140407 岩上安身による赤尾光春氏インタビュー 報告ツイート

岩上安身 @iwakamiyasumi

連投49 RT @IWJ_ch1: 49.赤尾「だけど一部の極右は乗り込んできた。結局、当局は一月後ぐらいに許可し、ユダヤ人がいないときにやった。黒と赤のネオナチみたいな旗を持って無言で行列する。今もどこかの国の新大久保で出てくる」。岩上「在特会ですね」

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連投50 RT @IWJ_ch1: 50.赤尾「現代のウクライナ人とユダヤ人の関係性を見ると、西側に住む政治的なパイプを持っていたり、議員であったりするユダヤ系の人たちがウクライナ極右の露出を嫌うわけですよね。したがってユダヤ教の聖地ウマンのことは厳重に監視してきた」

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連投51 RT @IWJ_ch1: 51.岩上「非常に重要なポイントですよね。ウクライナ西部でネオナチ的なものや排外主義的なものと、ユダヤ人がそこを公地としていたかというのが重なりあうことが説明できる」

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連投52 RT @IWJ_ch1: 52.赤尾「欧米の監視に対する当局のウクライナの行政機関や政府は非常に敏感。反対に極右はそれに敏感でない」。岩上「わざわざそこを挑発しようとしているわけですね」。赤尾「そうです。日本の排外主義がすぐに欧米で問題になるのと構造が似ています」

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連投53 RT @IWJ_ch1: 53.以上で赤尾氏へのインタビュー第1部は終了です。第2部は本日4月8日（火）20:00よりCh1で配信されます→ http://t.co/8YOVEiXDNK ご期待ください！

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第二夜分は、54からスタートです。連投54 RT 54.ただいまより、3月23日（日）に行われた岩上安身による大阪大学助教・赤尾光春氏インタビュー第2夜を実況ツイートします。引き続き赤尾氏に、ウクライナ政変の底流としてある反ユダヤ主義の実像に迫るお話をうかがいます」

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連投55 RT @IWJ_ch1: 55.「ロシアのユダヤ人にとっては暗黒の時代が、ニコライ一世の統治。1825から55年の30年間の圧政。600近い反ユダヤ的な法律が制定され、さらに人さらい同然の徴兵制で兵役にとられていった」

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連投56 RT @IWJ_ch1: 56.赤尾「19世紀の同時期にロシア当局はウクライナ文化を徹底的に弾圧します。当時の内務大臣はウクライナ語などというものは存在しなかったし、存在してないし、これからも存在することはないと断言した」。岩上「相当な弾圧ですね」

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連投58 RT @IWJ_ch1: 58.「ポーランドが独立運動をする時に、ロシア当局が見るユダヤ人観は二つ。ポーランド側に立つ者として危険視するか、あるいはポーランドのロシア化の為に送り込むエージェントとしてか。前者の見方が大勢となり19世紀末の反ユダヤ主義へ繋がる」

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連投59 RT @IWJ_ch1: 59.赤尾「19世紀の末、ポグロム（ユダヤ人虐殺）が起こりますが、その前後に大ロシアの反ユダヤ主義が出る。ウクライナの経済面ではユダヤ人の工場主などが現れて、ほんとうに一握りですが、ブルジョアが出てくる」

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連投60 RT @IWJ_ch1: 60.赤尾「同時に都市問題やプロレタリア化などを伴いながら産業資本主義に反発する社会主義が生まれますが、社会主義者の中にはユダヤ人も多いと見られた。結果、ユダヤ人は資本家でかつ社会主義者であるという矛盾したイメージで捉えられました」

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連投61 RT @IWJ_ch1: 61.「ポグロムが起きる前後の社会主義者ユダヤ人っていのはほとんどいなかったんですね。代わりに、ただナロードニキ、農民のところに行き啓蒙する穏健な改革運動のなかにユダヤ人が結構いた」

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連投62 RT @IWJ_ch1 62.赤尾「とにかく諸悪の根源はユダヤ人。加えてドイツ流の人種的反ユダヤ主義も19世紀頃に輸入される。そこで積もり積もったルサンチマンがユダヤ人に向けられる」。岩上「人種的反ユダヤ主義はナチズム以前の19世紀の時点でドイツにはもう生まれていた」

