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【解説】歴史から見るベートーヴェンの「告別」

まとめました。
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クラシック音楽 bot @musique_bot

【管理人】今回は少し変わった特集をします。ベートーヴェンのピアノソナタ第26番「告別」を歴史の切り口から見て行きましょう。

2014-02-19 09:23:34
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(1) ピアノソナタ第26番「告別」は、ベートーヴェンが自ら題名を付けた数少ない曲の一つです。楽章ごとにも題名があります(第1楽章は「告別」、第2楽章は「不在」、第3楽章は「再会」)。 これは自分の最も親しい友人、弟子、パトロンのルドルフ大公に捧げられました。

2014-02-19 09:23:41
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(2) 「告別」が作曲されたのは1809年のウィーン。このころヨーロッパは混沌とした情勢でした。フランスでは1789年にバスティーユ牢獄襲撃によりフランス革命が勃発、1799年にブリュメールのクーデタによって革命は終わったが、これはフランス国内の問題ではとどまりませんでした。

2014-02-19 09:23:45
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(3) 1791年、王家が脅かされる中、ブルボン家に嫁いだマリーアントワネット(オーストリア、ハプスブルク家)たちを救うためドイツとオーストリアはフランスに脅しをかけます。(ピルニッツ宣言)。しかし1792年、革命政府はオーストリアへ宣戦布告、フランス革命戦争が始まります。

2014-02-19 09:23:53
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(4) 1793年に国王が処刑され、周辺諸国に不安が走ります。その年にオーストリア含む諸王国が第一次対仏大同盟を結成します。 こうしてフランスが敵視される中ナポレオン戦争が勃発、1805年にアウステルリッツ三帝会戦でフランス軍がオーストリア・ロシア連合軍を破ります。

2014-02-19 09:23:58
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(5) 1809年、「告別」が作られた年。4月20日、オーストリアはフランスへ雪辱を果たすため、イギリスと第五次対仏大同盟を結成します。オーストリアはフランス軍の隙をついて侵攻しますが、撃破されます(エックミュールの戦い)。 ナポレオン軍はそのままウィーンへ向かいます。

2014-02-19 09:24:05
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(6) ウィーンにナポレオン侵攻の危機が迫る中、この曲の献呈先のルドルフ大公は皇帝レオポルド2世の末子、身の安全のため地方へ疎開することとなり、ウィーンを発ちました。彼がウィーンを離れたのち、ベートーヴェンはその想いを綴るため、曲の制作を始めました。

2014-02-19 09:24:11
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(7) ルドルフ大公がウィーンを去って9日後、ナポレオン軍はウィーンへ到着、無血入城します。ウィーン周辺での激戦の末、同年7月12日ナポレオン軍はオーストリアに勝利します(ワグラムの戦い)」。 ちなみにベートーヴェンの師ハイドンはこの戦火の中5月31日にウィーンで死去しました。

2014-02-19 09:24:16
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(8) 1809年10月、シェーンブルン和約が締結され、オーストリアはフランスへ莫大な金額の賠償金と広大な領土割譲を行い、ハプスブルク家のマリー・ルイーズがナポレオンへ嫁ぎました。 そんな中、1810年1月にルドルフ大公が帰ってきます。

2014-02-19 09:24:21
クラシック音楽 bot @musique_bot

(9) ベートーヴェンは楽譜に「敬愛なるルドルフ大公殿下御帰還、1810年1月30日」と書き込み、ルドルフ大公に献呈しました。 (写真はルドルフ大公) http://t.co/yU3h1lzWDx

2014-02-19 09:24:29
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(10) 第1楽章「告別」の冒頭3つの和音は馬車の出発の際に鳴らすホルンを表し、その音符の上にはドイツ語で「Lebewohl(告別を意味するあいさつ、"さようなら")」と記されています。 http://t.co/nGYFtVWfhQ

2014-02-19 09:24:32
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(11) 記事の中にはまだ説明不足なこともありますが、ご容赦ください。この記事を通して、ベートーヴェンがどのような情勢の中で生活し、どのような気持ちで作曲したかということに思いを馳せていただければと思います。 http://t.co/topVYBPoH1

2014-02-19 09:24:40
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