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白昼の水域の間 - 七色の妖精王 (2014/03/09)

Twitterロールプレイ創作企画『七色の妖精王』の『話し合い』ログです。
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“赤”フィロメーナ @Red_krwz

ちび、と蜂蜜酒を舐めて言葉は続く。 「ああ、悪戯も好きじゃなぁ」 こういうとロクなものではないのう、と呵呵と笑いながらクッキーを齧った。 「妾の一族は、とある人の一族と共存関係に在る。妾たちが力を貸す代わりに、あやつらは花園の加護を受ける」 大昔からの契約なのだ、と笑って。→

2014-03-11 03:13:40
“赤”フィロメーナ @Red_krwz

「妾たちはあやつらを愛し、あやつらもまた、妾たちを慈しむ」 遠い昔の出来事を垣間見るように、目を細めて。 「――そういう一族じゃ」

2014-03-11 03:14:45
藍_カンタレラ @Navy_poison

目の前の少女の語りを興味深そうに盃を揺らしながら聞き続け、人との関係になると珍しそうにその話を聞き「人といい関係を築けているのだな赤の一族は。我の一族は人との仲は悪い。」そう憂うように眉を寄せると蜂蜜酒を一口のみ→

2014-03-11 11:36:11
藍_カンタレラ @Navy_poison

「我の一族が傷ついた大地を眠らせるとそこでは傷が癒えるまで作物が取れなくなる、どうやら人は我らが土地を枯らしたと思っているらしい。」実際は違うのだがな、そう付け足してから言葉を切りクッキーを食べて。「人の言葉で説明しようとしてみたが、なかなか芳しくなくてな。」

2014-03-11 11:38:15
“赤”フィロメーナ @Red_krwz

ふむ、と頷きながら藍の話に耳を傾ける。 「地の眠りとあらば、人にとって決して、短くは無い時間が必要そうだのぅ」 蜂蜜酒を舐めながら、言葉を続ける。 「人は脆く弱い。原因が己らに有ると気付きすらせず、責任を他者に押し付ける事も、ままある。――切ないのぅ」→

2014-03-11 12:07:41
“赤”フィロメーナ @Red_krwz

眉尻を下げ、溜め息を吐いた。 「妾たちを異形だと詰る者も、いない訳では無いのだがのぅ」 遠い目をしながら、陽を反射させる水鏡を眺め、足を揺らす。 「――詰る者以上に、妾たちを愛してくれる者の方が多かった」 嬉しい話じゃ、と小さな声で続けると、赤の双眸は藍に静かに向けられた。→

2014-03-11 12:11:06
“赤”フィロメーナ @Red_krwz

「どうにかしてその誤解、解きたいのぅ」 大地だって疲弊するのだと、恵みを享受するばかりでは成り立たないのだと、教えてやりたい。藍の一族の者たちの顔は知らぬが、愛そうと誓った者たちが誤解を受けたまま、詰られたりするのはとても――ああ、とても、厭だ。→

2014-03-11 12:13:09
“赤”フィロメーナ @Red_krwz

クッキーを齧る。どう説明すれば、その土地の人の子らは理解をするだろうか。悩ましげに眉を寄せ、フィロメーナはうんうんと唸る。両の手で抱えた盃の、中で揺れる蜂蜜酒を見詰めながら。 「妾たちのように、手を取り合う者もある。――理解出来ないという事は恐らく、無いのだから」

2014-03-11 12:15:33
藍_カンタレラ @Navy_poison

「浅い傷でも癒すのに3年はかかる。人に理解されぬのは致し方ないと思う、人には大地の声は聞こえぬからな。」人に恨みはないと告げて、ただ仕方がないのだとそう蜂蜜酒を飲みながら話し。「今は大地を癒している間、人が近づかぬよう近くの村を眠らせている。」→

2014-03-11 14:24:17
藍_カンタレラ @Navy_poison

今滅び行く世界を思い出しながら人を憂い小さな息を吐く、滅びの影響は世界にではじめている不要な争いになっていなければいいと。「わかりあえればいいのだがな、そうすれば互いに傷つけずにすむ。」そういいながら空を見上げ、その眩しさに目を細めているとふと視界が歪み思わず盃に残った酒を溢す。

2014-03-11 14:30:17
“赤”フィロメーナ @Red_krwz

「……? カンタレラ、おい、どうした?」 思わず触れようと手を伸ばし掛け――しかし彼に触れようとした時の事を思い出してすんでのところで手を止め、それでも表情は不安げに。 「酔ったか? 水、ああでもこの水は果たして飲めるかどうか」 眉を寄せ、心配そうに藍を見上げる。

2014-03-11 14:47:08
藍_カンタレラ @Navy_poison

「大丈夫だ、多分ただの貧血だろう。」此処に来る前多量の血を一族の為に流していたことを思い出して、大丈夫だと言うように笑みを浮かべて。「我の血があれば一族はしばらくの間血を流さずにすむからと思ってな、死なぬ程度に置いてきたのだ。」手についた酒を舐めとってからバスケットの中の布で拭う

