社会情報学会2013年度 第2回定例研究会「東京電力福島第一原発事故と報道、情報、心理の問題を考える - 調査からの知見を中心に-」実況まとめ
福島のメディア自体が、自分たちも逃げていたのではないかなど自戒の念にさらされている #jasdis
2014-01-25 13:46:33京都大学が2012年5月に行った報道関係者への調査では、原発事故では30%近くの人が事実を描ききれなかったと感じている #jasdis
2014-01-25 13:48:38当初のJNN(TBS系列)の報道体制について 原発事故取材本部は3.13に設置。事故前のTBS安全対策ハンドブックによって立てた。#jasdis
2014-01-25 13:51:47当初、現地にはあまり多くの応援が行っていたわけではない。TBSからはデスクと記者2人の2クルーとJNNから1クルーが現地に行った。 #jasdis
2014-01-25 13:53:06福島の現地対策本部は自治会館に県、東電、保安院が同居していたので取材しやすかった。 #jasdis
2014-01-25 13:54:123.13にJNNの取材取り決め 避難指示の倍にマージンを取り、40km圏内の取材自粛を行った。これによって結果的に取材がしにくくなった。 #jasdis
2014-01-25 13:55:58福島大が空間線量を事故当初から調査していた。面的に発表したのは福島大が最初 #jasdis
2014-01-25 13:57:10取材自粛のため、屋内退避区域の住民の取材ができず、困難を伝えることが出来なかった。風評被害への加担ではないかという声も上がったが、取材者も被ばくの恐れがあったというジレンマがある。#jasdis
2014-01-25 14:00:20取材自粛の背景には97年の東海村で起きた動燃火災事故事故があった。環境中に放射性物質が放出された #jasdis
2014-01-25 14:02:56最初に動燃に問い合わせた時に外部への漏れはないということで、事業所の全景を撮影したが、MPの数値は上昇していた。カメラマンは知っていたら、もっと後方から取材したと証言 #jasdis
2014-01-25 14:04:523日後の取材ではロープ1本向こうでは防護服の職員が働いているのに対し、取材陣は通常の服。不安の声が上がった。マニュアル取り決めもなかった。 #jasdis
2014-01-25 14:06:34その後、取材の指針を作成し、安全性を再優先すると決めた。個人や現場の勝手な判断は避けることとした。JCO臨界事故でさらに取材自粛が強化された。 #jasdis
2014-01-25 14:08:06福島原発事故では3.19に事実上の取材制限が解除となり(JNN)個別に判断することとした。 #jasdis
2014-01-25 14:09:16その後,20km圏内の取材を開始した。また、取材時の被ばく線量基準も策定した。瞬間線量は500μSv/hで直ちに現場離脱、積算1000μSvで取材離脱を決めた #jasdis
2014-01-25 14:12:30これらの経験から一定の取り決めが必要であると考えた。最初は広めに、状況に応じて個別判断が基本。被ばくについて考え方や影響は不明な点が多く、TV取材では関わる人が多い。報道以外のスタッフについても考え無くてはならない。 #jasdis
2014-01-25 14:15:40考えるべきなのは被曝のリスクと報道する使命である。被曝しないに越したことはないが、そこに取材対象がいる事態がある。 #jasdis
2014-01-25 14:17:12地元局は全国放送への違和感を持っている。TUF報道局長は「バットニュースでないとニュースではないのか?」とマスコミ倫理全国大会で発言した。#jasdis
2014-01-25 14:22:552012年に、2年ぶりに開かれた運動会の映像をキー局に送った時、「マスクをした子供の画を入れた編集をして送ってほしい」と言われた。前年秋からマスクをした子は殆ど見かけない。全国との意識の差を感じた #jasdis
2014-01-25 14:24:56福島で報道する上で意識しているのは、定量制に基づくこと、中立に安易に逃げない、従来の正義感が人を傷つけていないか、福島の人の顔がニュースの向こうに見えているか、等を注意している。 #jasdis
2014-01-25 14:27:08