座礁艦隊その6 ~キソだキソー!!~
艦これはそれぞれの鎮守府があってそれぞれの艦娘がいるから面白い。巻雲ちゃんだけでも十人十色の巻雲ちゃんがいるのだ。
2014-03-11 23:49:37ジュウコンカッコカリしまくってたらマイアミ方式だったらしく、艦娘がマジになるたびに激痛にのたうつ提督。
2014-03-12 00:59:26人型をしているのに人でないものの、人外部分はよく見える。残りの人らしさを誰かが見なければならない。
2014-03-12 01:45:11艦娘の中身を機械に描く人と生ものに描く人の割合というか、いっそ艦娘の中身の機械割合対生もの割合の分布図を
2014-03-12 01:48:17「わあ! すごい!」 助手席から林立する高層ビル群を見上げて、朧が感激している。外出許可をもらい、高機動車を借りて基地から30分程度の港町に私たちは来ていた。入国は航空機だったため、ここに来るのは初めてだ。運転手は私。秘書艦をやってると諸用で車を回すことも多い。 #座礁艦隊
2014-03-12 20:20:45この街はもともと石油採掘で潤っていたのだけど、深海棲艦の出現によって海底油田が使えなくなり、荒廃してしまった過去がある。そこへ鎮守府の遠征艦隊が定期的に寄港して深海棲艦を撃退したりタンカーの護衛を買って出るようになった結果、再興し大きな都市になった。何十年も前の話だ。 #座礁艦隊
2014-03-12 20:30:11同様の経緯は何もこの街に限ったことじゃない。世界の海運は数多の鎮守府が行っている定番の遠征任務、海上護衛とタンカー護衛で成り立っていた。これらがなければ世界経済は再起不能なほどに潰滅してしまっただろう。 #座礁艦隊
2014-03-12 20:34:37ここは私たち艦娘の尽力によって蘇った、証の一つなのだ。そう思うと、少し誇らしかった。 「叢雲、海だよ!」 そうね。二、三日のはずなのに、なんだかもう懐かしさがこみ上げてくるわ。道路の先に蒼くたゆたう水平線が見えた。 「海岸沿いに市場があるんだって。見に行こうよ」 #座礁艦隊
2014-03-12 20:39:45車を停めて行くと、堤防の内側に沿うように市がずらりと並んでいた。様々な格好をした人々でごった返している。 「ここで何か食べていかない?」 もちろんそのつもり。ふたり並んで歩く。はぐれるといけないから、手をつないで。朧の手はほのかに暖かい。 #座礁艦隊
2014-03-12 20:46:09すぐに私たちは途方に暮れてしまう。言葉が通じないのだ。観光地では英語でOKとガイドブックには書いてあったけれど、どの露店も現地語しか話さない。それではとガイド片手にカタコトで話そうとするも、イントネーションに問題があるのかこれもダメだった。 #座礁艦隊
2014-03-12 21:01:15「うう…どうしてもこの羊のお肉食べたい…」 朧が泣きそうになっている。その時、 「オッ、いたいた。君たちだな? 陸戦の申し子達は!」 と後ろから威勢良く呼びかけられる。見ると、現地の男性用の民族衣装に身をかためた、木曾タイプが腕を組んで立っていた。 #座礁艦隊
2014-03-12 21:07:58