【はち恋】公式アフターストーリー企画：第一週目『小西陽奈』まとめ

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【twitter企画告知】サービス終了までの期間、『はち恋』公式twitterアカウント@hachikoi_prにて、アフターストーリー公開企画を予定しています！　詳しくはこちら！⇒http://t.co/RBQZlluVXd #はち恋

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【twitter企画告知】"はち恋アフターストーリー"は、8人のヒロインそれぞれの「エンディング後」を描いたショートストーリーを、twitterにて皆様のタイムラインにお届けする企画となっています。 #はち恋

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【twitter企画告知】なお、アフターストーリーはアプリ本編シナリオのネタバレを含みますので、くれぐれもご注意を……推奨ハッシュタグは『#はち恋AS』！

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【twitter企画告知】そのほか、皆様のヒロインとの思い出やお気に入りのシナリオ、イベントを振り返ってどんどん盛り上がりたいと思います！　企画開始まで、どうぞお楽しみにお待ち下さいませ！ #はち恋

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【twitter企画・第1週目始動】それでは、ヒロイン『小西陽奈』のアフターストーリー、始まります！ #はち恋AS

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陽奈が天界から戻ってきてから数日。 僕たちの日常に、これといって大きな変化はない。 僕が天界から『監視』されるなんて聞いた時には、どうしようかと思ったけど…… 陽奈と一緒に、幼馴染、そして恋人同士として、普通の毎日を無事に送れている。 #はち恋AS

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そんなある日の放課後。 「真人ちゃん、ほら……元気に育ってる……よ！」 陽奈と僕は、家庭科部の菜園に足を運んでいた。 野菜も花も、まぶしいほどに青い葉を大きく広げている。 #はち恋AS

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「よしっ、それじゃあ気合を入れて草むしりだね」 腕まくりをして、陽奈と二人で菜園の世話を始めた。 家庭科部の部員が交代で欠かさず世話をしているけれど、 僕が足を運ぶようになってからは、草むしりみたいな重労働は なるべく進んで引き受けるようにしていた。 #はち恋AS

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「真人ちゃん、いつもありがとう……って、野菜たちも、喜んでるみたい」 葉っぱの様子を一つ一つチェックしながら、陽奈がそう言ってくれた。 初めて菜園の世話を手伝った時は、雑草と野菜を見分けるのも一苦労だったけど 今となっては、もう慣れっこだ。 #はち恋AS

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「ふふっ……真人ちゃん、覚えてる？」 せっせと雑草をむしる僕の姿に、陽奈がにこりと微笑む。 「初めて真人ちゃんが、菜園のお世話を手伝ってくれた時のこと……すごく楽しかった、よね」 どうやら陽奈も、僕と同じことを思い出していたみたいだ。 #はち恋AS

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「うん。鮎川先輩も一緒に、3人で盛り上がったなぁ」 ついこの前の事のはずなのに……最近色々ありすぎたせいなのか、 だいぶ昔の事みたいに思えてしまう。 #はち恋AS

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「そうそう、抜いた雑草が肥料になるって、あの時初めて知ったんだよね」 ふと、雑草の扱い方が分からなくて、鮎川先輩にからかわれたことを思い出した。 「ふぇっ？　真人ちゃん……すごい。よく覚えてた、ね」 「もちろん。陽奈が教えてくれたことは、簡単には忘れないよ」 #はち恋AS

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僕が胸を張ると、陽奈は少し顔を赤くしてはにかんだ。 「そっか。わたしが天界に帰った時も……覚えててくれた、ね」 「そういえばあの時、どうして僕だけは、陽奈のこと覚えてられたんだろう？」 思い出話から、あの時の疑問がふいに浮かび上がる。 #はち恋AS

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天界のルールによって、クラスメート達はおろか……茜でさえも陽奈の記憶を失ってしまった、あの時。 僕だけは、なぜか陽奈の事を覚えていることができていた。 #はち恋AS

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「ええと……わたしにも、原因はよくわからないの」 陽奈も野菜の葉っぱをチェックする手を止めて、首をひねる。 「……でもね。実は、わたしが戻ってこれたのは、それが原因……なの、かも？」 #はち恋AS

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「えっ、それってどういう事？」 「人間が天使の記憶を失うのは、絶対のルールのはずなの。 　でも、真人ちゃんには効かなかった……。 　だからね、その……重要参考人として、真人ちゃんは監視されることになったんだよ」 陽奈は少しだけ言いにくそうに、そう教えてくれた。 #はち恋AS

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「なるほど。僕が天界から危険視されてる理由は、陽奈との接触が多すぎたことだけじゃなくて 　ルールが効かなかったせいもあるんだね」 そこまでは納得できたけど、そもそもルールが効かなかった原因には、心当たりがない。 #はち恋AS

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自分でも気付かないうちに、何かまずいことでもしていたのなら大変だ。 「僕、最近そんな変わった事したっけ……？」 「そういえば、真人ちゃん……もしかして、あの時じゃない……かな？」 #はち恋AS

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「あの時……？　あっ！　ひょっとして、神社で話をした時？」 そう、陽奈が天界に戻る前に、僕たちは神社で思い出を語り合って―― 『陽奈の事を、絶対に忘れたりなんかしない』と、心からの強い願いをこめて、指切りをした。 #はち恋AS

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「僕たちのあの指切りが、天界のルールを無効化させたんだとしたら……。 　うん、タイミング的にも、多分ありうる気がする！」 「たしかに……それは大事件、だよっ！　天界に報告を……きゃっ！？」 驚いて僕に駆け寄ってきた陽奈が、小石につまづいてよろける！ #はち恋AS

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「わわっ！　陽奈、あぶない！！」 慌てて僕も駆け寄り、なんとかギリギリ陽奈が転ぶ前に抱きとめることができた。 というか、今、陽奈はもしかして『報告』って言った……？ #はち恋AS

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「ふえぇ……真人ちゃん、ありがとう、だよ」 「あはは、どういたしまして。 　それより陽奈、さっきのこと……天界には、やっぱりヒミツにしておかない？」 僕の小声の提案に、陽奈は大きな瞳をぱちくりさせた。 #はち恋AS

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「えっ？　えと……で、でも、報告しないと……」 「うーん、ちょっと気恥ずかしいっていうか、その……」 こんな風に、陽奈を困らせてしまうのは不本意だけど。 辺りを見回して、もう一度できるだけ小さな声で耳打ちする。 #はち恋AS