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『青年期の発達課題と支援のシナリオ』に読む発達障害者支援のポイント(伊藤絵美さんの読書ツイより)

伊藤絵美さんの読書ツイートを中心にまとめました。発達障害者(主にASD者)支援の大切なポイントが詰まっています。 「小栗正幸先生『青年期の発達課題と支援のシナリオ』読み始めたが、この本素晴らしい。発達障害(主にASD)を持つ高校生以上の人たちの認知や行動の特性がよくわかるし、家庭や学校生活、あるいは仕事場などの自然な文脈において、どのように援助すればよいか、というのが具体的に示されている。」
教育 SST cbt マインドフルネス 発達障害者支援 発達障害
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伊藤絵美 @emiemi14
小栗正幸先生『青年期の発達課題と支援のシナリオ』読み始めたが、この本素晴らしい。発達障害(主にASD)を持つ高校生以上の人たちの認知や行動の特性がよくわかるし、家庭や学校生活、あるいは仕事場などの自然な文脈において、どのように援助すればよいか、というのが具体的に示されている。
伊藤絵美 @emiemi14
小栗先生は法務技官として少年鑑別所、少年院、刑務所等でキャリアを積んだ方らしい。この本には、ご自身の長年の実践を通じて練り上げてきた方法が惜しげもなく披露されている。これは読み進めるのが非常に楽しみだ。

