《食品や製造設備を毒物で汚染された場合。 農薬と放射性物質の差は何か?》

冷凍食品工場の製品の一部が、農薬で汚染されました。 「食べて応援」とか「農薬の本当の毒性を知ろう」という話は聞こえてきません。 当該企業の、無関係の工場も操業停止しています。 原発事故との、この違いはなんなのでしょうか?
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

例えば、食品工場に納入する原材料に、誰かが毒物を混入したとする。その毒物は、工場で作る食品だけではなく、工場の設備にも毒を付着させてしまったとする。 断っておくが、これは比喩ではない。現在実際に発生している、ある冷凍食品製造企業のことを思い出してほしい。

2014-01-13 22:27:28
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

消費者は、その原因と理由がわかり、解決方法が示され、その方法が実行されるまでは、その食品工場だけでなく、同じ企業の別の工場の製品も、それどころか冷凍食品全体に警戒の念を抱く。 現に、その企業の北海道の工場が、事件と関係ないのに操業を停止している。 @karitoshi2011

2014-01-13 22:37:09
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

食品が毒物で汚染されると、それが普通の反応だろう。 ところで、一部の人が必死に誤魔化しているけれど、放射性物質は、人体に有害な、毒物である。だから「放射線管理区域」が設定されてきたわけだし、放射性物質の取扱にはあれこれと細かいルールがあった。 @karitoshi2011

2014-01-13 22:39:49
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

毒物である放射性物質が含まれるものだけでなく、含まれるおそれがあるものを回避するのは、食品を購入して摂取する側にしてみれば、当然認められる行為だったはずだ。 死なないから、とか、その袋には入ってないかもしれないから、とか、工場は主張しないだろう。 @karitoshi2011

2014-01-13 22:43:38
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

「マラチオンは死に至る事はない、低毒性の農薬だから、食べて応援しよう」とか、「その袋にはマラチオンが入っていないかもしれないんだから、食べないのはおかしい」とか、誰かが言っているという話は、眼にも耳にも入ってこないのだが。 おかしいな。 @karitoshi2011

2014-01-13 22:46:33
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

「マラチオンのことを正しく知って恐れましょう」とか、 「科学的な知識をつければ、怖くないんです」とか、 「あの企業は被害者なんだから、みんなで食べて応援しましょう」とか、 「食べて応援」の人たちが言わないのは、不思議な話だ。 @karitoshi2011

2014-01-13 22:48:21
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

もし加害者がわかったとしても「加害者にマラチオン入りのおそれがある冷凍食品を全部買い取らせよう」とか「加害者にマラチオン入りの可能性がある冷凍食品を全部食べさせよう」とかいう話は出てこないだろうと、私は推測する。 それでは単なる復讐に留まるからだ。 @karitoshi2011

2014-01-13 22:51:20
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

毒物を食品に混入させた加害者に与えられるべき罰は、法に基づき裁かれ、刑に服することだ。 それが、当たり前のことだ。 食品に毒物を混入した加害者は、法に基づいて告発され、処罰される。 当然被害者は、加害者に民事上の賠償を請求する権利もある。 @karitoshi2011

2014-01-13 22:53:59
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

原発事故による放射性物質の拡散で、毒物が食品に混入された。事故発生前はキロ1ベクレルも入っていなかった放射性セシウムが、混入されている食品が、市場に流通させられている。 加害者は、わかっている。責任企業である東京電力と、監督責任者である日本政府だ。 @karitoshi2011

2014-01-13 22:56:24
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

ならば、被害者がなすべきことは、「消費者による食べて応援」でもなく、「生産者による汚染除去」でもないだろう。 消費者は、安全性が不確かな食品は購入しない。 加害者の責任と費用負担で、食品と食品製造過程から、汚染を除去させる。それが当然だろう。 @karitoshi2011

2014-01-13 22:59:14
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

困ったことに、加害者を訴追すべき司法関係者が、加害者である国の一部に属しており、法で定められた役割を果たさない。 ならば、被害者である生産者と消費者が手を組んで、法の正義の実現を求める。それが、民主主義国家の国民の責務ではないのか? @karitoshi2011

2014-01-13 23:01:57
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

「裁判とか、そういうのは私達の日常と関係ないから。私は食品が作り、それを喜んで買ってもらえれれば、それで良い」 理解できる話に思えるかもしれないけれど、そうやって国家に対する監視を怠ってきた結果が、今回の原発事故だったのではないのか? @karitoshi2011

2014-01-13 23:04:09
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

「誰がどう責任を取るべきかを国に決めてもらう。」 それは、国民が主権を国家に明け渡している状況なのではないのか? 必要なチェックを、企業に対しても、国に対しても行う。 必要ならば、裁判に訴えても。デモや抗議集会を展開しても。 @karitoshi2011

2014-01-13 23:07:50
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

「面倒だから、そういう事が得意な人がやってくれ。 私は苦手だから、裁判とか行動とか、やらないよ。 だけど、私が作るものは、みんなが買ってくれよ」 それで「民主主義」が維持できると思ったら、大きな間違い。 顔を出して、声を出すだけでも。やろうよ。 @karitoshi2011

2014-01-13 23:11:59