続シンポ「福島原発災害後の国民の健康支援のあり方について」
- karitoshi2011
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1続シンポ「福島原発災害後の国民の健康支援のあり方について」日本医師会総合政策研究機構・日本学術会議共催@日本医師会講堂2/22。http://t.co/zgf61IQyyC 私にとっての勘所→ http://t.co/HDTROzcerL 以下諸報告にふれ全体のまとめのつもり
2014-02-26 10:28:02日本医師会総合政策研究機構
http://www.jmari.med.or.jp/
シンポ「福島原発災害後の国民の健康支援のあり方について」
2続シンポ「福島原発災害後の国民の健康支援のあり方について」森口祐一氏の報告は「事故由来 放射性物質 による 影響 の総合的理解と 環境回復に向けた課題」http://t.co/ZGUBfwnudF にそったもの。注目すべき点は、8ページの「生活環境の報告」の記述。
2014-02-26 10:28:22事故由来放射性物質による影響の総合的理解と環境回復に向けた課題
東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻 森口祐一
http://twitdoc.com/upload/y_morigucci/-.pdf
3続シンポ「福島原発災害後の国民の健康支援のあり方について」森口氏は原子力規制委員会の「帰還に向けた安全・安心対策に関する検討チーム」の報告書「帰還に向けた安全・安心対策に関する基本的考え方」(2013年11月)で帰還しない人や自主的に避難した人への配慮が盛り込まれたことを強調。
2014-02-26 10:29:034続シンポ「福島原発災害後の国民の健康支援のあり方について」「国は帰還の選択をするか否に関わらず、個人の選択尊重しなければい」と、また「行政だけでなく学術においも分野横断的取り組み体制は未だ十分とはいえない」と述べている。特定領域の専門家に依存した体制への批判と読める。
2014-02-26 10:29:225続シンポ「福島原発災害後の国民の健康支援…」後藤あや氏(福島医大・公衆衛生)は「科学と地域の架け橋:福島市における育児支援と人材育成」。抄録を引くと「大学と自治体が協働で、震災後の育児支援対策について考え、そして、主たる支援者である保健師の支援を行ってきた経緯について」の報告。
2014-02-26 10:29:536続シンポ「福島原発災害後の国民の健康支援のあり方について」後藤あや氏①リスクと対策、②福島における母親の不安と支援の現状、③科学と地域の架け橋としてのヘルス・リテラシー、の3点にわたる報告。①では、「難解なリスク解釈に直面する親の不安に対応」するための取り組みいついて。
2014-02-26 10:30:197続シンポ「福島原発災害後の国民の健康支援のあり方について」後藤あや氏②では、「母親のメンタルヘルスには、リスク解釈の違いによる人間関係の摩擦が関与して」いること、「育児支援をする保健師は、情報伝達の難しさとコミュニケーション技術の向上の必要性を感じていた」と指摘。
2014-02-26 10:31:358続シンポ「福島原発災害後の国民の健康支援のあり方について」後藤あや氏③では「健康情報を住民により分かりやすく伝えることができる体制づくりを目指して、保健師対象にヘルスリテラシー研修を企画し、一定の成果を得た」と日医総研・学術会議シンポhttp://t.co/tNfk1GRruC
2014-02-26 10:33:209続シンポ「福島原発災害後の国民の健康支援…」後藤あや氏は調査数値を示して2012年になり18ヶ月児健康診査で「育児の自信なし」とする母親が減って事故前に近くなったと。すでに不安が大きい母親は自主避難したためか。他方、家族間での考え方の違いがうつ傾向に反映している可能性があると。
2014-02-26 10:34:3110続シンポ「福島原発災害後の国民の健康支援のあり方について」伊藤和子氏は「『健康に対する権利』の視点からみた、福島原発災害後の政策課題」と題して、国連「健康に対する権利」に関する特別報告者アナンド・グローバー氏の勧告(2013年5月)の背景、その内容、その後の経緯について述べた
2014-02-26 10:35:0711続シンポ「福島原発災害後の国民の健康支援のあり方について」グローバー勧告は多岐にわたるが、福島県医師会の求めているものと共通点が多い。たとえば、子どもの健康調査は甲状腺検査に限らず血液・尿検査などにも広げて行うこと、福島県医限らず広く被災地で検査を行うことなどを求めている。
2014-02-26 10:35:2912続シンポ「福島原発災害後の国民の健康支援のあり方に…」最後の報告は明石真言氏「被ばく医療の現状からみた福島」との題で緊急被曝医療体制が不十分であったとし、「被ばく医療を他の医療、例えば災害医療と切り離して考えるのではなく、医療全体の中に位置づけることが求められている」と結ぶ。
2014-02-26 10:36:0113続シンポ「福島原発災害後の国民の健康支援の…」明石氏(放医研)は「いつでも、どこでも、誰でも最善の医療を受けられる」体制が原則と。「高線量被ばく、内部汚染の診療、治療も最善の医療を提供できる体制」が必要だが、そうはできない状態だったことを認める。相当程度の改善が必要となろう。
2014-02-26 10:37:0614続シンポ「福島原発災害後の国民の健康支援のあり方について」パネルディスカッションでは、森口氏、木田氏、島薗、後藤氏、伊藤氏、明石氏の報告の間で大きな対立点が生じるということはなく、木田氏が提示した健康支援の改善に向けた提案(私のまとめの7点もほぼ同様)が共通理解となる方向。
2014-02-26 10:37:2715続シンポ「福島原発災害後の国民の健康支援のあり方について」パネルディスカッションの共同座長である石井正三日本医師会常務理事と春日文子日本学術会議副会長により討議の「取りまとめ」がなされ、後日公表される。また、日英両語で報告書が作成されることが示され閉会となった。(以上)
2014-02-26 10:38:1216続シンポ「福島原発災害後…健康支援…」4の「体制への批判」につき @y_morigucci 氏から「私の意図と違います」との発言。政府側の体制はさておき学者間の分野横断的な自発的交流が力になるという点はそれでよいが、政府批判と見たのは私の取り違えとの事。訂正します。
2014-03-01 11:18:08