笑いと怒りの対決はまずいのか‐社会運動の｢マーケティング｣

TOKYO DEMOCRACY CREW @TOKYO_DEMOCRACY

怒っている人たちと、余裕の笑顔な人の対比はまずい、世間への見え方が云々、という懸念はわからなくはありません。しかしその人は、今日本の大多数の人が、余裕の笑顔の側にまだいる、とどこかで思い込んでいるのではないでしょうか。過去の日本はそうだったかも知れません。しかし今はもう違います。

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かつて日本の民衆が「笑っていられる余裕な人たち」であった時代もありました。嘘か本当かは置いておいて「一億総中流」という言葉があった時代です。しかしその社会はとうの昔に破壊され、人々は苛立ち、怒りの矛先をどこに向けたらいいのか分からない。ただその怒りだけは、爆発寸前の状態です。

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現代の政治や社会運動は、その民衆の怒りの「取り合い」だと思った方が良いと思います。民衆の怒りの矛先をどちらに向けさせるかです。右派はそれを在日コリアンや中国・韓国に向けさせようとしています。左派は安倍政権に向けさせようとしています。競合関係です。

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世間への見え方が云々、と言う人たちは、きっとマーケティング(的なもの)を気にしているのでしょう。その考え方自体は間違っていません。ただ、そのマーケティングが間違っています。「怒りのマーケット」が既に存在するのです。そこにどちらが訴求し、お買い上げ頂くか。これが勝負です。

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「ヘイトスピーチ」は2013年の流行語大賞になりました。「辞めていいとも」は昨日のtwitterトレンドになりました。これはマーケティングの結果ですよ。

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これは実は重要なテーマだという気がしています。社会運動が獲得すべき民衆が、今どういう状態にあるのか、ということです。昨日の『笑っていいとも』を含めた現代の大衆文化は、一億層中流の平穏無事で安楽な社会をベースに作られてきました。しかしその社会は破壊され、大衆は宙に浮いています。

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「一億総中流」と呼ばれた、いつまでも続くかに見える平穏無事な社会。それが今も変わらず存在していれば、怒りを全面に押し出し、変革を求める運動は、マーケティングができていないということになるでしょう。しかし怒りのマーケットは既に存在します。ヘイトの隆盛がその何よりの証左です。

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スポーツニッポンの記事、素晴らしいですね。プラカードもメインにフィーチャーしています笑。大衆紙は何をピックアップし表現すべきか、よく分かっています。 http://t.co/0EinMU8D0i

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安倍首相「いいとも生出演」の舞台裏で警察とアンチ５０人が一触即発 | 東スポＷeb – 東京スポーツ新聞社 http://t.co/mmk2gQ4dDA 現場に来ていた東スポさんの記事も出ていました。あとはTBSさんでしょうか？

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日刊ゲンダイも来ましたか。反安倍プラカードの展覧会のような写真もありますね笑。 http://t.co/qoVgdINkgS

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時代の中で、人々はある意識のもとで生きています。それはぼんやりとして輪郭がなく、しかしあるベクトルを持ち、確かに存在しているものです。その輪郭を社会の中でどうはっきりさせ、方向付けるか。それをするのが社会運動であると考えています。

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安倍 いいとも 失敗 http://t.co/LJZGpCnJiP キオスクの店頭に並ぶ日刊ゲンダイの見出しは、重要な対抗プロパガンダ装置です。

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