歴史修正主義者やネット右翼の倫理意識（道徳意識）

yunishio @yunishio

歴史修正主義者とかネット右翼とやらとかは、良心が欠けているというよりは、むしろ倫理規範が強すぎるように見える側面がある。歴史的事実を聞かされて「ほう、そうかね」と受け取ることができず、いきなり「われわれは悪くない！」と激情し反発するのは、彼らが倫理規範を重視しているからだろう。

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ただ、その規範意識が、たとえば泣いている人のために何かしようとか、そういう基準でなく、「悪いこととされたら、偉い人に叱られるから」といった罰への恐怖によって規定されているから、他人を泣かせてでも言いのがれに終始することになっている。 https://t.co/NI4m9X2cjO

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倫理規範が強いというのは、南京事件だとか従軍慰安婦とかの話題になると、事実がどうであったかということより、それがよいことか悪いことかが最初の関心事になり、悪いこととされているので自分が責められるかもしれない…と身構える心の動きね。 https://t.co/mkxv4ZzDWk

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借金を背負わされたり業者に騙されたりして心ならずも従軍慰安婦にされた不幸な女性がいる、とは彼ら自身の口から語られることが多い。そこまで事実を分かっていながら反発するのは、自分らの悪事が糾弾されるかどうかが彼らの最大の関心事だからだ。 https://t.co/zAgCg4Tg5j

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彼らはよく「糾弾だ」「断罪だ」とさわぐ。彼らが罰への恐怖に怯えているのは、日本の倫理道徳教育が（学校教育のみならず）、恐怖を与える手法に頼っているからだ。つまり権威者に服従することを教え、これに逆らえば恐怖と苦痛を与えるやりかた。 https://t.co/932y4VcWP7

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言いかえると、自由と権利を教えられていない。それは権威者への服従に対価としてようやく与えられるものと誤信させられている。自由と権利を教えられていないから、女性の性的自己決定権が侵害された事実を知りながら、それを不当に感じない。 https://t.co/uj4pNniBXD

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彼らはよく「仕方がない」と言う。これは「権威者には逆らえない」という意味だ。女性がむりやり慰安婦にさせられたのも「仕方がない」し、その悲しい事実を看過するのも「仕方がない」。ただし権威者と敵対したくないので「われわれは悪くない」。 https://t.co/SSKAol1Qx4

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権威者がそうしろと言うことが善、それに従うことも善。権威者がそうするなと言うことが悪、それを行うことも悪。これって「ヤンキー的」に見えるよね。ちなみに権威者とは、だれか特定の個人ではなく、「世間」とか「仲間、われわれ」とかだったり。 https://t.co/cGprjPvfUa

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彼らは「われわれ」を自己権威化するので、必然「あいつら」との境界線を強調する。あいつらは敵であり、われわれは助けあわなければならない。だから彼らは身内から現れる「反日」を過度に敵視する。身内の和を乱すもの、利敵行為と考える。 https://t.co/dOsUgKr1LM

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彼らは倫理規範を欠いているのではなく、普遍的近代的な価値体系としての人権思想を知らず、それとは種類のちがう別の価値体系を信じてそれを自身の倫理規範としているということ。公理系がちがうから話が通じるわけがない。 https://t.co/KYAiP7o9Qb

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オレはなんどか「ネット右翼」現象は高低２つの階級の合作だと言ってるけど、ひたすら権威者に服従する低階級層、みずから権威者として振るまい前者を利用し服従をせまる高階級層と、おおまかに分けて見ている。さきの一連の発言は前者を指したもの。 https://t.co/80YETD945c

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こういうのなんか、典型的だよね。 https://t.co/twMiWff4m6