- uchida_kawasaki
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年齢補正その他をちょっとだけ考えてみる。まず、多少とも話を簡単にするため、 24 年度分と 25 年度分だけを比べることを考える。
2014-02-09 20:00:51さて、まずは年齢分布の補正。 75 人のうち 16 歳以上は 36 人。 1 次検査受診 者の 16 歳以上の割合は全体で 11.4%, 24 年度 12.5 、 25 年度 7.3 。
2014-02-09 20:00:57全体の 11.4 は、 2 次検査にいった分が 25 年度はまだ少ないことを考慮す ると過小評価なので、ここでは 24 年度が代表的な年齢分布であるとする。
2014-02-09 20:00:59で、年齢分布は全体と 24 年度で同じとする。 2 次検査未受診の部分を補正 すると 24 年度は 50/826*987=59.7 人。そのうち 16 歳以上が 28.6 、 16 未満が 31.0 。
2014-02-09 20:01:0116 歳以上の 1 次検査受診者は 17416, 未満は 12183 。なので、それぞれで の悪性率は 0.164%, 0.02545%
2014-02-09 20:01:02これを、 16 未満が 87.5% である分布から 92.6% である分布に換算する。 合計が同じ 139239 とすると、 (0.00164*0.074+0.0002545*0.926)*139239=49.7 人。
2014-02-09 20:01:04これを、 24 年度は 50/139239 、 25 年度は 10/49297 ということにして χ 自乗検定につっこんでみると、 2.794 で p 値 0.095 。
2014-02-09 20:01:08これも考慮することを考える。 25 年度の 2 次検査は 24 年度の半年遅れ程度 で進んでいるので、こっちの効果で決まるとする (1 次検査は 1 年違うことを考 慮するより保守的、つまり、 25 年度と 24 年度の差を小さく見積もる方向になる )
2014-02-09 20:01:14半年違うと、要するに 16 歳未満のうちいくらかが 16 歳以上であるのと同 じ効果がでる。これを、単純に、 11-15 歳 (27.3%) の 1/10 が 16 歳以上になる とする。
2014-02-09 20:01:16そうすると、 24 年度と同じ年齢分布になるようにした時の 25 年度の 16 歳以上は、 7.4+27.3/10=10.13% 、さっきと同様に 24 年度の人数を計算すると 55 人、 p 値は 0.048 。
2014-02-09 20:01:18というわけで、年齢補正を若干保守的に行っても、 25 年度分は 24 年分に比べて 5% レベルで有意に少ないようにみえる。
2014-02-09 20:01:20で、 25 年度分は色々保守的な補正しても 24 年分に比べて悪性 ( 疑い含む ) の割合が半分ちょっとにしかならない、ということ。
2014-02-09 20:01:22あ、 10% 程度の差を問題にするなら 1 次検査の結果確定率もいれた検討も必要? これは 25 年度は 73666/88554 なので、もうひとつファクターがはいる。つまり、 25 年度は 10/329*591/73666=1/4100 。
2014-02-09 22:58:08年齢補正をもうちょっと精密にやると結果かなり変わるけど、今のところの保守的補正だと一応有意ではないかもというところ。
2014-02-09 22:58:12資料にあるように「早期に診察が必要と判断した方については優先的に 二次検査を実施」というのがあると、 2 次検査受診率が低い段階では悪性率が 高いめにでるので、 25 年度分は若干本来の値より高いかもしれない。
2014-02-09 22:58:1424 年度分ではこの効果はみえているが、統計的に有意なレベルではない。 が、 25 年度分でこれがあるとするとまあ次回の結果では、、、ということになる。
2014-02-09 22:58:16東京GIGOさんによる福島県第14回「県民健康管理調査」について - Togetterまとめ http://t.co/0RmwRIIEUW
2014-02-09 23:10:14