「福島第一原発事故にともなう放射線健康不安と 精神的影響の実態および地域住民への支援方策」会議まとめ

2014年2月14日、福島県立医科大学で開催されたイベントに、報告者の一人として参加した、宗教学者 島薗進氏のツイートをまとめました。
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島薗進 @Shimazono

本日13時よりの「福島第一原発事故にともなう放射線健康不安と 精神的影響の実態および地域住民への支援方策」@福島医大 http://t.co/EkXUVgVW4O 参加のため新幹線内で待機中。この列車は一番に出発のはず。間に合いますように。

2014-02-15 08:34:04
島薗進 @Shimazono

福島医大やっとこさ到着。タクシーもたいへんでしたが、運転手さんの機転がきいた。やるみたいです。@YuriHiranuma ええっ、予定通り開催されるんですか?

2014-02-15 12:00:18
島薗進 @Shimazono

「福島第一原発事故にともなう放射線健康不安と 精神的影響の実態および地域住民への支援方策」@福島医大 http://t.co/EkXUVgVW4O … 始まりました。聴衆、少しいます。よく来て下さいました。川上教授、安村教授、ご挨拶。

2014-02-15 13:17:15
島薗進 @Shimazono

川上教授、フォーラム趣旨説明。放射線への不安、抑うつ感が増えるのではないか?スリーマイル、チェルノブイリ等で分かってきている。これまでの調査で、福祉までは抑うつや不安が増えているようだ。不安、不調の要因はもっと複雑なのではないかという意見もある。

2014-02-15 13:23:57
島薗進 @Shimazono

日本学術会議、春日副会長。日本学術会議の取り組みについて。「福島第一原発事故にともなう放射線健康不安と 精神的影響の実態および地域住民への支援方策」@福島医大 http://t.co/EkXUVgVW4O

2014-02-15 13:26:36
島薗進 @Shimazono

春日副会長。2012年秋より、日本学術会議副会長に選出された。放射能対策の担当副会長を会長から命じられた。たいへん悩んだ。専門家でもない。難しい問題。食品衛生でリスク評価をしてきた経験。一面的ではない取り組みの必要。

2014-02-15 13:32:20
島薗進 @Shimazono

全体をとらえる必要がある。多くの取り組みがなされているのに、ヨコの連携がなされていない。放射能問題についての提言低減をまとめてきた(提言1〜6)。領域横断的な研究が必要ということを強調。

2014-02-15 13:35:18
島薗進 @Shimazono

春日副会長。2011年8月31日、事故調報告書についてのフォーラム。科学者の責任、科学者の議論の透明性の必要などを提示した。2012年6月から新たな分科会。3+4。さらに「原子力利用の将来像についての検討委員会」。委員公募。

2014-02-15 13:39:53
島薗進 @Shimazono

春日副会長。国際的フォーラムも開いてきた。2012年秋、2013年秋。学術会議の構成の中で今回のフォーラムは第2部が中心。第1部、第3部も原発災害に関わる知的活動をしている。社会の役に立ち得ているのか。何が足りないのか。

2014-02-15 13:44:09
島薗進 @Shimazono

不安をすべて一度、受け入れていくことから始める。まずは不安を取り除くべきだという考えもあるが、それだけでは解決しない。不安の大きさ、質的違い。それをよく理解し、そこから何ができるか、討議したい。

2014-02-15 13:45:36
島薗進 @Shimazono

次は島薗、これは実況中継できません。「福島第一原発事故にともなう放射線健康不安と 精神的影響の実態および地域住民への支援方策」@福島医大 http://t.co/EkXUVgVW4O

2014-02-15 14:14:46
島薗進 @Shimazono

矢部博興教授。事故直後の福島の窮状。相双地区の精神科病院がすべて閉じられた。900床。これは本日の論題とずれるが、ここから「なごみ」という新たなこころのケアセンター(出前型)が育ち、注目されている。福島医大心のケアチームがこれと連携。

2014-02-15 14:39:12
島薗進 @Shimazono

矢部博興教授。本題は県民健康管理調査。調査の目的。メンタルヘルスに高いリスク。長期にわたって「見守る」。質問指標。2012年度子どもが63.4%。避難地域ということもあるが高かった。

2014-02-15 14:40:03
島薗進 @Shimazono

矢部博興教授。主訴はさまざま。とくに心配なこととして、怒りや興奮が子どもに向かってしまう。トラウマも高い値が出る。子どもは身体症状、イライラ、投稿拒否、「放射能が感染る」、虐待を恐れる両親。

2014-02-15 14:42:57
島薗進 @Shimazono

矢部博興教授。小さい子の方が問題は大きい。SDQ(子どもの精神健康の値)がとても高い。全体のまとめ。精神的ケアの必要度が高い。支援方法:電話支援、文書支援。登録医師。「ほっと安心手帳」。

2014-02-15 14:43:17
島薗進 @Shimazono

矢部博興教授。医療以外に市町村の保健師との協力。時間があるので、「なごみ」について。9.11後の活動から学んで(マウントサイナイ大学)。出前型支援が大いに力になる。こころのケアセンター。

2014-02-15 14:43:53
島薗進 @Shimazono

矢部博興教授。精神看護の中山先生の活躍。早くからプレイルームなど作った。入院型をアウトリーチ型に変えざるを得なくなった。メンタルクリニックなごみの開設。2012年1月。

2014-02-15 14:45:56
島薗進 @Shimazono

エベリン・ブロメット先生「原子力発電事故がもたらす精神的影響」(伊藤明子医師翻訳)。「精神的影響」を広い意味で考えたい。20−21世紀に放射線や有害物質による災害。

2014-02-15 15:46:31
島薗進 @Shimazono

エベリン・ブロメット先生。原爆、スリーマイル事故。多くの人々の被害を起こす悲劇的災害。emotional consequences。1979−80が研究のきっかけ。有病率が高い。

2014-02-15 15:46:53
島薗進 @Shimazono

エベリン・ブロメット先生。PTSD、Health related anxiety、悲嘆、うつ、依存など。測定。ベースデータがない。対照をもうけてやるのがよいが、それも困難。災害後1年の罹患率は〜20%。

2014-02-15 15:47:15
島薗進 @Shimazono

エベリン・ブロメット先生。ベースラインでの心身影響が分からないと、災害によるものか、前からあったものを観察しているのかをよく考える必要。自然災害より有害物質が長い影響。

2014-02-15 15:47:31
島薗進 @Shimazono

エベリン・ブロメット先生。しかし、これもデータが十分あるわけではない。川上先生の研究。災害物質による恐怖心は大きい要素。なぜ、放射線の恐怖心が根深いのか?情報が分かりづらいということ。

2014-02-15 15:47:50
島薗進 @Shimazono

エベリン・ブロメット先生。3つの事故後にらるパターンが見られる。事故後に出た情報があやしい。信頼できない情報。権威の不信。これについては私はふれない。

2014-02-15 15:48:12
島薗進 @Shimazono

エベリン・ブロメット先生。ただ1つ問題だったのは、とくにチエルノブイリでは、医師が放射線の影響だと患者さんに言ったということがある。市民が言われたことは「大丈夫、でも生涯モニターしましょう」と。

2014-02-15 15:54:12
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