yasukif先生の連投-総合診療の認知度が上がってきたあとに起こりうることなど、海外の歴史も踏まえて
総合診療医や家庭医の認知度があがり、ステイクホルダーがいよいよ様々なバリアーをかけてくる状況になってきたが、これは各国が同じ歴史を経ているので、様々な教訓はあることはある。
2014-03-23 23:27:07本日は特定医療行為と看護師の関係についての、お話もきいたが、たしかに、これじゃ、最初に看護が望んでいたことからだいぶかけはなれている。確かに骨抜きにちかい印象。骨抜きにしたは、やはり医者の団体のもよう・・・http://t.co/UsS13weSYS
2014-03-23 23:29:18特にプライマリ・ケアの領域でいえば、プライマリ・ケアの健康問題あるいは患者、地域住民をパネル化して、問題の特徴によって(病気によってじゃないよ)レイヤー化して、レイヤーごとの最適のプロフェショナルを設定すべき。看護はかなりの種類のレイヤーに主役としてかかわれるはずなんだがなぁ・・
2014-03-23 23:31:51しかし、実は看護の業界も訪問看護は視野にあるが、診療所や外来の看護はまったく視野にないようだ。これも残念。まあ准看の制度と歴史的にプライマリ・ケア外来看護は相即的なところがあるから、とりあげにくいのはわかります。
2014-03-23 23:33:10総合診療や家庭医の認知が各国の歴史と同様、制度的なところからひろがっているが、実はジェネラルな領域が、医学のアカデミーの内部から生み出された歴史をもつ国はないんですよね。市民運動あるいは国家政策なんかから、ジェネラル系専門科がうまれています。最後までそれに抵抗するのは医者です笑
2014-03-23 23:37:08病院の一部門じゃなくて、ほんとに教育研修プログラムつくらねばならないってことになってくるので、おそらく指導医不足が深刻になるのはまちがいない。で、これも世界が経験してきた状況ですね・・・
2014-03-23 23:38:57だから元同僚が、わかくして大学おProfessorになったのは、時代の要請があると思う。プライマリ・ケアの現場でかなりの経験がある人が指導医として大学のFacultyになるのはいいことですし、米国、カナダ、ヨーロッパもそんな仕事を転換をしてFacultyになって発展してきました。
2014-03-23 23:41:17米国の家庭医のレジェンド的な方で、大学に家庭医療のBig departmentを作った方が、大学内の諸勢力とどうおリアって言ったかという話は面白い。概してアカデミーの世界で家庭医療に関しての態度は概ね4パターンあるらしい。
2014-03-23 23:46:061.もともと医療過疎地域をなんとかすべきで、そうした医療を担うのはそのためのトレーニングや価値観が必要という層。強力な味方になってくれる。その方自身も過疎地の出身だったりすることがあると・・・
2014-03-23 23:48:143.そもそも家庭医の仕事をみたこともないし、経験したことがないので、まったくわからない層。知ってもらうことで、一定の支持層となる可能性のある集団・・・
2014-03-23 23:49:574.あと、どんなに説明してもみてもらっても、なにをやっても反対する層がアメリカにも一定層いたとのことです。この層は手のほどこしようがないので、あきらめたそうです・・・笑
2014-03-23 23:51:09あんまりしられてないけど、英国なんかはGP(家庭医)が独自に学会をつくったのはわりあい最近とかなんです。ずっと、内科と外科の学会が反対して、自分たちと一緒にやればいいじゃないかっていことで、独自学会の設立に反対していた歴史がヒジョーに長かったのです・・・
2014-03-23 23:56:16〇〇科をぜんぶやるのが総合診療じゃないです。例えば男性生殖器の健康問題に対応するってことなんで泌尿器科をやるということではないのですがこれがなかなか通じない。医者の医学的枠組みで問題を定義するのではないんですけどね・・・でもこういう見解は世界的にも歴史的にもくりかえしあらわれます
2014-03-24 00:02:31あと、様々な言説で、Lone physician modelが前提になっているのはこまる。これは孤高の医師っていうモデルで、すべての責任は医者にあるっていうモデル。http://t.co/Hpm71y2hTn
2014-03-24 00:05:08「狭く深く」と「広く浅く」の二分法じゃないんだけどなあ。浅くってのはスタンダードっていうか、安全にってことなんだけどね。あとPractice population全体を狭く深くできないからね。要は、プライマリ・ケアやらないんだったら、狭く深くでOk。
2014-03-24 00:09:41@sshiomi @yasukif 総合診療医はオーケストラに例えれば指揮者のようなものだと思っています。指揮者は指揮のスペシャリストですから、各楽器パート(=専門科)が協調しながら、よりスキルを発揮できるような環境構築に寄与してくれると期待したいです。
2014-03-24 00:15:52@sshiomi @yasukif 指揮者ですからオーボエが吹けたり、シンバルを鳴らせたりはしませんが、オーケストラには欠かせない存在です。そこにプライドを感じるか、楽器が弾けない下働きだと引け目を感じるかは働く本人のマインド次第だと思います。
2014-03-24 00:27:29やはり、地域基盤型プライマリ・ケア担当総合診療医、すなわち家庭医のための教育と研究と、その実践形態である家庭医療が、わたくしのライフワークです。生産的な議論をしていきたいですね。それでは、またあした。おやすみなさい。 (¦3[___]
2014-03-24 00:43:51