白昼の水域の間 - 七色の妖精王 (2014/03/09)

Twitterロールプレイ創作企画『七色の妖精王』の『話し合い』ログです。
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“赤”フィロメーナ @Red_krwz

「ふむう。妾もわからん」 あっさりと。そんな風に言って、蜂蜜酒を一口。 「何かを成せばいいという訳でもないのであろうな」 もぐもぐとクッキーを咀嚼する。唇の端についた欠片を摘まみ、口の中へ放り込んでから自身も首を傾げ。 「カンタレラは、何が必要だと思うのじゃ?」

2014-03-10 03:00:49
藍_カンタレラ @Navy_poison

相手が話し始めると蜂蜜酒に口をつける、相手の話を興味深そうに静かに聞いて、ふと問われればしばし思案してから口を開く。 「世界でたった一つになる覚悟。」 王になればもう同じものはいなくなる、同族も同族でなくなる、その身に宿る性質も変化するかもしれない。そんな事を思いながらそう答える

2014-03-10 03:22:20
“赤”フィロメーナ @Red_krwz

「唯一。そうさなぁ、唯一になる覚悟は必要かもしれぬ」 ふむ、ふむと頷きながら、蜂蜜酒を舐めて。 「妾は世界を愛する事だと思っておる」 白い歯を見せて笑う。動きに合わせて、薄桃の髪が揺れた。 「人を、妖精を、自然を、丸ごとすべてを愛せねば、始まらん気がしてのう」 クッキーを齧る。→

2014-03-10 03:27:58
“赤”フィロメーナ @Red_krwz

「妾が楽観的なのかもしれぬが、世界を愛せれば、何も心配いらぬ気がするのじゃ!」 足をゆらゆらと揺らす。それに合わせて、赤が翻る。 「此処に来る前に、妾は花園の皆に愛を伝えて来た! 礎になろうとも、王になろうとも。妾は汝らを愛しておるとな」 ぱちりとウィンク。→

2014-03-10 03:30:31
“赤”フィロメーナ @Red_krwz

唇の端に取りきれなかったクッキーの欠片がついたままで、正直、格好は余りついていないに等しい。が、童の見目をしたその妖精は、どこか得意げに。

2014-03-10 03:31:22
藍_カンタレラ @Navy_poison

「愛?」 意味は知っているものの自分とはあまり縁のない言葉に思わず首を傾げて。 「器が広いのだなフィロメーナは、我には全てを愛するなどとは言えぬ、眠らせる事ならできるだろうがな。」 酒が回り身体が火照ってくるのを感じながら気だるげにそう告げて。→

2014-03-10 05:10:52
藍_カンタレラ @Navy_poison

「我に出来るのはただ眠らせることだけ、眠らせ停滞させ癒やしまでの時間を稼ぐ。」 彼女が愛と言う度にひどく心に棘が刺さった、己が血を受けたために未だ目覚めぬあの花の事を思い出し自己嫌悪を混じらせながら愚痴をこぼし。 「我がしたのは同族の行く末を憂うことだけだ。本当に助かるのかとな」

2014-03-10 05:17:00
“赤”フィロメーナ @Red_krwz

「いんや、別に広くなどないぞ?」 もぐもぐむしゃむしゃと遠慮なしにクッキーを貪りながら、フィロメーナは思案する。 「妾は妾が愛せると思ったもの、こと、まぁ何でもいいが。愛せると思わないと愛せんからのう」 蜂蜜酒を舌先で舐める。そうしてから柔く首を傾け、カンタレラを見やり、→

2014-03-10 17:59:13
“赤”フィロメーナ @Red_krwz

「汝も例外では無い。王を選出する儀において、何を異な事をと思うかもしれぬがな」 からと笑う。そうして、彼の言葉に耳を傾けながら、赤をまたたかせた。 「眠り、そうか。でも、汝は愛されておるだろう? つまり、汝もまた同族を愛しておるということであろう?」 菓子と酒を指差す。→

2014-03-10 18:00:58
“赤”フィロメーナ @Red_krwz

「愛した分だけ愛される。汝はようく愛されておるではないか」 自覚のない愛なだけじゃよ、と笑って、またクッキーを一齧り。本当に遠慮なんて無い。 「その憂いすらもまた、心配であり、愛あってこそであろうと、妾は思うのじゃが」 違うかのぅ、と首を傾ける。赤が、藍を真っ直ぐに見据える。

2014-03-10 18:02:34
藍_カンタレラ @Navy_poison

目の前の少女の言葉を噛み砕くように静かに頷きながら聞き、愛した分だけという部分で来る前に同族から渡された籠をもう一度見つめて。 「…お前の言うとおりなのかもしれないな、少なくとも一族の皆は我を少なからず想っていたようだ。」 →

2014-03-10 20:17:47
藍_カンタレラ @Navy_poison

籠の中から焼き菓子を取り出すとそれを齧って、口の中に広がる味を噛み締めて。 「みっともない事を聞かせたな、すまない。」 そう謝罪しながら目の前の赤の少女に頭を下げて。 「…所でフィロメーナは王になったら何を願う。王の力なら大抵の願いは叶うだろう?」

