これから重要な用件で出かけなきゃならないので、風呂入って身を清めた。 用件が用件だけに浪曲協会Tシャツと相撲Tシャツで悩んだけど、浪曲協会のほうを選ぶ。 朝メシ食べたら出かけるべ。
2014-03-08 08:37:575/25(日) 木馬亭に於いて「港家小柳独演会」を企画した責任者として本日小柳師匠に会いに行ってまいりました。以下のツイートはその報告になります。
2014-03-08 22:20:21港家小柳師匠は1945年、吉田小一若師に入門芸歴69年を誇る大ベテラン。その芸歴に違わぬ腕前はファンを唸らせてきました。当然の如く芸歴を重ねただけご高齢でもあります。
2014-03-08 22:25:06私、その腕前に完全にKOされておるわけですが、「小柳師匠入院」という知らせを聞いて最初に思ったことは、自分の企画よりもなによりもあの珠玉の芸が失われるのではないか?ということでした。それはファンとして絶望に近いものでした。
2014-03-08 22:27:52港家小柳師匠はその長い芸歴の多くを旅回りの仕事をして過ごしてきました。やってくるお客様は浪曲の「通」ばかりではありません。ですから「わかるやつにはわかる」という芸をしていては通用しないのです。初見の客をノックアウトできる芸を磨かなければなりません。それは師匠の身に結実しています。
2014-03-08 22:31:51そもそも小柳師匠のそういう芸をより多くの人に見て欲しい。これこそが企画者としての願いです。ですから、その報を受けたとき、自分の企画を実現させることより先に師匠に万が一があってはならないと考えました。つまり中止をしようと思ったのです。
2014-03-08 22:36:56自分の企画を通すことで体面を守ることをやめたのです。ですから、今日は師匠に「今回の話はやめましょう。まず元気になってください。僕に申し訳ないなんてそんなことは考えないでください。体さえ治ればまた企画しますから。絶対やりますから。」と伝えに行くつもりでした。
2014-03-08 22:40:59そういう覚悟で片道3時間以上かけて師匠の入院先まで行きました。精神状態は悲惨なものです。師匠にお断りを入れるときに却って残念な思いをさせてしまい芸に向かう気が失せるようなことになったらどうしよう…。そればかり考えていました。
2014-03-08 22:45:18なんとか気持ちを奮い立たせて病院まで来ました。ナースステーションで「〇〇さん(本名)に面会に来たんですが…」と言っている後ろをなんか見たことのあるおばあさんが……ん、ってあれ、、師匠!!
2014-03-08 22:47:59心臓付近に水がたまり先週末までICUにいたこと、昨日まで歩くリハビリをしていたことなどを聞いて、現在のちょっと疲れてるかなぁぐらいにしか見えない状態と全く繋がりが見えず動揺する俺。笑う師匠。 なんだこれ?
2014-03-08 22:59:37リハビリの先生はもう自由に歩いていいと言っているそうで、しかも月曜日に退院するとのこと。状態が改善されすぎていてポカーンとする俺、また笑う師匠。 なんだこれ?
2014-03-08 23:02:11念の為、体力に不安はないか根掘り葉掘り聞いてきました。その会話の合間に入れてくる「早く舞台上がりたい」とか「早く東京に行きたい」とか「早く稽古つけてあげなきゃ」とかいう言葉にすっかり確信しました。この人は大丈夫。ぜんぜん強がり言ってない。真実そう思ってる。だからまだまだやれる。
2014-03-08 23:11:40医者のほうはどう言ってるかというと「大事をとって4月は休みなさい」とのこと。師匠は不満げだ。そして枕元に台本が置いてあるのを俺は見逃さなかった。どうもすんごく舞台が恋しいようだ。この人から舞台を奪うなんてできません。損しようがなんだろうが絶対やる。固く誓いました。
2014-03-08 23:17:09師匠には病気のこともあり、宣伝が出遅れたこと、結果集客面で不安があることを告げてそれでも出来る限りのことはしますと約束して病院を出た。空気がウマかった。タバコもうまかった。
2014-03-08 23:20:11