The Elder Scrolls V: Skyrim シュトラール放浪譚（9）

いかちゃん @ikachan77_game

残った弓の使い手は、この騒ぎに気づいて一旦持ち場を離れるも、下級吸血鬼を含む２人の吸血鬼の死体は吊り橋の真下で死角となっている為か、下の様子に気づかないまま警戒を解いて戻ってきた。そして、立ち止まった瞬間を逃すことなく射当てると、続けて放った矢で命を奪い取った。 #skyrim

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これで奥へ進めるようになるも、そろそろ今日はここで引き上げることにした。吸血鬼のベッドで寝泊まりした程度では感染しないと分かっていても、「ブラッドレットの玉座」からレイクビュー邸まで、何も無ければ約１時間半で移動できる距離である。それならば温かいベッドを選びたい。 #skyrim

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第四紀201年星霜の月11日の未明、再び「ブラッドレットの玉座」を目指すも、その前に地下室へ足を運んだ。そして砥石を動かし、研磨されたクジャク石を使って碧水晶の弓と、研磨された月長石を使ってエルフのダガーを鍛えてから出発した。 #skyrim

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「ブラッドレットの玉座」へ再潜入すると、アルケイン付呪器と、既に死体となっているカジートを収監した檻のある踊り場から、再びオオカミの鳴き声が聴こえてきた。木造の坂を上ると、錬金器具のある部屋に着き、ここから通路は二手に分かれている。 #skyrim

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右側の通路の奥からはオオカミを、一方、左側の通路の先に下級吸血鬼を見つけると、まずは吸血鬼の背後にそっと迫り、首を掻っ切った。その近くで吊り橋を見つけるも、オオカミをこのまま放置しておくわけにはいかないので、一旦、分かれ道の手前まで戻ることにした。 #skyrim

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錬金器具を設置した部屋へ戻る時、分かれ道の手前からでは気づかなかった格子戸を見つけると、オオカミには気付かれないように近づき、少し難易度の高い鍵を外して中へ忍び入る。すると更に同じく施錠された格子戸がもう一つあり、その隙間から向こう側の様子を覗くことが出来た。 #skyrim

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つまり、ルートは２つあり、１つは分かれ道から右の通路を選択する方法と、もう１つはこの施錠された２つの格子戸を開けて進む方法で、前者は視界も狭く奥の敵情を把握しづらいのに対し、後者は開錠のスキルまたは幾つかのロックピックを必要とする、ということだ。 #skyrim

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奥は寝室のようで、吸血鬼は３人。せめてもの救いは全員がベッドで寝静まっていることだった。それと先程のオオカミが１匹。吸血鬼が目を覚ます前に方を付けるしかない。意を決して格子戸を開けると、まずは、ほぼ正面の吸血鬼に向けて２発の矢を射ち込み、永久的に静まらせた。 #skyrim

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次に、向かってきたオオカミを入口の真ん前で仕留めると、物音に気づいて起き上がろうとする下級吸血鬼に狙いを定め、左の脇腹から射貫いた。そして残る１人に視線を向けたところ、この騒ぎにも関わらず、隅にあるベッドから起きようとする気配は全く無く、辺りは静まり返った。 #skyrim

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不思議に思って、武器を構えたまま近づいてみたところ、それは吸血鬼などではなくブレトンの死体だった。他の吸血鬼と同じような寝姿だった為、見間違えたようだ。これは死霊術用に確保した死体なのだろう。吸血鬼に利用される前で良かった。 #skyrim

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背後から襲われる憂いを絶つと、安心して吊り橋を渡る。橋の上には、昨日仕留めた弓の使い手の死体が横たわっていた。ところが、橋を渡り終えると、またしてもオオカミの遠吠えが聴こえてきた。残響のせいなのか、複数の声が響き渡っているようにも聴こえる。 #skyrim

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恐る恐る忍び寄ってみると、通路は縦格子で行き止まりとなるも、傍には鎖があった。これを引けばすんなりと開けられそうだ。しかし、このまま鎖を引くには勇気を必要とした。何故ならば、幾つかの檻の中で何匹かのオオカミが閉じ込められている光景を、ここからでも視認できるからだ。 #skyrim

