【横山光輝「三国志」講座02「芙蓉姫」】

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座02「芙蓉姫」-1】 第2話です。馬元義は黄巾党の成り立ちを若者に話します。後漢の時代が終わった後、張角が帝位につくのかという質問に対し、馬元義は黄巾党に入らねば教えないと言います。若者はあっさり入ります。と答えます。母の許しを得ることを条件にします。

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【横山光輝「三国志」講座02「芙蓉姫」-2】 気を良くしたのか、馬元義は帝王の問題は蒙古族とも話し合わなければならないと言います。重要な秘密を簡単にバラすところが、黄巾党の底の浅さを物語りますが、それは置いておきましょう。この頃の、後漢帝国の外交関係を調べるのも面白そうです。

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【横山光輝「三国志」講座02「芙蓉姫」-3】 そうこうするうちに、馬元義の仲間がやってきます。部下の男が馬元義のことを「大頭目」と呼びました。結構な幹部だったのです。仲間は茶を買ったという若者を探していました。馬元義はこいつか？と指差します。部下の首実検により確定されました。

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【横山光輝「三国志」講座02「芙蓉姫」-4】 馬元義は若者に大人しく茶を差し出すように言います。しかしながら、張角が茶を欲しがっているとはいえ、洛陽船から略奪した中に茶がどっさりあったはず。一瓶しか持っていないこの若者からも奪い取るとは、なんとまあ、セコいというか…

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【横山光輝「三国志」講座02「芙蓉姫」-5】 若者ははじめ黙っていましたが、そのうちキレた黄巾党の男達によって痛めつけられます。「命は大切にしろ」という老僧の言葉を思い出し、若者は茶を差し出す代わりに馬元義に剣を差し出します。馬元義は剣も狙っていたと見え、ありがたく頂戴しますが…

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【横山光輝「三国志」講座02「芙蓉姫」-6】 馬元義は許しても、部下たちは許してくれません。短刀をつきつけられ万事休すの若者は、止む無く茶の入った瓶を差し出します。その後、縛られた上、石堂に閉じ込められてしまいました。ああ、若者の運命はここで終わってしまうのでしょうか…？

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【横山光輝「三国志」講座02「芙蓉姫」-7】 そんなわきゃないですね。小窓から短刀を付けた縄が降ろされます。それを使って若者は脱出成功。手助けをしたのは、前回若者にアドバイスをした老僧です。老僧は五重塔に若者を案内します。馬元義の部下は見張りも立ててなかったんですね。

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【横山光輝「三国志」講座02「芙蓉姫」-8】 老僧が塔の中に入ってしばらくすると、中から馬を牽いて出てきたのが美しい女性でした。老僧は若者に対し、この姫を連れて十里離れた県兵の陣まで行くように頼みます。なんでも、この姫は芙蓉姫と言い、県の領主の娘だとか。

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【横山光輝「三国志」講座02「芙蓉姫」-9】 しかし、黄巾賊の襲撃により、県城は焼かれ領主は殺され、家来はバラバラに。そんな芙蓉姫を老僧はかくまっていました。しかし、食糧が底をついているのでいつまでもかくまえません。若者は快く引き受けます。馬に乗って逃げらますし。

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【横山光輝「三国志」講座02「芙蓉姫」-10】 馬元義の部隊は、ようやく若者が脱走したことに気付きます。一刻も早くこの場を離れたい若者でしたが、うかつに動いては見つかる可能性が高いです。そこで、老僧は塔の上から様子を見て、若者に行く方向を指示することにしました。

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【横山光輝「三国志」講座02「芙蓉姫」-11】 老僧は敵の位置を確認し、若者に対し北斗七星に向かってまっすぐ逃げろと指差します。若者と芙蓉姫が出発したのを見届けると、「救世主が現れた！」と叫び、思い残すことなく自ら飛び降りて命を絶ちます。その死に顔には微笑がただよっていました。

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【横山光輝「三国志」講座02「芙蓉姫」-12】 ここまでが第2話のお話です。まだ若者の名が明かされていません。まあ、バレバレですけど。若者こと玄徳の資質を見抜く人が敵味方問わず現れていますが、未だ無名の若者です。今後も何度も危機が訪れますが、この最初の危機をどう乗り越えるのか。

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【横山光輝「三国志」講座02「芙蓉姫」-13】 物語は未だ序章の序。若者こと玄徳は、脱出のシーンでは小窓からひらりと飛び降りるなど、若者らしい躍動感にあふれています。 ちなみに、老僧はとかげやネズミを食べて生きながらえていましたが、かくまっていた芙蓉姫も同じものを…。

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【横山光輝「三国志」講座02「芙蓉姫」-14】 あと、堂々とした馬の引きっぷりからすると、別に若者がいなくても一人で馬に乗って脱出できたんじゃないか？というツッコミは野暮ということか。 ともあれ、青春スターさながら、美女を傍らに若者は馬に乗って駈け出しました。続きは次回にて。