チェルノブイリ原発事故による北部ウクライナ、およびゴメリ州と福島の比較 cyborg012さんのツイートまとめ

チェルノブイリ原発事故の際の北部ウクライナ、ゴメリと被曝量を比較
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cyborg001 @cyborg0012

循環器系疾患。事故前85年は10万人対32人、1997年には10万人対425人、およそ13倍増加した。ウクライナ成人・青年層が10万人対98,363人(1992年)なので、小児集団では循環器系疾患の増大は相対的には僅かである。 http://t.co/jcSjLN9sLN

2014-04-06 01:47:46
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cyborg001 @cyborg0012

ゴメリ地域の子どもで圧倒的に多い疾病が「呼吸器系疾患」である。事故前85年は10万人対760人、1997年には10万人対82,688人、およそ108倍の増加である。ゴメリでは子どもの最大疾病は「呼吸器系疾患」となる。 http://t.co/wjBaUFr6Gy

2014-04-06 01:54:25
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cyborg001 @cyborg0012

感染症。事故前85年は10万人対4,761人、94年にピークを迎え、10万人対13,738人となり、2.8倍の増加を示した。 http://t.co/y47snMHeDv

2014-04-06 01:59:17
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cyborg001 @cyborg0012

先天性奇形。事故前85年は10万人対50人、1997年には10万人対339人となり、およそ8倍の増加を示した。ただし、これはあくまでも報告例であり、中絶により絶命した未報告の奇形児の数は含まれない。 http://t.co/MUfqaHcOxa

2014-04-06 02:04:15
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cyborg001 @cyborg0012

最後に、ゴメリ地域の13疾患すべての集計。事故前1985年は10万人対9,771人、1997年には10万人対124,440人となり、12.7倍の増加である。平均すれば1人当たり1.24の複数疾病を抱えていることになる。 http://t.co/kFFz0P2CHV

2014-04-06 02:10:37
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cyborg001 @cyborg0012

以下は、IPPNW, 2011報告書の拙訳。「ゴメリ州のかなりの割合の子どもが1つ以上の病気を同時に抱えている事実」がデータによって顕著に示されていると総括している。 http://t.co/W0l3Vn27Mg

2014-04-06 02:14:02
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cyborg001 @cyborg0012

以上示した事実に従えば、被曝による健康被害は我々の想像を超えた過酷なものとなりうる。むろん、これらのデータでは「軽い不具合」と「重篤な疾病」が区別されず、同一データ内で集計されている可能性もあり、過度に恐怖心をもつ必要はないかもしれない。

2014-04-06 02:17:10
cyborg001 @cyborg0012

ただし、IPPNW, 2011が依拠するデータは、「同一手法によって継続的に住民を診断した医学者の論文データ」である。チェルノブイリ原発事故前1985年から時系列で見た各々の疾病の増加を見る限り、住民の健康状態やQOLが劇的に悪化している事実は否定できないであろう。

2014-04-06 02:21:15
cyborg001 @cyborg0012

我が国は福島原発事故から4年目を迎える。チェルノブイリの経験を踏まえれば、健康被害が劇的に増大する節目の年である。「一人の個人が一つ以上の病気や不具合を同時に抱え込む」という被曝の過酷な現実を考えれば、こうした過酷な運命に直面した諸個人を社会全体で支え合う必要性が痛感される。

2014-04-06 02:28:09
cyborg001 @cyborg0012

被曝住民の健康調査、移住選択権の付与、生活支援、医療資源の確保、情報公開、今から早急な政策的手当が必要である。この国に残された時間は、もうほとんどない。

2014-04-06 02:37:05

cyborg0012さんより
本文や図の複数個所IPPNW, 2001とあるが、正しくはIPPNW, 2011である。お詫びして訂正致します。
との事です。