- tukishitau
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@tree_frog_o (別作) 白く細い指の 弾くピアノの音 音をかさねてゆく 意味を知らぬ乙女 譜面めくるたびに 風がおこることも いまをかえる仕草 #九つ #三々歌 #詩
2014-03-30 00:14:40@tree_frog_o (別作) 薄の穂のソナタ 柳の葉のピアノ 川面に浮くハノン 鴨の声のフォルテ 丸き石 レガート #九つ #三々歌 #詩
2014-03-30 00:30:32@tree_frog_o (別作) 草の笛を吹いて 夏を呼んでいるの 青い栗の毬や 田んぼを渡る風 鳶の乗る気流に わたしも舞い上がる #九つ #三々歌 #詩
2014-03-30 00:50:09@tree_frog_o (別作) ひとつづつが意味を もっていると知れば 栗の毬も意味を もっているとわかる 必然なるカノン 我に宿るカノン #九つ #三々歌 #詩
2014-03-30 00:55:29@tree_frog_o (別作) 梅雨に打たれ落ちた 青い栗の毬が 草に埋もれてゆく 伸びる夏の草に 実を宿せど朽ちる 青い栗の毬の 微睡みさえ抱き 夏の草は繁る #九つ #三々歌 #詩
2014-03-30 01:05:51@tree_frog_o (別作) Blood moonの夜 やもりのシルエット 窓にひとつありて 我に影をうつす #九つ #三々歌 #詩
2014-04-16 00:30:22@tree_frog_o (別作) 鳴きやまないやもり 木登りするやもり 水を掻くは やもり 細き指のやもり 指の割れたやもり ヘルメットす やもり 団扇あおぐやもり ビロード肌 やもり 火蜥蜴なるやもり ささくれたるやもり #九つ #三々歌 #詩
2014-04-25 22:54:58@tree_frog_o (別作) 夜行性のやもり 声をたてて鳴きぬ 花の蜜と果実 好むやもりおりて すいつく指先の ひろげたるは星座 #九つ #三々歌 #詩
2014-04-25 22:58:26@tree_frog_o (別作) 嶺に花の咲きて 海の月をさぐる 老いし人の頭 巡る盃のいくつ 大いに喜びぬ 天下平和にあり #九つ #三々歌 #詩
2014-05-12 23:50:50@tree_frog_o (別作) 赤き花がひとつ 緑の竹藪に 黒の車輪ころぶ 文字は意味をなさず 風が吹き抜けゆく #九つ #三々歌 #詩
2014-05-13 00:34:10@tree_frog_o (別作) 九つの明かりを 灯す夜がくれば 月は海を照らし 魚は河を跳ねる 盃をやろう君に その手みせるならば 風が吹くいまなら 待っていてもいいが #九つ #三々歌 #詩
2014-05-14 01:05:22@tree_frog_o (別作) 煙り くゆるなかで 髪を結いあげたる 女たちが四人 狭い卓をかこむ 牌の冷えた音と 女の溜息と サテンの衣擦れの みちる部屋にgekko #九つ #三々歌 #詩
2014-05-14 01:23:10@tree_frog_o (別作) あんた切って捨てた 決めたのはわたしだ いまとなって悔いる 捨てなきゃよかったと じりじり身を焦がし あんたをまつわたし #九つ #三々歌 #詩
2014-05-15 22:07:17@tree_frog_o (別作) 小指の骨ならべ 牌の塔をたてる 輪廻めぐるごとく 車輪あまた回り 数を数えている 卓のふちの四人 #九つ #三々歌 #詩
2014-05-16 22:29:05@tree_frog_o (別作) 草の原に棄てし 車輪あまた有りて 埋もれるは轍 かつて行きし路を 示す標しるべなくす #九つ #三々歌 #詩
2014-05-16 22:55:07@tree_frog_o (改作) 草の原に棄てし 車輪あまた有りて かつて行きし路を 示す轍見えず 風の吹き過ぎるを 立ち尽くして眺む #九つ #三々歌 #詩
2014-05-17 21:14:45@tree_frog_o (別作) 零と一のやもり ちろりと舌をだす しろい腹をみせて しっぽ切って逃げた #九つ #三々歌 #詩
2014-06-02 23:53:57