2014-03-11 14:58:14
“赤”フィロメーナ @Red_krwz

「そうか、いや、しかし……」 心なしか顔色も悪く見える。そうだ、と一言、フィロメーナは伸ばし掛けた手を胸元に引き寄せ、祈りの言霊を唱える。 ぽんっ! と軽やかな音を立てて彼女の手元に現れたそれは、深い赤が美しい、一輪の花。 「癒しが籠った花だ、持っておけば多少はマシであろう」→

2014-03-11 15:03:50
“赤”フィロメーナ @Red_krwz

差し出す。菓子の代わりになるほどのものではないがな、と小さく笑って。揺れる足の動きに合わせて、赤がひらひらと揺蕩う。

2014-03-11 15:04:37
藍_カンタレラ @Navy_poison

「すまんな、話す間ぐらいなら平気だと思ったのだが。」赤い花を受けとる、目の前の彼女のような明るい花を眺めてそれから伝う力を感じればゆっくりと深呼吸して。「これが赤の力か、優しい赤のらしい力だな。」手の中でヒラヒラと揺れる花をじっと見つめる、何かを思案するように黙りこんで。→

2014-03-11 17:45:00
藍_カンタレラ @Navy_poison

そうしてしばらく花を見つめてから顔をあげて目の前の少女をまっすぐ見つめて。「赤の、我の一族の行く末を頼めるか?」意思を決めたように視線を向けるとゆっくりと低い声でそう目の前の相手に告げる。

2014-03-11 17:47:02
“赤”フィロメーナ @Red_krwz

「全く、無理は厳禁じゃぞ? ……しかし、本当に、一族の者を愛しておるのだな」 きっと藍にとって、それは無理でも無茶でも何でもなく、ただ一族の為を想った行為で、その結果なのだろう。そう捉えたフィロメーナはどこか嬉しげに唇を綻ばせた。暫し無言が続く。ゆらと揺れる花弁をじっと見つめ。→

2014-03-11 20:02:35
“赤”フィロメーナ @Red_krwz

――そうして、やおらに切り出された言葉に、驚いたように目を丸くする。ぱちり、ぱちりとまばたきを繰り返して、両の手で持つ盃の縁をなぞる。 良いのか、と訊ねようと、しかし告げる事無く唇を引き結ぶ。そうじゃないだろう、と己に言い聞かせて、深呼吸。そして、強い意志の籠った藍を見詰め、→

2014-03-11 20:02:40
“赤”フィロメーナ @Red_krwz

初めて互いに名乗った時の、明るい花のような笑顔を向けて、“赤”はしかと応えた。 「――赤の、フィロメーナの名に誓って。」 胸の前で拳を合わせ、祈るように礼をする。略式ではあるが、赤の一族に伝わる正式な場での其れ。先程までの童のような無邪気さは無い。見目にそぐわぬ、強い赤の眼。→

2014-03-11 20:02:44
“赤”フィロメーナ @Red_krwz

「汝の頼み、確かに、この胸に。」 語尾が僅かに震える。 「汝の一族を、愛し守ると。誓うぞ、藍のカンタレラ」 しかし眼差しは強い意志を込めたそれ。 継ごう、その意思を。と、口にして。一瞬、迷子の子供のような表情になりかける。――しかしそれも、すぐに振り払って。改めて、藍を見据えた。

2014-03-11 20:02:47
藍_カンタレラ @Navy_poison

相手の礼を見ると、ふらつく体に気合いをいれるように軽く拳を握り、それからゆっくりと立ち上がって「藍の一族の長として、一族の未来をどうか頼む。」深々と頭を下げながらそう告げて、頭をあげると飛びながら相手の目の前に立ち、よく見れば傷跡だらけの自分の手を伸ばしてそっと頭を撫でて。→

2014-03-11 20:47:05
藍_カンタレラ @Navy_poison

「重い荷物を託すことになってすまない、だが赤のなら我の見つけられなかった道を見つけられると信じている。」想いを伝えるように撫でてからそっと手を離して、ピシリピシリと罅の入り始めた空を見上げて。「僅かだがまだ時間はありそうだな。」

2014-03-11 20:50:25
“赤”フィロメーナ @Red_krwz

優しく撫でられれば、照れたように笑み、ふるりと首を振ってカンタレラを見上げる。 「重くなど、重くなどないさ。――否、重かったとしても」 その重さごと愛そう、と。静かに、微笑んで。そうして藍に倣って、罅の入り始めた空に視線を移す。 「そうさなぁ……」 目を細める。惜しむかのように。

2014-03-11 20:57:41
藍_カンタレラ @Navy_poison

ふらりとまた視界が揺れたことに気づき、側の枝に体を預けて。「こんな時でなければゆっくり一晩酒を酌み交わしたい所なんだがな、赤のの話しは新鮮で面白い。」枝に背中を支えられながらそう告げて、ぼんやりと空を見上げながらふと考えて「どうせ世界に還るのなら、もう少し置いてくればよかったな」

2014-03-11 22:00:18
“赤”フィロメーナ @Red_krwz

「妾ももっと、汝の一族の話を、聞きたかった」 ぽつりと、零すように。枝に身体を預けた藍を見て、眦を下げ。 「妾の一族の話も、もっと聞いてほしかったのぅ」 笑う。彼の小さな呟きには、面を伏せ、何か言おうと言葉を探すも、上手い言葉が見当たらず。どこかしょんぼりとした雰囲気を漂わせた。

2014-03-11 22:07:28