20140102-0111twnovel

寝正月のため、年末年始の一部取得忘れあり 20140102-0111
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春木のん🪄ふしぎなアンソロ @Haruki_Non

#twnovel 始まりは0と1の世界だったと思う。それが様々な言語が飛び交う1つの新しい世界を作り出し、自分もその世界の住人にすんなりなっていた。言葉は目に見えるのに、姿は目に見えない人たちへ、形の無い僕も言葉だけを渡す。届くかな?届くといいな、と思いながら、今日も発信する。

2014-01-01 08:36:58
猫春雨@ものがたる屋 @nekoharusame

「あけおめ!」元旦、出会う人から片っ端に挨拶をした。大抵の人は「あけましておめでとう」と返してくれる。でも実は「あけおめ」は「あけまして~」ではない。「あほ・けつ毛・おかめ・めくそ」の略語である。ああ、元旦から悪口を思いっきり云えるなんて清々しいたらありゃしない。#twnovel

2014-01-01 08:41:24
春木のん🪄ふしぎなアンソロ @Haruki_Non

#twnovel 私が自分が一番好きで、自分が一番大切だと言うと、あなたは鼻で笑うかもしれない。いいのよ。笑われて罵られても、構わない。だって私がいなければ、私は大好きなあなたを愛することも、守ることも出来ないの。何も出来ない自分がキライだから、私は常に自分を一番にするのよ。

2014-01-01 08:42:47
銭喰 @zeniqui

#twnovel 毎日搗いている餅を今日に限っては必ずこの時間に搗き終わるようにする。穴ぐらの家で寝ていた家族を起こして、へこんだ丘のへりに腰掛け厳かな気分で餅を食べた。不思議そうな顔の去年生まれた我が子をそっと抱き上げる。「これはね、トシアケっていうんだよ」地球は、今日も青い。

2014-01-01 08:57:18
良崎 @kanfrog

「こっちにいい神社あるよ、お姉さん」振り向くと狐面の青年。胡散臭い耳と尾まで付いている。近頃は神社も客引きをするらしい。「初詣どう?」「急いでるので」「神籤だけでも。大吉にしとくよ」その通り、大吉の籤を手に探しても青年の姿はない。ただ境内に響く『まいどー』の声。 #twnovel

2014-01-01 09:11:49
おーさん @osayas811

「明けましておめでとう」「まだ明けていません。暦がずれたため、2013年は2年間になりました」「まじか」「今年は基本的に昨年の繰り返しになります」「つまらない。じゃあ寝て過ごそう」……「って夢を見たんだけど」「だからお前1年間も寝てたのか。今年は2015年だよ」 #twnovel

2014-01-01 09:30:43
やすはる@はるみ @SSB0807

「ひーなーたー」『お前がダル絡みとか、新年早々珍しいな』「失礼な。初詣行かね?」『どこに?』特に考えてなかったと答えると、『ばーか。近くでいい?』「おー」『じゃあ駅前に10時集合』「了解」でも行ってくれるあたり優しいよな、と言うと後で覚えてろと返ってきた。#twnovel

2014-01-01 09:40:07
やすはる@はるみ @SSB0807

今年はひなたちゃんと藤崎がもっと騒がしくなりそう。だいたい生まれた瞬間からうるさかったからね。麗子ちゃんに呆れ顔されてたからね。 #twnovel は「ひなたと藤崎」やノンジャンル、あと新シリーズもできるかもしれないな。

2014-01-01 09:44:59
Sketchbook_bot @sketchbookrdm

中学の同窓会。久しぶり。どうしてたの。変わらないね。大学を卒業し就職した2人は、これまで別の人生を歩んでいて、会うこともほとんどなかった。ここに来れば彼に会えると思っていたのかもしれない。次に会えるのはいつだろう。私たちは、またねと言って、家路につくのだ。 #twnovel

2014-01-01 10:11:09
銭喰 @zeniqui

#twnovel トロフィー職人の石川さんはこの時期が一番多忙だという。「十(ずう)年くらいまでこったこつ無けったねえ」年明けに最も需要が高まるのは【実績トロフィー】だ。新年の初○○実績が一斉に解除されるためトロフィーが飛ぶように出荷される。「特需(とくず)だわ」石川さんは笑う。

2014-01-01 10:11:36
粉粧楼bot @fenzhanglou_bot

光とか、風とか、音楽とか、詩とか、そういうものが好きだったのはどうしてだろう。いつから好きだったのだろう。そういう心地よいものたちに包まれて、優しくされて、安心してしまうのは怖い。傷つくことを忘れるのは辛い。愛することができなくなってしまうのは苦しい。 #twnovel

2014-01-01 10:16:18
パイパン男子bot @paipanman69

【探偵1】「犯人はあなたです」「ふざけるな!何の証拠があるんだ!」「被害者が握っていた麻雀の白牌は犯人がパイパンであることを示すダイイング・メッセージだったのです。あなたは被害者の寝室に落ちていたこの陰毛が自分のではないと自信たっぷりに否定しました」(つづく) #twnovel

