短パンさん(prprgrgr749010)の、作戦術概要についての説明

頭に置くべき重要なワードは「連続性」……でしょうか。 中々知らない人にイメージしていただくのは難しいですけど、非常に認識しやすい説明だと思いました(こなみ
軍事
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多分派生元

まとめ #作戦術たん から始まる作戦術についてのお話+α 2014/01/29からの一連の作戦術関連のtweetを放り込んで時間順に並べただけの半分メモ的なまとめ。 問題や漏れ等あれば@bouninng までご連絡ください あんまり活発にならなかった感あってちょっと寂しいけど、個人的には面白い考え方を認識できたのでそれなりに満足 戦域全体を一つの戦場として認識した際、その戦場内における戦術が、我々が作戦術と呼ぶ物……的な? 9280 pv 58 1 user

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短パン・牛マン・カーン @prprgrgr749010
作戦術をまとめ始めたんですが概念なんでやはり説明が難しいですね。
短パン・牛マン・カーン @prprgrgr749010
作戦術についての考察を行う前に、まず戦争の次元、階層の概念について説明を行います。 なぜ戦争の次元と階層について考える必要があるのか。戦争の次元、階層は戦争を理解するための現代軍事理論の概念枠組です。
短パン・牛マン・カーン @prprgrgr749010
(続)戦争の階層とは戦争を「戦争(War)」「戦役(Campaign)」「会戦(Battle)」「交戦(Engagement)」「戦闘(Combat)」「格闘(Fight)」に階層として分けたものです。
短パン・牛マン・カーン @prprgrgr749010
(続)次元とは一種の領域を表す概念であり、戦争は次元ごとに「戦略次元」「作戦次元」「戦術次元」に分けることができ、前述の階層にそれぞれ対応します。詳しくはすぐ後で。また、この次元間の境界線は必ずしも明確ではなく重複することがあります。
短パン・牛マン・カーン @prprgrgr749010
(続)ここまで読んでもうお気づきのフォロワー様が多いとは思いますが、これら「戦略次元」「作戦次元」「戦術次元」それぞれに対応する方法論こそ「戦略」「作戦術」「戦術」です。
短パン・牛マン・カーン @prprgrgr749010
表にするとこんな感じ。 我ながらきれいな字だ……(白目) http://t.co/9qPjDEUBOi
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短パン・牛マン・カーン @prprgrgr749010
戦略次元 ①国家の機能を駆使して国家の目標を達成する領域 ②戦争目的とそのための目標を設定する必要がある ③軍事以外の機能を含めて戦争を総括的に扱う ④この分野を担当するのは軍人のみではなく政治家も 次に作戦次元はいったん飛ばして戦術次元です。
短パン・牛マン・カーン @prprgrgr749010
戦術次元 ①戦闘によって敵を物理的に破壊する領域 ②軍人が担当 次、本題の作戦次元
短パン・牛マン・カーン @prprgrgr749010
作戦次元 ①戦術次元の効果を用いて戦略次元で設定する目標を達成する領域 ②連続した相互に関係のある一連の会戦並びにその準備行動を含めた戦役が対象 ③軍人が担当
短パン・牛マン・カーン @prprgrgr749010
はい、大事なワードが出ましたね。「連続した相互に関係のある一連の会戦並びにその準備行動を含めた戦役が対象」なのです。この領域を理解するには戦史を紐解くのが一番です。作戦術同士がぶつかりあった独ソ戦の中で、とくにクルスク戦を中心とした一連の戦いを例にしてみます。
短パン・牛マン・カーン @prprgrgr749010
クルスク戦におけるドイツ軍の「ツィタデレ作戦」は、戦線におけるクルスクの突出部に所在するソ連軍の包囲殲滅を目的として実施したものです。ドイツ軍の作戦概念はまず戦略目標を見据え、作戦計画を立て、作戦を実施。その後次の作戦計画を立てる、というものでした。
短パン・牛マン・カーン @prprgrgr749010
一方のソ連軍はこの「ツィタデレ作戦」を見越しており、クルスクにおける防勢から反撃に転じ、ドニエプル河まで進撃するという連続的に作戦を行う構想を立て、実際に勝利しました。
短パン・牛マン・カーン @prprgrgr749010
ドイツ軍の作戦計画が「ツィタデレ作戦」単発であったのに対し、ソ連軍は複数の作戦を連続して実行する戦役計画を立てました。この点においてロシア兵学はドイツ兵学に優り、作戦術の概念を体現していると言えます。 これらの詳しいことは歴史群像120号に載っています。
短パン・牛マン・カーン @prprgrgr749010
続いて作戦術の概要まとめ ①近代において巨大化した軍隊を分権的に指揮統制するために必要な方法論 ②会戦ではなく戦役を対象とする ③戦略が策定する戦争の目的に寄与するよう采配する戦争遂行の術
短パン・牛マン・カーン @prprgrgr749010
(続)④軍事全体に関わる諸要素を使用して会戦及び交戦といった軍事行動を行い、その結果を戦略の規定する目的に寄与させることを試みる、つまり戦役を策定し遂行する方法論である
短パン・牛マン・カーン @prprgrgr749010
この「作戦次元」と「作戦術」を支える基本的な考え方としては①戦争は政治の手段である②戦争の不確実性③戦争は一回の会戦では終わらない④指揮の分権と高度の平凡化⑤重心⑥終末点⑦時期、テンポ、連続性⑧欺編などがあります。
短パン・牛マン・カーン @prprgrgr749010
この作戦術への批判としては①政治の手を縛る②技術革新の影響による不要論③戦略次元への侵犯④今日の国際環境への不適応(「正規戦なんて起きんの?」等)があげられます。
短パン・牛マン・カーン @prprgrgr749010
以上で説明を終わります。私はとある学派の末席に属するものでまだ不勉強ですが応えられる質問にはお答えしたいと思います。では。

コメント

棒人間ひろ @bouninng 2014年2月2日
まとめを更新しました。
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