猫山家を取り戻す

なんか残しておかなきゃという気持ちでまとめてしまいました。
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猫山太郎 @nekoyamax

家族は妻、長男(4歳)。仕事はIT関係。 2011年2月22日に柏市に引越。自宅購入後たった1ヶ月の平和な日々。

放射能からの退避移住顛末→http://p.tl/eHMv

静岡市〜東京都区内を新幹線通勤中。
静岡市葵区(自宅:千葉県柏市)
http://itosan.s365.xrea.com

猫山太郎 @nekoyamax

3年前、新居を買って1ヶ月後に震災があって(その時は知らなかったけど)福島第一原発からの放射能に汚染された。汚染が分かった時、最初に頭に浮かんだのは「何でうちだけ?」「何で経堂から引っ越してきちゃったんだろ」だった。

2014-03-21 00:35:56
猫山太郎 @nekoyamax

とにかく色々な本を読んで情報収集した。インターネット上の情報も参考にした。リスク評価が定まっていない状態でいかにリスク管理をするかを必死に考えた。それでも、柏に住む息子は東京都西部に住む子どもたちと比べて明らかにbehindだった。

2014-03-21 00:41:51
猫山太郎 @nekoyamax

言って聞かせられる年齢ではなかった。まだ1歳半で、ようやく駆け足ができるようになって、あちこちをペタペタ触りまくって、その手を口の中に入れるわけだ。そして放射能が溜まりやすい水たまりやドブで遊ぶのを好んだ。

2014-03-21 00:43:22
猫山太郎 @nekoyamax

子どもがしゃがみ込む場所は、0.427μSv/h。ここでドングリを拾ったりしたがる。それを止めさせるのは子どもにとってもストレスだし、親も良心の呵責にさいなまれる。 http://t.co/hct00YbmBx

2014-03-21 00:46:28
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猫山太郎 @nekoyamax

ドブさらいをすると、2.638μSv/hの泥がそこかしこから出てくる。それをそのままにしておくから、子どもが遊んでしまう。しばらく柏で子育てをするのは無理かなあと考えた。 http://t.co/S4V7gxBF4V

2014-03-21 00:49:23
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猫山太郎 @nekoyamax

その場所にいなければ問題ないのだけど、子どもが外遊びをするようになったらどうしたらいいのか、と考えるのが面倒になってきたので、引っ越すことにした。まずは名古屋の実家へ妻子のみを避難させた。

2014-03-21 00:51:19
猫山太郎 @nekoyamax

結局1ヶ月でその生活は破綻して、急遽静岡市内に住居を借りて家族で生活をすることにした。私は都内まで新幹線で通勤することにした。妻は医療資格を持っているので(給料が安いものの)仕事に就いた。

2014-03-21 00:53:02
猫山太郎 @nekoyamax

静岡に引っ越す前の1ヶ月は柏で一人暮らしだった。その時に色々と考えた。原発事故でたくさんの嘘がばれた。シビアアクシデント時に住民を避難させることができなかった。多くのひとたちが被ばくした。事故は起こらない、避難は完璧、放射能は漏れない、これらは全て嘘だった。

2014-03-21 00:57:26
猫山太郎 @nekoyamax

原発を作るときは五重の壁で守られているから放射能は外へ漏れません、と言っておきながら、いざ事故が起きて漏れたら「このくらい漏れてもたいしたことはありません」「直ちに影響はありません」という言い訳に終始した。実際、東葛にも東京都内でも放射能の雨は降った。

2014-03-21 00:59:43
猫山太郎 @nekoyamax

原子炉格納容器の中になきゃならないものが、自分が立っている地面の足下に転がっているわけだ。五感に感じない放射能だから見た目は何も変わらない。分からないのをいいことに、なかったことにしようとする空気が市民の中にもあった。

2014-03-21 01:03:05
猫山太郎 @nekoyamax

原発からの放射能は均等に降り注いだのではなく、柏市を中心として千葉県北西部に特に多く降り注いだ。やっぱり不公平感があった。放射能に対する恐怖ではなく、誰も事故の責任を取らない不誠実さに腹が立った。この土地に住み続けるということは、そんな不誠実さを受け入れることにもなると考えた。

