◆獅子◆ プラウドハーテッド・デス・オブ・ザ・センシ #3後半◆二次創作な◆
- sakatamaki
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(「'ω')「◇晴れた◇ これから連投するツイートは、ツイッター連載翻訳小説「ニンジャスレイヤー」の私的二次創作小説の続きです。 原作の設定諸々を用いますが、原作ストーリーとの関連は一切ありません。あくまで趣味の物としてお楽しみ頂ければ幸いです。 (「'ω')「◇雪だ◇
2014-02-09 10:31:34(「'ω')「◇後半◇ 本日エピソード完結の予定です。本日は3回目の後半を流します。 また、ニンジャスレイヤーアカウント@njslyr の更新が始まった際には、中断することがございます。 (「'ω')「◇だよ◇
2014-02-09 10:32:33(「'ω')「◇思い立つ◇ 拙いアソビではございますが、お楽しみ頂けましたら嬉しく存じます。 また、もし実況頂けるというブッダ同然な方がいらっしゃいましたら、#shishi_nj タグをお使い下さい。 (「'ω')「◇吉日◇
2014-02-09 10:33:43(「'ω')「◇ゴリラは◇ 【 プラウドハーテッド・デス・オブ・ザ・センシ 】 #1 http://t.co/BIhxe0Kbn6 #2 http://t.co/ekiBCgRYR5 #3 http://t.co/HuyWDv7dlx (「'ω')「◇よそですよ◇
2014-02-09 10:35:14「オヌシは誉れも無くただ死ぬがいい……ニンジャ、殺すべし!」ニンジャスレイヤーの殺意が夜気を打つ! 次の瞬間!「ハイヤーッ!」バルジュナトのシャウト!ヒヒィーッ!スルシミは嘶き激しくギャロップすると、ジゴクめいた勢いで走り出した!28
2014-02-09 10:37:52同時にバルジュナトは合成コンポジット短弓に矢をつがえ、ニンジャ膂力の限りに引き絞る!ギャギャギャギャ!ニンジャスレイヤーはアイアンオトメのアクセルを振り絞る!両目はセンコめいて火を灯す!29
2014-02-09 10:41:12ガガッ!ガガッ!ガガッ!ガガッ!スルシミの蹄の音と共にニンジャアドレナリンが異常分泌され、バルジュナトのニンジャ視力が極限にまで高まる!瞳孔が猛禽めいて収縮し、タタミ80枚向こうのニンジャスレイヤーの心臓を、手に届く距離に知覚する!29
2014-02-09 10:44:31ゴアアア!ゴアアアア!アイアンオトメが唸りを上げる!距離タタミ60枚!ニンジャスレイヤーの両腕に赤黒の、超自然の炎が宿る!握りしめたスロットルから全身に縄めいた筋肉が震える! ガガッ!ガガッ!ガガッ!ガガッ!距離タタミ50枚!31
2014-02-09 10:48:44恐るべき速度に達したスルシミの鞍上で、バルジュナトのニンジャ背筋が鬼めいて浮かび上がり…そして!サイバー駿馬スルシミの化物じみた速力!バルジュナトの非凡なニンジャ膂力!そして合金コンポジット短弓の反発力が乗算された、爆発的なカラテが解放される!「オウモノ・ウチ!イヤーッ!」32
2014-02-09 10:51:32バルジュナトの全てを乗せた一矢がニンジャスレイヤーを襲う!ニンジャスレイヤーはそのニンジャ第六感で、過たず発射の瞬間を捉えている!ニンジャ・アドレナリンが異常分泌され、主観時間が泥のように鈍化する!33
2014-02-09 10:54:19「ィイヤァーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」迎撃のツヨイ・スリケンが飛ぶ!2発!4発!8発!12発!赤黒い炎を纏った恐るべきスリケンが12発!リケンが中空に連続着弾する!ガガキィン!ガガキィン!しかし!アナヤ!止まらぬ!オウモノ・ウチが止まらぬ!34
