた方が、お母さんの知能が上がる」「ラットの実験からまず証明された」「さらに認知症になりにくくなる」「ベータアミロイドが認知症の原因で、蓄積すると認知症になるが、育児をしていると5、60代になってもベータアミロイドが体内に蓄積しにくい」
@vikingjpn
「母親は子供を育てると知能が上がる」?そうではなく、出産経験のあるラットは迷路課題のスコアが向上する。 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10647003 迷路課題は記憶に関連するのであって、知能とはストレートに関連しない。
@vikingjpn
その後の論文で、出産経験のある雌ラットではアミロイド前駆体が減少する http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15982524 とも報告されているが、出産回数が2回あれば大きな変化があるが1回だと有意差ではない。エストロゲンの効果は既知。
@vikingjpn
ポイントはこのmaternal brainとかmotherhood effectとかの研究200件弱は基本的にはラットとサルの研究が中心で、ヒトの研究はまだ10件程度しかないというところ。まだまだ研究途上だということは明確にしておくべき。数百年後の結論がどうなるかはともかく。
内海 @u23mjag
澤口氏発言その3、 「最近の研究(2010年)で、赤ちゃんが放つマザリーズ(赤ちゃんに対する母親語)に母親の脳は反応するが、父親の脳は反応しない」「(言葉としては父親でも聞き取れるが)全然違うんですよ、脳が」「子供の話す言葉に対して(母親の)脳の反応が消えるのが5歳くらい」
@vikingjpn
「母親は子供を育てると知能が上がる」?そうではなく、出産経験のあるラットは迷路課題のスコアが向上する。 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10647003 迷路課題は記憶に関連するのであって、知能とはストレートに関連しない。
@vikingjpn
その後の論文で、出産経験のある雌ラットではアミロイド前駆体が減少する http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15982524 とも報告されているが、出産回数が2回あれば大きな変化があるが1回だと有意差ではない。エストロゲンの効果は既知。
@vikingjpn
マザリーズの件も論文の筆頭著者が僕の知人なので話を聞いたことがありますが、「個人差が非常に大きい」とのことでした。母親が赤ちゃん言葉を話すということが脳活動を変化させる可能性があるという話であり、例えばこれが母親の知能などに関連するという報告はまだないですね。
内海 @u23mjag
澤口氏発言その3続き、 「「お母さん脳」はそれぐらい特殊」「子供が5歳を過ぎると(マザリーズに対する脳の反応の)男女差は無くなる」
内海 @u23mjag
澤口氏発言その4、(秋は鬱病になりやすいというテーマをうけて)「鬱病は基本的にセロトニンという物質が下がる事で起こる」「脳科学的にはセロトニンを増やすにはトリプトファンという物質が必要なので、焼き肉等の肉類が含有量が多い(ので食べた方が良い)」「牛乳も焼き肉と合わせて飲むと良い」
@vikingjpn
トリプトファンは確かにセロトニンの前駆物質だけれども、血液脳関門を通過しにくいのである程度強制的にインスリンを過剰分泌させた状態でないと摂取しにくい。なので、鬱病治療にはトリプトファンを無理にでも摂取させるのではなく、脳内でのセロトニン代謝経路に介入する薬剤を使用するはず。
@vikingjpn
.@yutakioka そうですね。まだ空腹時に無理やりインスリンを過剰分泌させた方がトリプトファンを摂取しやすいでしょうし。IQの件も、WCSTのような前頭葉機能検査のスコアが12歳前後で「谷」を示すのは有名な話で、彼はわざとそれを無視してるのだと思います。
内海 @u23mjag
澤口氏発言その5、「チョコレートに関しても同じように鬱病予防になる」「(秋はイジメや鬱病が多いという話題を受けて)サンマはそれに良い」「サンマのDHAは攻撃性を減少させる」「DHAを飲ませたグループとそうでないグループを分けると、飲ませたグループは攻撃性が下がった」
@vikingjpn
「チョコレートが鬱病を予防する」って、たぶんGABAの話なんでしょうがGABAは血液脳関門を通過しないのでチョコレートだけ食べてもうまくいきません。全く別のGABA作動性経路やレセプタに介入する薬剤が必要なはず。
