【横山光輝「三国志」講座06「初陣」】

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座06「初陣」-01】 第6話「初陣（ういじん）」の巻でございます。初期の劉備は戦術面でキレッキレの軍師っぷりを見せてくれますが、その初めての戦であります。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座06「初陣」-02】 幽州の太守、劉焉に謁見を許された劉備。関羽と張飛を連れて謁見の間に入ります。武器を預ける張飛の槍は三人がかりでも支えきれぬほど重く、関羽の剣も普通の倍あります。劉備中心に描くと、関羽・張飛の顔が見きれてしまうくらいのスケールです。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座06「初陣」-03】 劉備が小さいのではなく、関羽と張飛が多きすぎるのですが、三人並んで入ると大人と子どもの関係みたいです。りりしき青年、劉備の後ろに控えるのが屈強な豪傑。劉焉の部下たちも一目置くのがよくわかります。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座06「初陣」-04】 国のために尽くしたいという劉備の申し出を喜ぶ劉焉に対し、関羽は張飛の城兵殺しの罪を許してもらいたいと言います。どさくさに紛れて張飛の罪が帳消しとなりますが、もし張飛を許さないとでも言おうものなら、謁見の間が地獄絵図と化すところでした。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座06「初陣」-05】 劉備たちを歓待する劉焉。手厚いもてなしを受けながら出陣の日を待つ劉備たち。この間、義勇軍の人たちもどこかで待機してたんでしょうねえ。 そして雨の降る日、黄巾賊が大興山に陣を張ったという知らせが届きます。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座06「初陣」-06】 5万の兵と聞いて、劉焉は鄒靖（すうせい）将軍に出陣を命じます。すかさず、劉備も参加させてくれといいます。劉焉は劉備に先陣を切ってくれと頼みます。正規軍よりも義勇軍に先陣を任せるとは…このへん、さらっと非情な劉焉です。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座06「初陣」-07】 腕がなまっていたところだ、と出陣を喜ぶ張飛。こうして劉備は初めての戦に赴きます。 一方、大興山に立てこもる黄巾賊は、官軍来るの方を受けますが、先陣の劉備たちの義勇軍を見て、乞食部隊だと笑い転げます。完全になめてかかりました。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座06「初陣」-08】 戦いを長引かせるべきではないと判断した劉備は、黄巾賊同士の連携が動く前に勝負をつけようと、全軍に突撃を命じます。迎え撃つ黄巾賊の将、程遠志（ていえんし）と副将、鄧茂（とうも）はともに剣の使い手で、自ら迎撃に打って出ます。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座06「初陣」-09】 百姓の寄せ集めとなめてかかったのが運の尽き、張飛、関羽の前では二人共一太刀で真っ二つにされてしまいます。将を討たれた黄巾賊の兵たちはたまらず逃げ出します。それを追いかける超飛はまさに無双乱舞。次々と黄巾賊を血祭りにあげます。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座06「初陣」-10】 関羽と張飛の戦いぶりを見た鄒靖は、この機会を逃してはならぬと、全軍突撃させます。指揮系統がなくなった黄巾賊はすっかり乱れ、あっという間に勝負が決します。黄巾賊の死者1万人、投稿する者数万人、残りは算を乱して逃げちゃいました。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座06「初陣」-11】 こうして劉備にとっては幸先の良い初陣が終わりました。黄巾賊は5万人もの兵がいるのにも関わらず、将と副将以外の指揮系統を持たなかったことが最大の敗因でしょう。人数は多くとも、きちんと運用できるリーダーがいなければただの烏合の衆です。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座06「初陣」-12】 一方、いかに関羽、張飛が強くとも、5万の兵が一気にくれば劉備の義勇軍などあっという間に壊滅してしまいます。その点、敵のトップを早い段階で潰せたことが勝利の因となりました。セオリーどおりに実行できた劉備軍の実力は侮れませんな。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座06「初陣」-13】 以上、第6話「初陣」の巻でした。 来週はお休みしまして、次回は3月18日にお送りする予定です。