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連投63 RT @IWJ_ch1: 63.赤尾「1870年代前後あたりからドイツ中心に、人種的に劣等民族があると主張する似非科学的な理論家が出てくる」。岩上「ドイツではアーリア人種を誇る。似たようなことがロシアでも大ロシア主義のショービニズムとして勃興するのですか？」

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連投64 RT @IWJ_ch1: 64.赤尾「ロシアの場合、影響力は一部のインテリに限られました。ウクライナはまだ近代化が遅いので、キリスト殺しのような中世の伝説や血の中傷のデマですね」

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連投65 RT @IWJ_ch1: 65.赤尾「有名なポグロムは1881年に起きますが、実はその前にオデッサでも起きています。オデッサはエカチェリーナ時代に港町として外国人を優遇し、ユダヤ人も優遇しましたが、そのオデッサでポグロムが起きた」

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連投66 RT @IWJ_ch1: 66.赤尾「このポグロムを起こしたのは実はギリシャ人だった。ギリシャ人は穀物商の承認が多かったのですが、ユダヤ人も後から入ってきた」。岩上「両者はライバル関係にあった」。赤尾「1871年に8人が殺され、小規模ながらユダヤ社会に衝撃を与えます」

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連投67 RT @IWJ_ch1: 67.赤尾「当時の親ロシア、ノボロシアの知事は先に暴力を振るったユダヤ人が悪いとした。在特会としばき隊のやりとりに似ていますが、犠牲者はユダヤ人なのに、ユダヤ人が悪者にされる。これが後々繰り返されるパターンになっていきます」

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連投68 RT @IWJ_ch1: 68.赤尾「続いて81年から83、4年までロシア南部の各地でポグロムが起きる。クリミア半島のちょっと上辺り。だからもっぱら今のウクライナ南部ですね。この数年間で50人近くが殺されている」

岩上安身 @iwakamiyasumi

連投69 RT @IWJ_ch1: 69.赤尾「当時、反動勢力のロシア帝政に忠誠を誓うような雑多な階層から黒百人組という黒装束の極右が、不満分子の町人と結託し、ある種の自警団を結成していた。それが勝手にユダヤ人を略奪し、殺した。あるいはレイプをし、財産をめちゃくちゃにする」

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連投70 RT @IWJ_ch1: 70.赤尾「キシニョフで1903年に起きたポグロムでは50人が殺され、この時は国際的な非難の対象になる。トルストイのようなロシアのインテリたちも支援のために動くなど、国際的な救援ネットワークの先駆けと言ってもいい。それだけインパクトがあった」

岩上安身 @iwakamiyasumi

連投71 RT 71.赤尾「この頃から当局はもうユダヤ人を目の敵にし、ポグロムを煽る。一方キシニョフ以降はユダヤ人が自警団を作って反抗。その鎮圧のために、またポグロム紛いのことをする。この時期のポグロムでは、少なくとも2000人から3000人近くが数年間で殺された」

岩上安身 @iwakamiyasumi

連投72 RT 72.岩上「この時代、民衆の自然発生的な暴力だけじゃなくて、組織的な弾圧が加えられる中で、『シオンの長老の議定書』のような偽書が生まれてきます」。赤尾「19世紀末から20世紀初頭にかけて、ポグロムと当局が結託する際に秘密警察が流すデマ本ですね」

岩上安身 @iwakamiyasumi

連投73 RT @IWJ_ch1: 73.赤尾「完全にユダヤ陰謀論のデマ本ですが、特にロシア内戦で白軍が『革命家はみんなユダヤ人だ』という陰謀を広め、自分たちに有利に展開させるためにパンフレットをさんざん作るんですよね。それがやがて西に流れヒットラーが最大限に利用する」

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連投74 RT @IWJ_ch1: 74.赤尾「日本も無関係ではなくて、シベリア出兵で白軍のロシア兵と日本兵が極東で接触し、パンフレットが日本にも伝わる」。岩上「軍人が日本に持ち帰り、昭和初頭に出版されますが、今でも同じようなユダヤ人に対する妄想が広まっています」