「福島第一原発事故にともなう放射線健康不安と 精神的影響の実態および地域住民への支援方策」会議まとめ

2014年2月14日、福島県立医科大学で開催されたイベントに、報告者の一人として参加した、宗教学者 島薗進氏のツイートをまとめました。
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島薗進 @Shimazono

エベリン・ブロメット先生。受け取った側は、安心感がなくなり、制御できるという感もなくなり、自分は汚染されたと感じてしまう。われわれは噂に影響を受けやすい。

2014-02-15 15:54:37
島薗進 @Shimazono

エベリン・ブロメット先生。スリーマイル、チエルノブイリから学んだこと。スリーマイルは被曝は少なかったのだが、ピッツバーク大学で教えていた。自分の人生でもっとも怖いことだった。

2014-02-15 15:55:07
島薗進 @Shimazono

エベリン・ブロメット先生。15マイル圏の住民の半分が避難した。当時のカーター大統領の委員会、放射線健康影響は小さいが、メンタル影響が大きいだろう。

2014-02-15 15:55:34
島薗進 @Shimazono

エベリン・ブロメット先生。いろんな噂が流れた。原発反対運動の人たちは被害が大きいだろうと訴えた。私自身も何を信じていいかわからなかった。科学者、当局者、矛盾することを言っていた。

2014-02-15 15:56:03
島薗進 @Shimazono

エベリン・ブロメット先生。調査中、裁判を起こされるのではないか恐怖心をもっていた。スリーマイルの母たちが他の地域の人に対してうつ・不安が高かった。それが後まで下がらなかった。

2014-02-15 15:56:26
島薗進 @Shimazono

エベリン・ブロメット先生。もう1つの驚き。10年後に及んでも42%の母親が健康が悪影響を受けたと信じていた。62%の母が子どもが健康影響を受けたと信じていた。

2014-02-15 15:56:45
島薗進 @Shimazono

エベリン・ブロメット先生。この相関はときとともに高くなった。7年後にチエルノブイリが起こった。35万人が避難せざるをえなかった。

2014-02-15 15:57:03
島薗進 @Shimazono

エベリン・ブロメット先生。その後、作業員の健康障害、子どもの甲状腺がんが見えてきている。人口から見ると割合は少ない。 スリーマイルとチエルノブイリの類似。解決策の欠如。

2014-02-15 15:58:15
島薗進 @Shimazono

エベリン・ブロメット先生。私たちの研究。精神面の健康という面での研究がなされていない地域。ソ連では政治犯が精神病院に入院させられていた。ソ連の政府のお金は腐敗していたが、有能な協力者を見いだせた。

2014-02-15 15:58:36
島薗進 @Shimazono

エベリン・ブロメット先生。いい研究ができた。母と子ども、対照はクラスメイト。精神面、身体面。11才の子。19年後。避難していた子どもたちはクラスメートと違いがない.

2014-02-15 15:59:08
島薗進 @Shimazono

エベリン・ブロメット先生。違いは子どもが母親から学校から休めと言われることが多かった。避難した子どもたちの母はネガテイブな答えをしがち。PTSDは避難者が2倍。

2014-02-15 15:59:20
島薗進 @Shimazono

エベリン・ブロメット先生。対照群が適切かどうかと批判された。キエフの母親たちはそもそも心配し保守的だった。だが、結果は大きな差があった。母親のリスクの受け止め方。

2014-02-15 15:59:42
島薗進 @Shimazono

エベリン・ブロメット先生。19年後は母自身が体調が悪い、欠勤などが多い。どうして母と子どもが違うのか?甲状腺がんしか影響がないと言われていたのに、どうして

2014-02-15 16:01:09
島薗進 @Shimazono

エベリン・ブロメット先生。母に尋ねると、ない、幾分、あったの選択肢。「ない」は1人もいなかった。教育程度に関わるものではない。risk perception以上に何があるか。

2014-02-15 16:01:27
島薗進 @Shimazono

エベリン・ブロメット先生。ステイグマ。差別など。避難者同士が友達になる傾向。子どもには避難者と結婚してほしくないかという問い。残念な結果。ステイグマとの関わり。

2014-02-15 16:01:48
島薗進 @Shimazono

エベリン・ブロメット先生。リスクの受け止め方が重要。「健康に影響を受けたと思いますか?」が意義ある質問。リスクの受け止め方をどうやって緩和できるのか?

2014-02-15 16:02:04
島薗進 @Shimazono

エベリン・ブロメット先生。災害が起きたときに自然から地域リーダーが出てくる。彼らを引き込む。彼らを交えて対話をする。リスクの受け止め方を知る。正確な情報、危うい情報。

2014-02-15 16:02:21
島薗進 @Shimazono

エベリン・ブロメット先生。ステイグマが重い問題。健康調査の結果を用いてステイグマをはがしていく。世界のどこでも起こっていること。被害にあった人たちは置き去りにされた、忘れられたと思いがち。

2014-02-15 16:02:43
島薗進 @Shimazono

エベリン・ブロメット先生。被災者に参加してもらい、忘れられたという感じを変えていく。彼らの存在が大事なんだと伝えていく。研究をする人が学ぶべきもの。学んで獲得すべきスキル。

2014-02-15 16:03:13
島薗進 @Shimazono

エベリン・ブロメット先生。逸話。チエルノの調査の際、協力してくれた市民に研究の結果の知見はまず皆さんに伝えますと言った。キエフで一週間過ごした。皆の前で話すのが怖かった。

2014-02-15 16:03:30
島薗進 @Shimazono

エベリン・ブロメット先生。「問題がない」というのは恐れていた。2時間話した。たくさんの質問があった。誰も立ち上がらなかった。最後にある女性がハグしてくれた。

2014-02-15 16:03:51
島薗進 @Shimazono

エベリン・ブロメット先生。その瞬間、市民皆さんが価値ある人間であると感じてもらえた。安心してもらった。感謝してもらった。だが、私こそが感謝の気持ちでいっぱいだった。

2014-02-15 16:04:06
島薗進 @Shimazono

エベリン・ブロメット先生。福島ではぜひ、このような相互的関係をもってほしい。

2014-02-15 16:04:23
島薗進 @Shimazono

秋山剛先生@NTT東日本関東病院。「福島プロジェクト:放射線ストレスへの心理支援」。1保健師とのフォーカスグループ2行動活性化プログラム。3健康増進プログラム+話し合い、4保健師へのケア(朗読+話し合い)

2014-02-15 16:38:19
島薗進 @Shimazono

秋山剛先生。市町村保健師とのフォーカスグループ。直面した困難、錯綜する情報の中での葛藤。ここについて多くの例があげられた。不安を言える場が必要など。

2014-02-15 16:38:36