10.河童

凄い魔法使い佐藤 @Great_W_Sato

では、と 第十回凄い魔法使い佐藤によるモンスター情報 チキチキ、あゝ人生に涙あり お相手は凄い魔法使い佐藤だ

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今回の相手は～、ある種マイナーであるところのこやつだ、河童 アマツ神社の前くらいにしかおらんからなぁ さて、字から読み解けるようにだ、河童とは～ 川、転じて河に、子供を表す童、こわっぱが！で使ったりする”わっぱ”だな、童 合わせて”かわわっぱ”がなまって”かっぱ”となったわけだ

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そもそも河童とは、だ 妖怪の一種とも言われているが、時に神の使いや、水神そのものとして扱われる事もある 意外と偉いのかもしれないな、河童くんは とは言っても各地に残る文献を読みあさると～、やはり河童くんは悪い奴という記述が多い

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で、外見はだ、皆も知っての通り背中に甲羅をしょっててな 体は鱗で覆われていて、頭には皿がのってるのだ そして腕は指が４本なことのほうが多いな、基本彼らは爬虫類と言う事なんだろう また、面白い身体的特徴としてはだな、両方の腕が体内でつながってるんだよ、彼ら

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つまり彼らの右腕をこうぐいーっとひっぱると～ なんとびよーんとのびるわけだ、しかし実はのびてるわけじゃなくてな なんと左腕は縮んでしまうのだ このままぐいぐいーっと引っ張り続けるとー なんとスポンとぬけてしまうんだな、ちょっと気持ち悪いけどな

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で、そんな河童くんだがな、彼らはなんと相撲が強い 相撲と言うのはだな、円形の闘技場で１対１でやる競技でな 円の外にでたり、足の裏以外が地面に着くと負けなのだ 見た目は少年のようだが、その強さは大人顔負けの強さなのだよ、河童くんは

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で、河童くんに相撲で負けるとだな、尻子玉という物をだな、ある部分から抜かれてしまうのだ これを抜かれてしまうとなんとその人は腑抜けになってしまうのだ、恐ろしいな しかも河童君は狡猾な事にだ、基本的に相撲に誘うのは子供だけなのだ 恐ろしいまでの策士と言えるだろう

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しかしだ、彼らは策を弄するが、その場その場のアドリブは苦手なようでな、相撲の前に丁寧にお辞儀をしてやるとだ、彼らもつられてお辞儀をしてくれるのだ 河童くんの力の源は頭のお皿でな、そこに水をためる事で力を爆発させるんだが～ つまりだ、お辞儀をするとその水が～…と言うわけだな

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頭の皿に水がなくなった河童は子供でも軽く倒せると言われているな 下手するとあの皿が完全に乾くと彼ら死んでしまったりもするのだ、不思議だな

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また意外と彼らは博識でな、昔から悪さはするが、反省もする 各地で悪戯の記録とともに、こらしめて反省させた後のお礼の記録もあるのだ 例えば草刈りをしてくれた、とか、抜けた腕を拾って返したら、ものすご～く効く塗り薬の作り方を教えてくれた、とかな

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これらの事からわかる事はだ 意外と子供っぽいが、義理固く、礼はきちんと返してくれる、と言う事だな 意外と良い奴らなのかもしれないな、河童

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さて、最後にだ、ちょっとした事なんだが～ SUSHIと言う料理にだな、かっぱ巻きと言うのがあると思う あれはな、この河童くんの好物がきゅうりだから、きゅうりをまいたSUSHIはかっぱ巻きと呼んでいるんだな 彼らにとっては名前を勝手に使われているわけだな、著作両が心配だ