１２月２４日の時系列でエンカログまとめ

ーーー @Togiya_0822

@huka_tis 玉兎】「半分個にしたらいい。そしたら二つとも食べれるだろう？」口元に笑みを浮かべて返してやる。今はこういった言葉のほうが正しい気がしたから。

源 風香 @huka_tis

@Togiya_0822 風香】「！ほんとだ。金烏頭いいね！」じゃあそうしよう、とへらりと笑ってケーキの入った箱を持ち上げる。このあと二人でケーキを食べる。ささやかで穏やかなクリスマスを想像すると笑みが消えることはない

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@huka_tis 玉兎】「風香は馬鹿だからね」心からそうだとは思っていない声で、いつもと同じように相手をからかう。

源 風香 @huka_tis

@Togiya_0822 風香】「あ、それひどい」くすくすと笑い、全然気にしていない素振りを見せながら言い返す。このやり取りもとても楽しい

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@huka_tis 玉兎】「ひどくないさ。事実なんだから」つられてふっ、と息を漏らして笑う。

源 風香 @huka_tis

@Togiya_0822 風香】「否定はしないけど、もう少し別の言い方してよ」相変わらず笑いながら返す。別の言い方でなくてもいい。これが彼なのだから。確かめるように思い、安心する

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@huka_tis 玉兎】「別の言い方かい？・・・」再び口元に手をやって少し考える。「…大馬鹿？」

源 風香 @huka_tis

@Togiya_0822 風香】「……余計に酷くなってない？」うあ、と目を半開きにして彼を見る。それから溜息をついて、「ああもういいよ馬鹿で。別の言い方求めたら絶対酷くなるパターンだこれ」ぷく、とわざと頬を膨らませて拗ねた素振りを見せる

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@huka_tis 玉兎】「君にしては賢明じゃぁないか。次はスーパー馬鹿とかハイパー馬鹿とかアルティメット馬鹿とかにしようかと思ったのに」クク、と喉の奥で低く笑う。彼女が頬を膨らませていたので片手で彼女の頬を掴む。

源 風香 @huka_tis

@Togiya_0822 風香】「ふえっ！？」ええ、と言おうとしていたのに頬を掴まれ間抜けな声が出てしまう。「すーひゃーははとかひほいよ……！！」スーパー馬鹿とか酷いよ、と抗議するがきちんと言葉にならない。なんとかして抵抗したいが、大きな動きはケーキが崩れてしまう。→

源 風香 @huka_tis

@Togiya_0822 風香】ぶるぶると犬のように大きく頭を振ってこれをて行こうと言うことにする

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@huka_tis 玉兎】ふん、と鼻で笑って頬を掴む手を離し、わしゃわしゃとひどく乱暴に頭をかき混ぜるように一度撫でて歩き出す。

源 風香 @huka_tis

@Togiya_0822 風香】「うわっわっ！？」突然の出来事に驚く。犬を撫でるような手つきだ、と思い、実際頭が犬のようにぼさぼさになってしまっている。手を引かれながら不満げに抗議してやろうと思うが、その先に教会が見えてきたので口を閉ざす

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玉兎】教会が見えてきた。…香がパイプオルガンでも弾いているのか。音が聞こえる。楽しげな音が。それでも、静かに思う。

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玉兎】きっとここは自分が帰るべき場所ではないのだと。

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玉兎】自分の身を置くべき場所はきっと、

源 風香 @huka_tis

風香】少し離れたここからでも、オルガンの音がよく聞こえる。この曲はなんの曲だろう、と聞こえてくる音の高さとリズムを聞いて判断しようと思うが、よくわからない。きっと知らない曲だ。けれどいい曲だな、とは思う

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玉兎】「・・・・・」ぼう、と教会の屋根にある十字架を見る。嫌いな形ではないが好きな形でもない。

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玉兎】「…帰りたいな、」ひとつ、小声で呟く。側に彼女がいることも忘れて。

源 風香 @huka_tis

風香】ぼんやりと教会を眺める姿が少し寂しげに見えて、手を握る力を込める。自分はここに居るよ、と主張するように。ちょうどの時に彼の呟きが聞こえ、

源 風香 @huka_tis

風香】「……じゃあ、帰ろうか。どこにでも一緒に行くからさ」彼と同じように小声で呟く

源 風香 @huka_tis

風香】今は彼の居る場所が帰る場所だ。彼がおかえり、と言ってくれるなら、そこがどんな場所だろうと構わない。元の家でも、教会でも、全く知らない場所でも。彼がいるならそこが風香の帰る場所になる

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@huka_tis 玉兎】「・・・・、」ゆっくりと彼女の方に顔を向ける。青に沈む赤はきっと揺らめいていることだろう。彼女の言葉に言葉として答えることはないが、ただ、自分も手を握り返した。

源 風香 @huka_tis

@Togiya_0822 風香】こちらも何かを答えることはない。ただゆらゆらと炎のように揺れる赤い色を見て、優しく微笑む。お互いの体温はもう同じくらい。固く握りあったまま、彼を見る

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＜パイプオルガンの楽しげな音が冬の空気に染み込んでいった＞