中学生でも読めるフーコー『性の歴史Ⅰ』(第四章「性的欲望の装置」〈手段〉の部分)

フランスの哲学者ミシェル・フーコーの著作である『性の歴史Ⅰ知への意志』を中学生でも読めるように要約したもパート7です。
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zutabukuro @ClothSack

性に関して体系だって言われたことの増産は個別の多様な場所でおこなわれた戦術的行為であり、その結果生み出されたものも多様でした。その中には、お互いに矛盾するものもあったほどです。ですが、それらの多様で多義的な体系だって言われたことは、戦略のもと統合されていきました。(続く)

2014-04-02 18:28:40
zutabukuro @ClothSack

このような流れが、言説の戦術的多義性の規則なのです。   今までの前提をもとに、法ではなく戦略、禁忌ではなく戦術、主権(誰かが権力を持っている)ではなく力関係から、性と権力について分析するというのがこの研究の手段です。(終わり)

2014-04-02 18:31:36