2014-02-09 10:56:30ガガキィン!ガガキィン!12発のツヨイ・スリケンを蹴散らし、オウモノ・ウチが迫る!ニンジャスレイヤーは赤黒い炎を吹く両腕を十字に重ねカラテ防御!着弾!「イィヤアァーーッ!」瞬時の全力カラテ!キュゴウン!オウモノ・ウチは軌道を逸れ、ニンジャスレイヤーの左肩を抉り飛ばし通過した!35
2014-02-09 10:58:46「ヌゥーッ!」オウモノ・ウチを逸らしたニンジャスレイヤーは瞬時に状況判断!タタミ10枚眼前にバルジュナト!ガガッ!ガガッ!蹄の音は間近!両者が接触する!「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーの断頭右チョップ!「イヤーッ!」バルジュナトは左手でこれを受けつつ右手を伸ばす!クミ・ウチ!36
2014-02-09 11:01:05だがニンジャスレイヤーはこれを予測!くぐり抜ける様なチョップ突きを繰り出す!まさかの手負いの左!バルジュナトは仰け反って回避!バルジュナトの首元の装束が引き千切られる!瞬時の攻防!ゴアアア!スルシミとアイアンオトメが交錯する!ニンジャスレイヤーはアイアンオトメの上で垂直跳躍!37
2014-02-09 11:03:35「イヤーッ!イヤーッ!」オリンピック体操選手めいて身を捻り、後方にスリケンを投擲!「イヤーッ!」キューン!「イヤーッ!」キューン!バルジュナトがパルティアン・ショットでこれを撃ち落とす!ガガッ!ガガッ!ガガッ!ガガッ!蹄の音が遠ざかる…!38
2014-02-09 11:06:27ややあって、急ターンして停止!両者は、再びタタミ100枚の距離で向かい合った。ゴウ!瞬時、ニンジャスレイヤーの左肩に赤黒い炎が燃え散る。ナラクの忌まわしき力により、オウモノ・ウチの傷が焼き塞がる。いつの間にか夜空を黒雲が覆い、冷たい重金属酸性雨の気配を伝えてきていた。39、
2014-02-09 11:08:39「見事だ!ニンジャスレイヤー=サン」バルジュナトが鞍壺を叩いて賞賛する。「我がオウモノ・ウチを逸らした者など実際おらなんだ。貴殿は誠に良き敵!今日ここに死するとも悔いなし!」高揚したバルジュナトの声が、風に乗って届いた。40
2014-02-09 11:11:02ニンジャスレイヤーは答えぬ。ニンジャスレイヤーは、あのオウモノ・ウチに貫かれて死ぬつもりなど毛頭無い。死して悔いなしとも思わぬ。血塗られたこの身にインガオホーの瞬間が来るとしても、それは今日ではない。そう信じて戦い抜くのが彼のイクサであった。41
2014-02-09 11:13:34実際、オウモノ・ウチは脅威である。あの恐るべき射法ならば、5kmの距離を隔てて対象を射殺せる。それが必殺の間合いで放たれる。受けも躱しもならぬ。叩き落とすには質量が必要だ。スリケンよりも、ヌンチャクよりも大きな質量が。ニンジャスレイヤーは深く、深くチャドー呼吸した。42
2014-02-09 11:15:59ネオサイタマの夜空は、いまや一面の曇天である。古事記の寓話めいて風が雲を、雲が雨を呼ぶ。無慈悲な重金属酸性雨が無人のネオサイタマ42号線を濡らし始める。遥かな高みから雷神のタイコが轟く。それと呼応するようなバルジュナトのカラテの高まりが、タタミ100枚の彼方から伝わってきた。43
2014-02-09 11:18:44「イクサの喜びを噛みしめているか、ニンジャスレイヤー=サン?貴殿の様なセンシを葬るのは惜しいことだが、またとない誉れでもある。迷わずアノヨへゆけ」「私はイクサに誉れなど感じぬ。オヌシを殺す。ニンジャを殺す。ただそれだけだ」ニンジャスレイヤーの決断的な殺意には僅かな翳りも無い。44
2014-02-09 11:21:50バルジュナトは冷酷なる鷹の目でニンジャスレイヤーを見据えた。「では、いざ」「来い」ニンジャスレイヤーはアイアンオトメのアクセルを握りしめる。不意に強烈な閃光!GRAAM!その時、2人のニンジャが放った発進のカラテ・シャウトは、落雷の轟きと唱和した!45
2014-02-09 11:24:13