2014-01-01 11:08:00
Komukai Daiya @chon2203

来年の干支は猫にしてやってもいいぞ、と神様が言った。 「…」 ただし、この一年間は真面目に家の掃除をしておつかいに行ったり、人の役に立つことをすれば、来年は猫年にしてやってもよいぞ。 「…じゃ、遠慮するニャー」 そう言うと、猫は日なたに戻り再び丸くなった。 #twnovel

2014-01-01 11:31:20
おわたし @_owatan_

#twnovel 幼い頃の事故が元で、妹は3人の人間しか記憶できない。内訳は僕と両親。妹の16の誕生日に僕は言った。好きな人が出来たら、僕を忘れてその人を心に刻め。やだよ、と妹は笑った。翌年のある日、恋人の男…” http://t.co/mRAGJs5asV

2014-01-01 11:42:56
夏樹かのこ @kano_natsu

ざわめきのひとつひとつは、誰か同士の日常だ。交点から誰かを待つ音が弾けて、ざわめきの中へと溶けてゆく。「――おはよう!」特別すぎる偶然は、当たり前に僕らの隣にある。僕は、知らない誰か達の中から君に向かって左手を上げて、ありふれた日常を当たり前の顔で歩き出す。 #twnovel

2014-01-01 12:11:25
白「星屑の仲間たち」☆電子書籍化 @sirowakusei

#twnovel 会報の批評は雑誌の漫画スクールの批評をまねたつくりで、結構きびしかった。でもそれは悪口とは違い、相手を伸ばしてあげようという気持ちが伝わってきた。私もプロを目指していると公言していたので厳しい評が載ったがそれもうれしかった。

2014-01-01 12:22:01
葉の上かえる @hanouekaeru

雪の朝。彼女そっくりの雪ダルマを作り上げる。なかなかの出来映えのそいつを抱き寄せて写メを取り彼女に送る。彼女から返信がきた。真っ黒に日焼けした背の高い男に肩抱かれて満面の笑みで、今カレです。またね!ってなんだこれ?…雪ダルマは歪んだ笑顔で俺を見ていた。 #twnovel

2014-01-01 12:24:18
葉の上かえる @hanouekaeru

ロン。くっ…また満貫をふり込んだ。もう牌も見たくない。負け麻雀の帰り道、交通事故で俺は死んだ。次の朝、数年キロ離れた産院で転生した俺。牌ではない…パイにありつける。産声の第一声『オギャ~…リーチ』 #twnovel

2014-01-01 12:26:38
夏樹かのこ @kano_natsu

「好きだよ」冷たい体の芯から聞こえる声。本当の本当に怖い時は全然見えないし分からないし「つらいね」触ることもできない。でも、「頑張ったね」透明な声はすぐ側に「いるよ」臆病で優しい君の影が「大丈夫」「行こう」心の裏から抱き締めていた。 #twnovel

2014-01-01 12:26:42
銭喰 @zeniqui

#twnovel 「いらっしゃい」玄関で出迎えた叔父は逆立ちをしていた。「いやあ、」神社で今年一年の酒絶ちを誓った帰り道、巫女さんに振る舞われた甘酒をうっかり口にしたという。「それで今年一年はこれだよ」「デレデレするからよ!」たはは、と笑う叔父の頭もとい尻を叔母がパシリとやった。

2014-01-01 12:32:48
意味が分かるまで寝てはいけない話 @neteha

【俺の未来を占い師に診てもらった。10年後の俺がビール片手に時折大型冷凍庫の中身を確認しながら自由きままに生活する様子が見えたらしい。俺は早速家に帰り、まだやわらかい庭の土を掘り返した。そして妻の死体を冷凍庫に移した】 #twnovel

2014-01-01 12:39:59
ナコ@文学フリマ東京Q-01 @nakotic

年の初めのどんどこしょ。新年の妖精が来ます。日付が変わるころにそっときて、みんなが行く年来る年やさだまさしなんかにうつつを抜かしている間に、こっそりどんどこしょしているのです。新年の空気がきらきらして、初日の出が綺麗なのはこのお陰です。三日の夜に帰ります。 #twnovel

2014-01-01 13:03:24
粉粧楼bot @fenzhanglou_bot

輪廻などあり得ない、と告げる理性の奥でも確かに感じる、遺伝子の中に潜む追想の萌芽。おそらくは、彼の中に息づく彼自身さえ知ることのない悔恨だけを滋養として、棘を伸ばして成長する予感のするその芽の開花を見たいと願うのは許されないことなのだろうか。 #twnovel

2014-01-01 13:16:16
layback @laybacks

貧乏神が我が家にやってきた。すぐ帰るからと言いながら手酌で酒を飲りはじめる。「お年玉をくれ」「金ならないよ」「年賀状をくれ」「もう全部出したよ」「ではそれをくれ」貧乏神はテレビを指さす。「まぁ構わんが。こんなものが欲しいのかい」「少しはさみしさが紛れるだろう?」 #twnovel

2014-01-01 13:22:50
ひらばるまなぶ(平原学)@もの書き @chocolatesity

#twnovel 父の保険金で馬主になった。批判もされたが、生前馬主になりたかった父の夢を叶えるためと言えば、皆納得した。けれど大した活躍もせず馬は老衰し、埋葬されることに。親に二度死なれたようなもの。その哀しみの末に呟いた台詞が、今や日本中誰もが知るこの言葉だ。「馬が埋まった」

2014-01-01 13:33:15
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