Y Tambe @y_tambe
いや、多分、今年出た疫学調査の話でしょう。ニュースでもいろいろ取り上げられたし。http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20421555 QT @vikingjpn 「チョコレートが鬱病を予防する」って、たぶんGABAの話なんでしょう
Y Tambe @y_tambe
この疫学調査は、メディアによって「気分が沈むとチョコレートが欲しくなる」と報じたところと、「チョコレートをたくさん摂るほど鬱病のリスクが上がる」と報じたところがあって、どちらも無論解釈を間違えてるのだけど、まったく別の結論に導いてたのが興味深かったです。
内海 @u23mjag
澤口氏発言その6、「アメリカでは児童虐待の話は7、80年代から注目されていて、虐待を受けたグループと、そうでないグループに1000人分けて追跡調査を行っている」「Cycle of Violence(虐待の連鎖)が発生していて、虐待を受けた人は、自分の子供を虐待する確率が高い」
内海 @u23mjag
澤口氏発言その7、「虐待することによって脳が変わってしまう。それが証明されている」「実は脳を見てしまうと、この人が虐待するかどうかわかる」「扁桃体と海馬が虐待を受けた人は小さくなる」
@vikingjpn
「親の脳を見れば虐待するかどうかがわかる」 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18301742 日経メディカルでそういう見出しで紹介されていたらしい。「逆推論」の問題がある上に、MEG単体でそれを言うのはあまりにも拡大解釈ありすぎ。
@vikingjpn
「虐待を受けると扁桃体と海馬が小さくなる」。。。abuse, amygdala, hippocampusでPubMedにかけたらそれどころかACCだのOFCだのmPFCだのの体積減少の報告が出てきた。真偽はともかく、「感情を殺すから」という解釈は当てはまらないかもしれない。
内海 @u23mjag
澤口氏発言その8、「扁桃体と海馬は感情を司る場所なので恐怖を感じなくなり、相手のイヤだとか怖がっているという所も感じ無くなる」「携帯電話の使用で脳腫瘍や脳梗塞になるというデータがあったが、WHOの調査で否定された」
内海 @u23mjag
澤口氏発言その9、「むしろ携帯電話を使った人の方が脳腫瘍になりにくい。WHOのちゃんとした報告を読むと英語でそう書いてある」「きちんとした原著、英語の報告を読むとマスコミ報道はズレる事が結構あって、日本語にした場合悪影響は無しと書いてあるが、よく読むとむしろ脳腫瘍は1.4倍低い」
@vikingjpn
「携帯電話を使ってもむしろ脳腫瘍にかかりにくくなる」は解釈としてはおかしい。原典 http://bit.ly/bzJ0tC を読むと、オッズ比が携帯使用者群で確かに1.00より有意に下がっているものの、使用時間ごとに見ていくとCIが1.00をまたいでいる群がいくつもある。
@vikingjpn
このため、原典 http://bit.ly/bzJ0tC でも研究グループのコメントとして、「確定した結論はまだ出せないし、調査対象時期(今より10年以上前=2000年かそれ以前)と現在とで一般的な携帯の使用頻度に差があるので更なる調査が必要」とある。
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コメント

@ublftbo 2010年10月21日
澤口氏の発言に対する、神経科学者のvikingjpnさんの意見を追加しました。各発言を参考しながら見られるように、時系列を無視して挿入してあります。
@ublftbo 2010年10月22日
vikingjpnさんとy_tambeさんのつぶやき追加。チョコレートの話についてはお二人のやり取りを参照のこと。
@ublftbo 2010年10月22日
この件に関して、vikingさんがブログで採り上げて下さいました。出典を明らかにしつつ詳細に考察してあるので、是非参考に⇒いくらTV局側で但し書きをつけても、似非脳科学に変わりはない:http://viking-neurosci.sakura.ne.jp/blog-wp/?p=4723
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