2014-03-10 20:19:40
“赤”フィロメーナ @Red_krwz

「そうじゃろう、そうじゃろうて」 うんうんと、とどこか嬉しげに頷いて。 「別にみっともないなどと云う事はあるまい?」 からからと笑う。気にしていないと言いたげに、片手をひらりと振った。そうして、彼の言葉にはぱちりとまばたきをする。 「願い。――願いか」 ふむ、とひとつ頷き。→

2014-03-11 00:32:18
“赤”フィロメーナ @Red_krwz

「そうさなぁ……ありきたりではあるが、やはり安寧であろうなぁ」 皆が息災に在れる世をと、フィロメーナは微笑む。見目にそぐわぬ、大人びた笑み。 「妾は争いが好きではないのでなぁ、まぁ好きな者もそうはおらんだろうが」 僅かに苦笑を滲ませ。 「平和な世を。皆が笑って暮らせる世を。」→

2014-03-11 00:34:29
“赤”フィロメーナ @Red_krwz

「お互いがお互いを愛せる世を、妾は望む」 そう言って、どこか気恥ずかしそうに笑み、蜂蜜酒をぐいと煽る。唇を舐め、そうしてから藍の双眸を見詰める。 そちらは? と問いたげな視線。

2014-03-11 00:35:38
藍_カンタレラ @Navy_poison

「平和…か」相手の話を聞きながらそう呟き喉を潤すように蜂蜜酒を煽り、相手が話し終えるとその盃に追加を注ごうと瓶を手にとって。「おかわりはいるか?」そう言いながら相手の問いたげな視線の答えを考え「我の願いか…。ただ静寂にありたい、元々こうやって誰かと話すのが得意な質ではないのだ」→

2014-03-11 01:24:42
藍_カンタレラ @Navy_poison

ゆっくりと考えながら言葉を紡ぐ、話すのがあまり慣れていないような仕草で。 「王としての責務は果たそうと思う、だが語らいを求められても我は何を話していいかわからないのだ。」 瓶を持ったままもう片方の手で自分のグラスの蜂蜜酒を煽って。→

2014-03-11 01:29:27
藍_カンタレラ @Navy_poison

「だが一族はそんな私の意を組んでくれる、だから我は一族の者を守りたいと思う。そのためにこの話し合いに来た、終わらせてしまわないために。」 緩慢にそう語り終えるとふうと息をついて。 「赤のは語るのが上手だな、聞いていて何を想っているのかよく伝わってくる。」

2014-03-11 01:31:17
“赤”フィロメーナ @Red_krwz

「貰っても良いかのぅ」 盃を両の手で掲げ、にかりと笑う。人好きのする笑み。 「妾は直情じゃ、とよく言われる。余り深く物を考えない質でのぅ」 前はよくそれを叱られたものじゃ、と付け足して、菓子をまた摘まむ。 「この語らいは、どちらが王たる道へ進むが相応しい、と決めるものだったか」→

2014-03-11 01:39:02
“赤”フィロメーナ @Red_krwz

「礎となるか、道を歩むか。さてさて、難しい話じゃがのう」 こてりと首を傾ければ、藍の双眸を見詰めて。 「汝の想いもようく伝わったぞ」 そう告げて。クッキーを齧る。 「汝の一族もまた、汝を想うておるのが伝わる、優しい味じゃ」 赤く丸い眼を柔和にしならせ、言葉は続く。→

2014-03-11 01:42:45
“赤”フィロメーナ @Red_krwz

「汝が守りたいと想う汝の一族、妾も愛せそうじゃ」 何より菓子がうまいしのぅ! と、笑って。 「藍の、カンタレラ。汝はどうじゃ?」 問う。――つまりは、王という席についた際、己の一族以外を守ろうと思うか、と。

2014-03-11 01:44:05
藍_カンタレラ @Navy_poison

盃を差し出されればそれにおかわりを注ぎ、その後自分の盃にも注いでから瓶をしまって。 「そうだ、定められた時までに答えをださねばならん。どちらかはこの地に残り世界に還る。」 香ばしい香りのするクッキーを合間に食べつつ、辺りの景色を眺めてその眩しさに目を細めて。→

2014-03-11 02:16:32
藍_カンタレラ @Navy_poison

「我は赤のように全てを愛するのは難しい、だがすべての者達の眠りを安らぎのものになるように見守る事ぐらいは出来る。深き眠りの守護は我の仕事だからな。」 眠り、それは全ての生き物の癒しの時であり、心が砕けぬよう整理する時でもある。藍にとって大切なそれを守ると言葉にし。→

2014-03-11 02:20:57
藍_カンタレラ @Navy_poison

「だが赤のが我が一族の眠りの毒まで愛せるのなら、委ねてみるのも悪くはないのかもしれんな。」 癒やすために深き眠りに誘い、そして停滞させる自らの毒。必ずしも良い方向に働くわけではないそれを考えながら蜂蜜酒を煽り。 「赤の一族はどんな者達なのだ?」

2014-03-11 02:23:29
“赤”フィロメーナ @Red_krwz

ありがとう、と笑い掛けて注がれた蜂蜜酒を舐める。甘さに舌鼓を打ちながら、そうさな、と相槌を打って。 「ああ、愛してみせようぞ。フィロメーナの名に誓って」 頷きながら微笑む。問いには目を瞬かせ、ううん、と唸りながら、 「お祭り騒ぎと人間が好きな一族……かのぅ」→

2014-03-11 03:11:33