「青年期の発達課題と支援のシナリオ」小栗 正幸 (著)
http://www.amazon.co.jp/dp/4324095361/

受容と共感について
伊藤絵美 @emiemi14
本書で小栗先生が「受容と共感」について書かれている箇所を引用:とても言いにくいことではあるが、私は時間をかけて寄り添っているうちに崩壊してしまった子どもや青年を、嫌というほど見てきた者の一人である。しかも、対象者を崩壊させてしまった責任は誰も取らない。→
伊藤絵美 @emiemi14
→強いて責任を取るとしたら、崩壊したことによって、周囲にとてつもない迷惑をかけてしまったご本人である。これでは、責任を取ったのではなく、取らされていることと同じことだ。(略)ここで私が言いたいことは、他のことならいざ知らず、→
伊藤絵美 @emiemi14
→対象者に決め付けがあるとき、不用意にその言葉を受容してしまうと、対象者はさらに自信を持って自己中心的な決め付けを強めてしまいやすいという一言に尽きる。※引用以上。これは重要な指摘だ。傾聴や受容共感は無条件に「よきこと」ではなく治療的戦略の元で使わなければならないということ。
伊藤絵美 @emiemi14
もちろん治療的戦略とは異なる次元で、相手の話を大切に聴くことはそもそも必要だし、それに対する受容共感的な思いがセラピストの中に自然に湧き上がって来ることはごく自然にある。ただ、その思いを伝えるかどうか、どう伝えるか、についてはやはり治療的戦略が必要。
伊藤絵美 @emiemi14
『青年期の発達課題と支援のシナリオ』当事者の決め付けに対しては受容共感でも反論説諭でもなく「肯定的フィードバック」。たとえば「何もしてほしくない」と言われたら「何もしてほしくないと自分の意見をはっきり言うのは大切なことだよ」。→
伊藤絵美 @emiemi14
→「自分は他の人と違うからダメだ」には「自分と他人の違いが見えてくることはすごいことだよ」。ポイントは発言の言語的内容に反応しないこと。受容共感も反論説諭も内容に直接的に反応しているという意味では同じ。
伊藤絵美 @emiemi14
『青年期の発達課題と支援のシナリオ』。当事者の暴言に対しては正攻法や無視ではなく(無視は消去バーストが怖い)、「また心にもないことを」を壊れたレコードのように繰り返す(ブロークンレコード・テクニック)。それが奏功したら「あなたも分かっているように」と前置きして指導や助言。
メタでほめる
斎藤清二 @SaitoSeiji
勉強になります。私はこのような応答を「メタでほめる」と呼んで、面接において多用しています@emiemi14 →「自分は他の人と違うからダメだ」には「自分と他人の違いが見えてくることはすごいことだよ」。ポイントは発言の言語的内容に反応しないこと。
伊藤絵美 @emiemi14
@SaitoSeiji ありがとうございます。私もまさに「メタ」で応答するイメージを持ちました。「メタでほめる」もイメージしやすく役に立ちそうな表現ですね。覚えておきたいと思います。
伊藤絵美 @emiemi14
そうか、メタ的視点からの包括的理解に基づく受容と共感なら、それはそれだけでたいそう治療的に機能するかも。そういう視点を常に保つ訓練が必要だな。
性の問題 - 性被害
伊藤絵美 @emiemi14
『青年期の発達課題と支援のシナリオ』。発達障害を持つ人の性がどのように困難になっていくのか、という後半の部分は(かなりのページ数が割かれている)極めてわかりやすかった。著者も言うように、性については高校卒業までの学校での特別支援教育が極めて重要だと思われる。
伊藤絵美 @emiemi14
『青年期の発達課題と支援のシナリオ』。女性の性的逸脱の典型的な状態像についての説明が極めてわかりやすかった。発達障害や知的障害を持つ女性はリスクが高いと思われるが、それらの障害を持ってなくても、このような事態は十分に考えられる
伊藤絵美 @emiemi14
→以下引用:(男性による)性的加害行動が巧妙にカモフラージュされていることで、子どもが被害者意識を十分認識できないまま性的被害を受けてしまう。しかも、それに自尊心をくすぐる手練手管や報酬を含めた快体験が随伴する。→
伊藤絵美 @emiemi14
→その結果、快としての受動的な性経験が、他者からの性的誘惑に対するハードルを低めてしまう可能性があること。しかも、快としての受動的な性経験を、自ら積極的に求めてしまうような傾向を活性化させる可能性があること。その先に待っているものは、おそらく男性への性的依存という問題だろう。→
伊藤絵美 @emiemi14
→(略)この無自覚な被害体験がその後の人生に与える影響の大きさは、加害者の強引な手口によって性的被害を自覚せざるを得ない女性のそれとは異なった意味で深刻だと思うがいかがであろうか。→
伊藤絵美 @emiemi14
その性経験がその後の彼女らの人生を変えてしまう可能性がある点では、強引な性的被害であっても強引でない性的被害であっても結果的には全く同じだからである。※引用以上。全く同感。だからこそ性加害に対しては直ちに厳重に対処すべきなのだ。
性の問題 - 性加害
伊藤絵美 @emiemi14
『青年期の発達課題と支援のシナリオ』。著者は性加害について犯罪性が明確なら警察に任せ、そうはいかない場合は学校などしかるべき機関が指導する必要があると述べ、六法全書とメモ用紙を準備して、相手の同意を伴わない性行動はすべて犯罪であることを理解させるという方法を提案している。→
伊藤絵美 @emiemi14
→さらに、加害者に「行為の理由を尋ねることによる言い訳」をさせないことの重要性を強調している。理由を尋ねることで「理由があれば許される」と誤学習される恐れがあるから。「そもそも犯罪行為は理由に関わらずやってはならないことだ」という学習が必要だから。※引用以上。→
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コメント

Cook⚡ @CookDrake 2014年3月22日
まとめを更新しました。
Cook⚡ @CookDrake 2014年3月22日
まとめを更新しました。伊藤さん以外の発言者のツイートのデコ色を緑で統一しました。
Cook⚡ @CookDrake 2014年3月22日
まとめを更新しました。マインドフルネスについての解説文とサイトリンクを最後に付記しました。
Cook⚡ @CookDrake 2014年3月23日
まとめを更新しました。マインドフルネスのエビデンスについて@cbt_testさんのツイートから追加収録を行いました。
Cook⚡ @CookDrake 2014年3月23日
まとめを更新しました。マインドフルネスについての少見出しを少し変更しました。
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