140205 岩上安身による柳澤協二氏インタビュー 実況ツイート

岩上安身 @iwakamiyasumi

連投26RT@IWJ_ch1 26.柳澤氏「安倍さんを支持する方にとって、靖国参拝は一つのシンボルでした。そこで安倍さんは靖国に行ったのですが、米国と公明党が怒った。安倍さんが安倍カラーを出そうとすればするほど支援者であるはずの米国と公明党とこじれるという構造的矛盾を抱えている」

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連投27RT@IWJ_ch1 27.柳澤氏「秘密保護法にしろアベノミクスにしろ、あくまで国内の問題をやってきた。しかしこれからは、TPPや集団的自衛権など、相手国とのやり取りが必要な局面になってきます。ここからが安倍政権の正念場だと言えるでしょう」

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連投28RT@IWJ_ch1 28.岩上「名護市長選では、公明党は自主投票になりました。今回の都知事選では、公明党は舛添さんを応援していますが、支持母体である創価学会は、脱原発の候補を応援するような広告を打っています」。柳澤氏「こういう流れを自民党の側がどこまで受け入れられるか」

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連投29RT@IWJ_ch1 29.柳澤氏「安倍さんは最終的には公明党を切るつもりだろうと思います。維新がいるからいいや、と。しかし構造的矛盾を抱えている限りは、いつか『安倍包囲網』ということになっていくのではないでしょうか」

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連投30RT@IWJ_ch1 30.岩上「安倍さんは舛添さんの応援に行きましたが、自民党の支持者からは、『なぜ自民党は田母神さんを応援しないのか』という声が上がっています」。柳澤氏「安倍政権は論理的に突き詰めると公明党を切るかもしれない。その時が、安倍政権の終わりの始まりです」

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連投31RT@IWJ_ch1 31.柳澤氏「安倍政権と歴代自民党の違いについて、少し歴史を振り返ってみます。自立の放棄と経済優先を掲げた吉田ドクトリンから、形式的対等性の確保を掲げた岸政権の安保改定へ。そして、沖縄返還と基地の集中という交換を行った佐藤政権、という流れです」

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連投32RT@IWJ_ch1 32.柳澤氏「米国の世界戦略の中での防衛戦略を掲げた中曽根政権、そしてリスクを共有する同盟関係を目指したとされる小泉政権へ。歴代自民党政権は、憲法と同盟の両立を図るものでした。しかし安倍さんは、この両立をないがしろにしようとしています」

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連投33RT@IWJ_ch1 33.柳澤氏「鳩山さんと安倍さんは、戦後自民党路線の否定・対米自立という動機において共通していると思います。『夢見るリベラリスト』としての鳩山さんと『夢見るリアリスト』としての安倍さん、ということです」

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連投34RT@IWJ_ch1 34.岩上「小泉さんは経済の面では新自由主義路線を取り、外交面では日米同盟重視でした。その小泉さんが、今回の都知事選で前面に出てきています。小泉さんは安倍さんのことをどう考えているのでしょうか」

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連投35RT@IWJ_ch1 35.柳澤氏「ポピュリズム政権という点では、小泉さんと安倍さんは共通していると思います。しかし小泉さんは、理屈はとにかく何をやらなければいけないかという政治的な勘がするどい方。安倍政権に対するカウンターバランスになり得るのではないかと期待しますけど」

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連投36RT@IWJ_ch1 36.岩上「小泉・細川・小沢のドリームチームで政界再編、という声もあります」。柳澤氏「彼らはもうシニアで、もう一度政治の中心で泥をかぶろう、ということはないでしょう。政治の中心にいることは大変なストレスです。それをもう一度やろうという気持ちはない」

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連投37RT@IWJ_ch1 37.柳澤氏「安倍政権には、米国に対して本当に信頼に足るパイプがない。NSC局長の谷内正太郎さんが動いてますけども。そこで助け舟を出すために、『小泉カード』というものがあるのではないか。息子の進次郎さんもいっらしゃいますし」

