20140321

1
前へ 1 2 ・・ 48 次へ
☯️青山藍明&トトちゃんとラブちゃんとリズさん @rangming

顎にキスされて、目がさめた。おはよう。昨日、はじめてその快楽を知ったように、貪るようなセックスをした。互いに声がかすれている。ばれるでしょうか。ばれるかも。いいよ、俺は、全然。僕は恥ずかしいです。お願い、奥で動かさないで。余韻が僕を、乱すから。先生、お願い。 #twnovel

2014-03-13 19:15:49
七歩 @naholograph

「痛っ!食べるならキャベツにしなさいよね」タンポポ娘は葉っぱを逆立て怒ります。けれど青虫は知らんぷり。「枯れたら夢が叶わないよ」夢は一等綺麗な綿毛で遠く旅立つこと。広い世界を見てみたい。#twnovel いなくなるくらいなら枯れるがいい。あの日君が目覚めてからずっと。僕はずっと。

2014-03-13 19:28:20
朱優 @shijin_a

春から別々の道を歩く元クラスメイトたちのことを思うと、急に泣きたくなった。否が応にもできてしまう「距離」は、どんな風に僕たちを変えていくのだろう。教室の温度や音、最後の日の涙さえも時間に風化されていってしまうかもしれない。ああ、寂しさに押しつぶされそうだ。#twnovel

2014-03-13 19:28:37
朱優 @shijin_a

寂しいのは僕だけだろうか。ふと、そんな気持ちが浮かんだ。まるで砂時計を逆さにするようにして始まったあの日々は、砂が落ちきってしまえばもう朽ちていくだけなのかもしれない。心細くて握った携帯には、全員が泣き腫らした目で笑った最後のクラス写真が表示されていた。#twnovel

2014-03-13 19:37:05
朱優 @shijin_a

泣くなよ、と君の声がよぎる。時間が経っても距離ができても、ここでの一年間が消えるわけじゃない。俺たちにしか共有できないものもたくさんある。そういうものでこれからも繋がっていけばいいんじゃないの。そんな風に凛として言った君の横顔がどこまでも強かったことを思い出した。#twnovel

2014-03-13 19:44:27
ナコ@文学フリマ東京Q-01 @nakotic

僕は、サーバー。サーバールームにいる。サーバールームにはサーバーが沢山いる。人間はあまり来ないけど、一人だけずっとここにいる人間がいる。たまに歌ったり、突然笑ったりする。人間なのに、サーバールームにいる。人間なのかな。もしかしたら新型のサーバーかもしれない。 #twnovel

2014-03-13 19:47:41
浮世堂 @ukiyo_do

雨の日は必ず叫びながら走る。川の土手を一心不乱に猛然と。雨に負けるか風に負けるか!俺は風の子元気な子。ワオーン! #twnovel まただ。こっちの事などおかまいなしにワンワン鳴きながら河原の土手を走って行く。雨だとテンション上がるんだよなあ、あいつ。ほんと、飼い主のくせしてさ。

2014-03-13 20:24:59
はざまけんじ @FatherMcKengie

#twnovel 君がいない。オフィスにぽっかり空いた君の机。君が作っていた優しく暖かい雰囲気が今はない。冬の寒さに凍えてしまうよ。君がいない。包み込んでくれる様な春のそよ風に似ている君の笑顔。その澄んだ瞳の中で僕はどう映っているの?僕には決して手の届かない君。君は人妻だったね。

2014-03-13 20:31:20
fuu @fuu_twitt

「会社辞めたい」と呟いた。「大丈夫」と返してくる男がいた。プロフィールには55歳。「会社辞めたい」毎日呟いた。「大丈夫」毎日返してきた。ある日呟いた「死にたいです」。次の日、何の前ぶれもなしに父が上京してきた。20年ぶりに私を抱きしめて言った。「大丈夫」 #twnovel

2014-03-13 20:42:42
粉粧楼bot @fenzhanglou_bot

螺旋階段踏み外したように、瞬間に湧き上がった時間は動き出して、躊躇いも恐怖も押し流してゆく、身体そのまま全て相手に倒れ込みたいと、心そのまま全て相手に注ぎ込みたいとの、あらがいがたい欲望。 もう身を任せるしかないと自覚した安心に墜ちてゆく。 #twnovel

2014-03-13 20:46:16
竹田康一郎 @tahtaunwa

#twnovel 人気歌手だった男の末路は寂しいものだった。臨終の床に別れた妻や子供の姿はない。目前が暗くなった。心臓がゆっくり止まった。その時、聞えた拍手の音。アンコールだ。男は、もう1度目を開けた。駆けつけたばかりの子供達の姿が見えた。激しい雨が拍手の様に屋根を叩いていた。

2014-03-13 21:00:59
やすはる@はるみ @SSB0807

「ないしょだよ、あのね、私◯◯君が好きなんだ」恥ずかしそうに頬を赤らめて教えてくれた、あの子の秘密を知ってるのは私だけ。その時痛んだ私の胸の中身を知ってるのも私だけ。 #twnovel

