エイプリルフール企画・黒子の日記覗き見botまとめ
- kagakuro_SSbot
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【20××年12月某日】2回戦も勝った。先輩たちはやっぱり頼りになる。明日は出番があるかもしれないとカントクに言われた。試合の前にまたシュートの練習をしよう。 火神くんが嬉しそうだと、僕も嬉しい。
2014-04-01 11:56:36【モブ視点】 モブ「これ釣りじゃないよね?ネットじゃないもんね?(小声)」 (ドキドキしつつページをめくる)
2014-04-01 11:57:49【20××年12月某日】3回戦も勝ち進んだ。次はいよいよ陽泉とだ。まずはイージスの盾を破らないと。シュート練習も朝軽くしてから行こう。 火神くんとの連繋は、日に日に良くなっている気がする。あくまで気がするだけですが。
2014-04-01 12:00:06【20××年12月某日】今日も勝った。紫原くんの異変に気づけて本当に良かったと思う。諦めなければ必ずチャンスがくるということは、やっぱり本当のことだ。 火神くんは、やっぱり誠凛のエースで、光だ。氷室さんとの仲直りはできなかったみたいだけれど、またきっと話せる機会が来ると励ました。
2014-04-01 12:03:32【20××年12月某日】今日も沢山書きたいことがある。 海常戦に勝った。海常の黄瀬くんは最高のプレイヤーだ。散々苦しめられてでも勝てたのは皆のおかげだ。まさか僕がブザービーターを決めるだなんて。 試合の後、僕の過去の話をした。まとまらなくて長くなってしまったけれど。(続く)
2014-04-01 12:09:12【20××年12月某日】(続き)謝るつもりだった。お願いするつもりだった。だから、火神くんがとっくにチームメイトだろ、って言ってくれた時、心の底から嬉しかった。僕は誠凛に入って本当に良かった。 火神くんとの誓いは必ず叶えたい。明日の試合、僕の全てをぶつけて、みんなで勝とう。
2014-04-01 12:11:38【モブ視点】 モブ「黒子くん……何か涙出そう……。……ん?このページ、下に何か書いてある……?」 (そのページの下部に小さく書かれた文字を読もうと顔を近づける)
2014-04-01 12:14:27【モブ視点】「……何をしているんですか?」唐突に声をかけれて飛び上がる。横を見れば、さっきまでいなかったはずの人がそこにいた。「く、くろこくん!?」「どうも」「いや、あの、いつから」「結構前から」小さく微笑む様に黒子くんが言う。私は冷や汗をかいた。
2014-04-01 12:38:58【モブ視点】「ご、ごめんなさい勝手に読んじゃって……!!」全力で頭を下げ、日記を返す。罪悪感に見舞われながら必死に謝ると、黒子くんは少しだけ笑った。「この日記、全部フィクションって言ったらどうします?」「え?」「返してくださってありがとうございます。忘れてたので取りに来たんです」
2014-04-01 12:48:01【モブ視点】黒子くんは日記を私の手から受け取ると、きびすを返して教室のドアを開けようとした。「ま、待って!」私は思わず呼び止める。「何でしょう?」「さっきの話って、本当?」問いかけに、黒子くんは。「さて、どちらでしょう?」指を唇に当てた。「ご想像にお任せします」
2014-04-01 12:50:03【モブ視点】「くろこー?見つけたのかー?」少し遠くから、聞き覚えのある声がした。「見つけました、すみません。今行きます火神くん」黒子くんは私に向かって小さく会釈すると、教室を出て行った。慌てて追いかければ、仲良く下校する二人。「……ご馳走さまでした」私は呟くしかなかったのだった。
2014-04-01 12:52:52