ヨウジョスレイヤー【ラスト・ロリータ・スタンディング】#3

うぃんこさん @koiflachuchu

「元高校生が園児とユウジョウ？笑わせんな」ソニックブームがヤモトの頬を張った。「ウッ！」「ヨウジョになっちまった奴の生きる道はロリコンヤのヨウジョ以外にねぇんだよ。……私、いや、俺だってそうだった」ソニックブームは震えながらヤモトの髪を放す。目に涙を溜めて！ 46

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「あんたも……？」「嫌なこと思い出しちまった。とにかく、もう少し俺と遊んで、飽きたらリー・アラキにでもくれてやるか。お前、シルバニアファミリーだけじゃ終われねえぜ」保母や生徒は皆、避難訓練待機所に行っている。マッポ？来るわけ無い。食堂は静寂に包まれた。……かのように思われた 47

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「ズルッ！ズルズルッ！ズルズルッ！」 48

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「……あん？」シルバニアファミリーセットを取り出そうとしたソニックブームは手を止めて耳をすませた。「ズルズルッ！ズルズルーッ！」厨房からだ。ということは、愚かにもこのヨウジョ同士の戦闘下で逃げなかった者が一人いたということだ。「ヌヌズルーッ！」 49

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今日の献立は「オスシソバ」と極太ゴシック書きされている。「おいコラ、うるっせーぞこらー！すっぞこ……らー？」ソニックブームは緊張感を削ぐソバすすり音を咎めた。わざとらしいほどにうるさい音である。彼女はまた、ヨウジョ存在を知りつつ逃げない不敵さを不快に思い、警戒した。 50

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ドアが開き、スシ・ソバのドンブリと箸を手に持ったまま、その幼女は蛍光灯の下に姿をさらした。それを目にしたソニックブームは絶句した。ヨウジョだったからだ。それも、赤黒のヨウジョだったからである。赤黒の。 51

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既にスシ・ソバを完食したと思わしきそのヨウジョの顔には、ごはんつぶがついていた。スカートが翻り、ロリコンヤのヨウジョの間で、今となっては一人として知らぬものの無い意匠、悪夢の具現が現れた。禍々しい書体で「幼」「脱」のペイントを施された、おそるべきぱんつが。 52

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「てめぇ……てめぇはヨウジョスレイヤー！てめぇいつからそこに……」ソニックブームは狼狽した。赤黒のヨウジョはドンブリを手に持ったままオジギした。「ドーモ、はじめましてソニックブーム＝チャン。ヨウジョスレイヤーです。おちおち食事も出来んな、この食堂は」「何を……」 53

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「当然、オヌシを脱がしに来た」 54

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【ラスト・ロリータ・スタンディング】#3終わり。#4に続くでしょたぶん

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【今回のﾔﾘﾀｶｯﾀﾀﾞｹｰ】 ・同級生から服を剥ぎ取ろうとして思いとどまるショーコ ・プリキュアオリガミ ・ソニックブーム ・防犯ベル ・ヨイコハマネシナイデネ！ ・マシュマロ系女子 ・ヌヌズルーッ！ ・「当然、オヌシを脱がしに来た」