2014-03-21 01:09:35
猫山太郎 @nekoyamax

だからしばらく静岡に住み続けようと考えた。とはいえ、少なからず放射能が降下した地域だ。シンチを持って市内をくまなく踏査し、土壌の測定をし、このくらいならば自分の幼少期と同じくらいの汚染であると確認して納得した。

2014-03-21 01:12:51
猫山太郎 @nekoyamax

幼稚園に入った息子は、あちこちで靴を脱ぎ捨て園庭を走り回る生活。体操服もどろんこ。靴もどろんこ。ああ、やっぱり引っ越して良かったと思った。結局のところ、自分がどこに幸福を感じるか、が大切。静岡市内も汚染が怖いというひともいるだろうからそのひとはもっと西へ逃げたらいい。

2014-03-21 01:15:58
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

放射線によるリスクって、すごく小さなリスクの話をしているんだっていうことは再確認しておきたいな

2014-03-21 00:46:34
猫山太郎 @nekoyamax

「放射線によるリスクって、すごく小さなリスクの話をしているんだっていうことは再確認しておきたいな」QT https://t.co/F0l3QzEvbZ

2014-03-21 01:18:05
猫山太郎 @nekoyamax

私は学者のリスク評価を積極的に取り入れたが、↓みたいなリスク管理は拒んだ。その「すごく小さなリスク」はもともとあったものなのか?誰がそのリスクの責任者なのだ?そして「大きい・小さい」の判断は個人に委ねられるのは当たり前のことだ。

2014-03-21 01:21:43
猫山太郎 @nekoyamax

繰り返すけど、私は学者のリスク評価を素直に受け取っている。その上で自分の子どもにはわずかなものでも、原発由来の放射能リスクには曝露させたくないと考えている。子どもには何ら責任はないのだから。

2014-03-21 01:25:32
猫山太郎 @nekoyamax

科学を身にまとい、リスク管理を押しつけてくる学者には辟易するが、放っておけばいい。その取り巻きなどは存在しないも同然。同時に反原発の活動家が「ありもしない健康被害の恐怖」でお母さんたちをしばきあげている。結局子どもたちが被害者になっているのには変わりがない。

2014-03-21 01:31:51
猫山太郎 @nekoyamax

福島県で見つかっている小児甲状腺がんは、原発事故由来ではありません。スクリーニングによってあぶり出されたものです。本来静かに甲状腺の中で宿主とともにその一生を終えるはずだったものが「検出」されたのです。

2014-03-21 01:35:12
猫山太郎 @nekoyamax

私はこれで一安心。初期被ばくでの(ヨウ素の)影響はないと判断した。あとはどろんこ遊びしても平気な場所で淡々と子どもを育てていくだけ。

2014-03-21 01:37:31
猫山太郎 @nekoyamax

既出ですが、静岡市内の公園の土。セシウム合算で約4Bq/kg。そして自然界にあるK40が285Bq/kg。こうして定量的に見ると、わずかなセシウムであーだこーだ言うのは労力の無駄遣いだなあと考えた次第。 http://t.co/LbhJrXHDoK

2014-03-21 01:42:11
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あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

@kaztsuda @skasuga 関東からの長期自主避難というだけで、かなり大きな心の問題を抱えていることは明らかなんですよね。学生はそこに気づけていない

2014-03-20 12:22:20
猫山太郎 @nekoyamax

もちろん、原発からの放射能が「飛んでくる」ってことが不正であり、おかしいのですけども。その不正であり、かつ、おかしなことを棚上げして「関東からの自主避難者は大きな心の問題を抱えている」とか大学教授に言われたくないわい。

2014-03-21 01:46:33
猫山太郎 @nekoyamax

そういうカテゴライズに一体何の意味があるというのか。慎重な人もいれば、おおざっぱなひともいる。その程度の違いをも心の問題にしてしまうのか。人間が出会って高々70年くらいの放射性セシウムの人体への影響なんてまだ「分かっていない」のだから。

2014-03-21 01:52:38