2014-03-13 21:05:42
鈴々@物語る鳥 @re_rhythm

好きなんだ。そんなありふれた告白に、背後から襲われた。耳に馴染んだ声音が鼓膜から脳に滲みて髄液に溶け込み、後頭から脊髄を渡り全身を巡る。いや、身体の仕組みなんて詳しくないから正しいかどうかはわからないが、そんな感じがしたのだ。多分きっと今一番聞きたい言葉だった。 #twnovel

2014-03-13 21:07:53
抜け殻 @loststory021

母の怒声が聞こえる。びりびりと後頭部が思い出したかのように痛んだ。それを誤魔化すようにあげた音量に、鼓膜が悲鳴をあげる。とっくに治ったはずのコブも、腹の打ち身も、痛むはずがないのに。息を吐き出した。夜は長い。 #twnovel

2014-03-13 21:08:23
餡蜜 @y_zuk

少女は悩んでいる。"私の人生は誰が決めるの"少女の母親は、遂に少女に手を出すようになった。少女は母に先刻迄荒く掴まれていた右腕にそっと触れる。青紫の痣ができた右腕が指先に熱を訴える。少女はたどたどしくその痣を撫ぜ、唇を噛み締める。「大人になればいいのね」空に囁く。#twnovel

2014-03-13 21:11:21
やすはる@はるみ @SSB0807

どんな性格であろうと、それをこれ以上治せないのが親なんだろう。養ってもらってる代わりに、子供は親を赦すしかないのだ。「わかってるよ」「私」は言う。「わかりたくないけど」私は「私」を撫でてやった。「君は良くやってるよ」褒めてもらわないとやってられないくらいには。 #twnovel

2014-03-13 21:12:19
穴井秋乃 @AnaiAkino

#twnovel 雨の冷たさにどこか暖かさを感じます。明日はまた冬に戻りそうだけれど、春はすぐそこまで来て居ます。春はすぐそこでスキップして居ます。ちょうど君が今、スキップしたみたいにね。え、どうしてわかるのかって? だって、春雨がスキップしているだろう? #春雨のスキップ

2014-03-13 21:33:34
すわぞ @suwazo

#twnovel お婆様は川のあちら側から嫁いできたのだと聞いた。橋の向こうの隣町のことだとずっと思っていた。しかし考えてみたら隣町に親類はいない。病室で、痩せ細ったお婆様は微笑んで言った。「怖くなんてないよ。やっと里帰りできるんだから」川というのは、三途の川のことだったらしい。

2014-03-13 21:52:30
@7gnb

新規に「ついりみっくす( #twremix )オムニバスついのべ 2014.3.12」をまとめました!http://t.co/BFSSlnVZPe @Haruki_Non @kanebekan @23novel @kazue555 #twnovel

2014-03-13 22:05:40
ページのP @page_no_p

バレンタインデーに旦那がもらってきた義理チョコ。食べていいよと言われ開けてみたら有名店の高級チョコ、しかも真ん中に赤いハート。イラっときたので全部ガリガリ食べてやった。 どうやら私、けっこう旦那のこと好きらしい。ちょっと仮想敵に贈るお返し探しに行ってくる。#twnovel

2014-03-13 22:13:55
ページのP @page_no_p

@page_no_p ホワイトデー前日。帰ってきた俺に妻が立派な箱を差し出す。 「バレンタインデーに頂いた義理チョコのお返し。よく気のつく妻が評判のスイーツを準備しましたよ」なんて小鼻を膨らませて得意げな顔してるから、実は自分で買ったなんてもう言えない。 #twnovel

2014-03-13 22:21:44
おぼろちゃん @oboroose

#twnovel 本を読むのが大好きなんだ、だからぼくは本を書くんだよ、と彼は言った。なぜ、と問い返すと彼は変な顔をする。本を読むのが好きって言ったじゃないか、と。このころの私は自我が薄れていたので、彼の言うことはよく理解できなかった。彼がその後どうなったのか、まだ認識できない。

2014-03-13 22:24:39
鐘辺 完 @kanebekan

あーるーうー日ぃー♪ (もりのーなーかー♪) くまさーんにー♪ (であーぁったー♪) はなさーくもーりーのーみーちー♪ ってお前らコーラスせずに先歌うなや。 #twnovel

2014-03-13 22:24:48
おぼろちゃん @oboroose

#twnovel 切り花向けの短編映画を幾つか撮った。店頭の切り花たちが退屈しないようにという店主の心配りだった。物語は単純で、野に咲く名もない花が自らの努力とあきらめない心によって立派な切り花へと成長する馬鹿話ばかりだった。ホントに馬鹿だったが、切り花にはちょうどいい話だった。

2014-03-13 22:24:53
前へ 1 2 ・・ 48 次へ