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連投38RT@IWJ_ch1 38.岩上「自民党の執行部は進次郎さんにお咎めなしですね。次の展開も読んで、自民党は小泉さんに甘いのでしょうか」。柳澤氏「今の自民党に、小泉さんに真っ向から立ち向かえる人がいないということでしょう。巨大与党で安泰に見えても、ほころびが生じていますね」

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連投39RT@IWJ_ch1 39.柳澤氏「集団的自衛権の議論について。1997年の日米ガイドライン見直しの際、米国から集団的自衛権に関する要求はありませんでした。しかし2000年のアーミテージ・ナイレポートでは、集団的自衛権解禁を求めてききました。英国のような同盟国になれ、と」

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連投40RT@IWJ_ch1 40.柳澤氏「証拠はありませんが、日本側が米国でロビー活動して、アーミテージらにこういうことを書かせたのではないか、と言われています。9.11、アフガン戦争、イラク戦争を経て、2007年の第一次安倍政権で安保法制懇が発足することになります」

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連投41RT@IWJ_ch1 41.岩上「元内閣法制局長官の阪田雅裕さんは、アーミテージらを焚きつけているのは外務省だ、と仰っていました」。柳澤氏「外務省の役人は、おそらく孫崎さんを除いて集団的自衛権行使論者。しかし外交が駄目になって戦争になるわけで、防衛省からすれば迷惑な話」

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連投42RT@IWJ_ch1 42.柳澤氏「今の米国は対テロ戦争からの撤退を掲げています。そうすると『ブーツ・オン・ザグラウンド』という米国のニーズはなくなります。米艦護衛については、日本有事なら個別的自衛権で対処可能ですし、平時なら武器等防護ということで、事件として対応可能」

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連投43RT@IWJ_ch1 43.柳澤氏「米国に向かうミサイルは北極付近を飛ぶので、物理的に不可能です。グアムを狙うということなら、これはもう日本有事です。ホルムズ海峡の掃海については、イランの戦闘能力の殲滅が前提で、これは非現実的です」

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連投44RT@IWJ_ch1 44.柳澤氏「PKOでも、イラク以上の貢献が必要でしょうか。小泉政権の時も、一発の銃弾も撃ちませんでした。そのことに対して胸を張ればいいんです。イラクでは、日本は多国籍軍とは違うということで評価されました。ある種『日本ブランド』になってます」

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連投45RT@IWJ_ch1 45.岩上「外国特派員協会で、北岡伸一さんと柳澤さんは並んで会見されましたね」。柳澤氏「北岡さんの基本は、現在の解釈が間違っているから変える、というもの。その際に自衛隊がどういう局面で命をかけるか、ということには踏み込んでこないんですね」

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連投46RT@IWJ_ch1 46.岩上「日本の側が米国を巻き込もうとしている、ということではないでしょうか」。柳澤氏「集団的自衛権行使論者の主張は、米国だけでは東アジアのバランスが保てないから、日本が米国のような立場を確保しよう、中国の覇権に対抗しよう、というものでしょう」

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連投47RT@IWJ_ch1 47.柳澤氏「日本の実力から言えば、海上自衛隊の艦船の数は冷戦期に比べて減っています。そういう中で、他国を助けている場合なのか、と。」

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連投48RT@IWJ_ch1 48.岩上「米国と中国は『チャイメリカ』というように経済的交流を深めています。にも関わらず、日本は中国を仮想敵国とし、嫌がる米国をそこに引きずりこもうとしているのではないでしょうか」

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連投49RT@IWJ_ch1 49.柳澤氏「『チャイメリカ』はオバマ大統領に固有の路線なのか、それとも現在の米国が構造的に抱えた状況なのか。私は後者だと考えています。オバマが代わっても、この『チャイメリカ』体制は変わらないのではないでしょうか」

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連投50RT@IWJ_ch1 50.柳澤氏「安全保障には三つの選択肢があります。一つは、相手に『攻めても無駄』と思わせる軍事力を持つこと。二つ目は、相手に『攻めるのは損だ』と思わせること。三つ目は『攻める必要がない』という状況を作り出すこと。安倍さんがやっているのは、第一点目だけ