深夜の舞姫談義~女慣れした男がメンヘラになってしまうのは何故か
「舞姫」の豊太郎はなんだかんだ理屈をこね回すけども自分が壊れるまでは悩まないところが理系然としていて、「こころ」の先生は女という生き物の扱いを心得ているけれども自分を壊す形で悩んでしまうあたりいかにも文系っぽい
2014-01-17 01:57:25豊太郎がエリスに対して持っていた気持ちは巣から落ちた鳥の雛を助けようとする類のもので、エリスが豊太郎に対して抱いた恋慕の気持ちと釣り合うものではなかったのではないかと なのに交渉してしまったからこそエリスは豊太郎の気持ちを自分と同じものと疑わなかったのではないか、という話
2014-01-17 02:03:46@nukoyama_ わかるわ!!!!!気持ちが離れてしまった云々じゃなくて最初から類のちがうものを、エリスが信じこんでしまっただけで、豊太郎(というか森鴎外というか)からは若干不気味な書き方されてるけどそりゃお前が思わせぶりな態度するから!!!童貞のくせに!!
2014-01-17 02:08:38で、豊太郎がどうして交渉しちゃったかっていうと 女きょうだいが居ないが故に「妹のように接する」方法がわからなかったんじゃないかと 豊太郎がエリスと離れる決断ができたのは、エリスを「離れがたき恋人」ではなく「離れても元気でいてほしい妹」だとどこかで見なしていたからではないのかという
2014-01-17 02:08:48知人との議論の末に豊太郎の友人の話になったんだけど、最後にすべての汚れを背負って幕引きした友人は、かつて豊太郎のような間違いを犯してしまったんじゃないかなーみたいな だから敢えてエリスの顛末を豊太郎に言ったのかもしれない
2014-01-17 02:12:14@nukoyama_ メンヘラにひっかかったそれのあからさまな現代の図式でしかないのを、あの時代にすでに書いてたのが恐ろしい。もしかしたらその時代からそういうものもあったのかもしれないけれど可視化してなかっただけかもしれんけど
2014-01-17 02:07:00女慣れした男性ほどメンヘラに陥りやすい構造の仕組みについて考えているんだけど、女の扱いって基本的に「表に出ない機敏を察せよ」だから、それに慣れてしまうと自分の心の動きにも敏感になっていってしまうのかなあと
2014-01-17 02:20:17@nukoyama_ 太宰の「皮膚と心」ってそう考えると女性的な機敏さをよくまぁ男が書いたよね。慣れてるというか、タイプは違えど同じような女性が集まったんかな彼の場合は。
2014-01-17 02:22:54@i___scarecrow_i 太宰は女に長けすぎてメンがヘラしたんだろうなーと思う 皮膚と心につけ、「女生徒」につけ、普通のおっさんは絶対書けないよねあんなの
2014-01-17 02:24:33サブカルバンドのボーカル太宰がファンの女の子と心中未遂して後世にhideや尾崎豊のように神格化されるところまでは予想できる
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