- okura_mikura
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第二次大戦はどこの軍隊も全体からすれば平時から訓練された職業軍人は少数で、大多数は予備役や徴収された兵隊たちで戦った。だから、一定のコストで一定の能力を備えた人員を養成し、それを使って動かせる体制作りってのは、軍民問わずどこの国でも直面した問題だと思う。
2014-04-01 18:50:22ソ連軍とかもそうだけど、あれは戦前から入念な産業動員計画とインフラを整え、ドクトリンもそれに最適化された上で、慎重なリスク管理があればこそだよな。でもそれはアメリカと違って民需と官需をすばやく使い分けるというような柔軟性ではない。
2014-04-01 19:00:19米軍需産業のすごさを挙げるとしたら、B-25と26かな。こいつは試作機すら作られず図面審査で量産にGOがでて量産の準備を進めながら、細部を煮詰め、量産しちゃうっていう荒業。
2014-04-01 19:07:29戦前の米軍なんて陸海に海兵隊をあわせても20万人いるかどうかだが、1940年に徴兵制が施行され、戦時にはそれを1200万人まで増強しちゃうのぜ。
2014-04-01 19:10:33ラピッドプロトタイピングどころの話じゃない。まぁメーカー側にも以前から暖めていたプランがあったというのもあるが
2014-04-01 19:14:04ソ連軍の動員力ってのは平時から準戦時体制をしくことによって得られる瞬発力の高さなんだよな。でもこれが慢性的な負担となんてソ連崩壊の遠因となってしまった。国も人もずっと臨戦態勢をとって緊張状態を維持し照られるわけじゃないのだ
2014-04-01 19:21:50どんなに修練をつんだ武道家でも敵と向き合えば緊張している。疲労を減らしたり、情報の入力に対して過敏になりすぎないように適度に弛緩しているが、ストレスがかかってる状態であることには変わらない。長く対陣を続ければ当然神経は磨耗する
2014-04-01 19:26:06優れた軍隊てのは優れた兵器を装備してることじゃなく、イマイチな出来のものでも洗練して使いこなせるようになっちゃう軍隊なんじゃないかと米英を見てて思う。そりゃ出来がいいに越したことはないが、十分な開発期間を取れなければ、万全の完成度なんて望むべくもないわけで
2014-04-01 19:30:33ソ連の中央集権体制は帝政ロシアの頃からそうであるし、元を正せば地方の貴族の力を抑えるために宮廷官僚を重用したところから始まる。こいつらも後々貴族化するんだけど、ツァーと対等な貴族ではない
2014-04-01 19:40:43現代ロシア語では貴族はドヴォリャニンというがこれはドヴォール(宮廷)からきてる。歴史的な用語でドヴォールってのがあるがこいつは大公国時代に地方に割拠していた領主たちだ。ロマノフ王家も元を正せばその領主たちのなかの一門閥でしかない
2014-04-01 19:42:51ドヴォリャニンも世襲制であるが、庶民から功績をたてて貴族になれる道もある。レーニンの親父もそういう貴族だ。爺さん代までは農奴
2014-04-01 19:45:41そういう中央集権体制なものだから、地方の自治システムて弱いんだよね。分権的な封建制だと領主が荘園を管理するシステムとかを、自治の基盤にもってたりするけど。ロシアは割と短い期間で拡大した帝国なんで、自治制度の整備もおいつかなかったという面もあるんだろうな。
2014-04-01 19:48:47最初はパニクるだろうけど常態化すればなんのかんので適応するだろう。適応する前にカタがついちゃうかもしれないけど
2014-04-01 19:53:21ソ連の工場疎開は戦前から計画が立てられていて、ドイツが進行を開始した2日後には疎開が始められている。この時スターリンはショックで自室に引きこもって執務どころじゃなかったといわれるが、そんなことはお構いなしに事前の計画通り、戦闘国家ソヴィエトは起動するのだ
2014-04-01 20:14:01