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それだけならまだしも、その檻の上で見下ろすように座る者が居た。その佇まいからして、トレジャーハンターのメモにも記されていた吸血鬼の長に違いない。そうなると、その横に付き添っているのは側近だろう。ここまで分り易いと、予言者でなくともこの先の未来を簡単に予測できた。 #skyrim

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鎖を引いて中に入れば、吸血鬼の長は檻からオオカミを解き放って、ショーを楽しむつもりなのだろう。しかし、その思惑にわざわざ付き合う必要はない。鎖を引かなければよいのだ。縦格子の隙間から吸血鬼の長に向かって矢を放つと、予定していた高みの見物から引きずり下ろした。 #skyrim

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椅子から立ち上がった吸血鬼の長へ集中攻撃し、急襲の成功と最期を見届けると、その間にこちらへ迫ってこようとする側近の吸血鬼を続けて射倒した。まだ、オオカミを閉じ込めた檻は開いていないことを確認すると、ようやく鎖を引いて中に入った。 #skyrim

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オオカミは今にも襲い掛かろうとしていたが、檻の中からではどうすることも出来ない。檻の手前から３匹のオオカミを順に射殺すと、戦闘は終結した。周辺には山賊の死体が３体転がっており、その内の１つは灰の山になっていた。 #skyrim

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吸血鬼の長は、集中攻撃を受けている間、全く抵抗できなかったわけではなく、死霊術によって蘇らせた山賊で反撃に転じようとしたものの、蘇生中に絶命してしまった為、死霊術の効果は直ぐに失われ、その場で灰の山となったようだ。 #skyrim

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先程とは別の鎖を見つけて引っ張ると、吸血鬼の長が座っていた場所へ向かう。この椅子が「ブラッドレットの玉座」なのだろう。その傍にあるレバーを操作すると、オオカミを閉じ込めていた檻の縦格子を下ろすことが出来た。さすがにこの急襲でレバーを操作する余裕は無かったようだ。 #skyrim

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吸血鬼の長は、トレジャーハンターのメモに記されていた「鋼鉄のメイス（氷）」を所持していなかったものの、玉座から東の通路を進んだところに置かれた宝箱の中に収納されていた。一緒に「マジカの指輪（優）」（マジカが50ポイント増加）も見つかり、むしろこちらに魅力を感じた。 #skyrim

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宝箱のある部屋から通路を北に進むと、閂を掛けられた木の扉を見つけ、そこから、最初に倒した吸血鬼２人の居た場所へと戻ることが出来た。これで、「ブラッドレットの玉座」の征伐は完了したようだ。正午を少し過ぎた頃に砦を出ると、レイクビュー邸へと引き返した。 #skyrim

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レイクビュー邸で荷物の整理を済ませると、ファルクリースの鍛冶場と宿屋で売買を済ませ、夕方には帰宅する。そして休む暇もなく、第四紀201年星霜の月12日からは、力の源を探しに「ボーンストレウン山脈」を目指すことにした。 #skyrim

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午前中の内には「ダークウォーター・クロッシング」へ到着した。引続き、「エルダーグリーム聖域」へと向かう。すると、「エルダーグリーム聖域」のある丘の向こう側からドラゴンの咆哮が聴こえてきた。それはこれまでに見たことのないドラゴン、フロスト・ドラゴンだった。 #skyrim

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激闘は丘の上で繰り広がり、リディアがフロスト・ドラゴンを引き付けている間に、召喚した炎の精霊の援護を受けつつ、側背から何本もの矢を射ち続けた結果、何とか２０匹目のドラゴンを退治することが出来た。ブラッド・ドラゴンよりも手強く、さすがのリディアも苦戦したようだ。 #skyrim

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「ボーンストレウン山脈」まであと少しのところまで近づくも、さすがに今日は他のドラゴンともう一戦を交える気力は無かった。残りの時間をどうしようかと考えながら、丘の上から辺りを見回していると、鹿を狙っている二人組を見つけた。 #skyrim

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すると、逃げる鹿を追っている途中でスプリガンと遭遇したらしく、戦闘が始まったようだ。そもそも彼等は山賊なのかどうかが判然としないということもあり、そのまま傍観していたところ、その内の１人を見失い、残る１人はスプリガン・スプレーの攻撃を受けて、力尽きてしまった。 #skyrim