ラバト行動計画 ➀

差別、敵意又は暴力の扇動となる国民的、人種的又は宗教的憎悪の唱道の禁止に関するラバト行動計画(国連人権高等弁務官年次報告2013.01.11)  の段落12までを書き出しました。  「ラバト行動計画」の詳細は https://twitter.com/bot25756678/status/456223641630277634 ←コチラを。 続きを読む
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金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

ラバト行動計画とは、2013年1月11日付けで公表された国連人権高等弁務官年次報告、高等弁務官事務所及び事務総長報告の「付録」であり、『国民、人種又は宗教に基づく憎悪煽動の禁止』に関する専門家ワークショップを経て作成されたものです。 http://t.co/dC3puZEzRu

2014-04-16 21:33:31
金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

段落1 ▼~~ 一連の専門家ワークショップを様々な地域で開催した。ワークショップの期間中、参加者たちはそれぞれの地域の状況を考察し、憎悪煽動に対する法的および法律以外の方途による戦略的対応について議論した。 http://t.co/dC3puZEzRu

2014-04-16 21:34:37
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段落2▼~国民、人種または宗教に基づく憎悪の唱道に関して、立法、司法および政策の実施を包括的に評価することであった。この活動は、特に宗教的な諸問題との関連において、表現の自由とヘイトスピーチの関係に焦点をあてた。 http://t.co/dC3puZEzRu

2014-04-16 21:35:24
金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

段落3▼~国際人権諸基準をよりよく履行するうえで、多くの実務的な提言を生むとともに、豊かな情報源を生み出した。2011年の一連のワークショップの豊かな結果を確認するべく ~略~ モロッコのラバトで最終的な専門家ワークショップを~ http://t.co/dC3puZEzRu

2014-04-16 21:36:48
金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

段落4▼~~人種主義、人種差別、外国人嫌悪と関連する不寛容に関する特別報告者、人種差別撤廃委員会のメンバー一名、そして非政府組織「19条」の代表一名が、ラバト・ワークショップに出席した。 http://t.co/dC3puZEzRu

2014-04-16 21:38:16
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段落5▼~それぞれの代表団に政府の専門家を入れるよう促された。国連の関連部署や、基金およびプログラム、関連する国際的および地域的な団体、各国の人権組織、市民社会の諸組織も、オブザーバーとして参加した。 http://t.co/dC3puZEzRu

2014-04-16 21:38:57
金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

段落6▼  以下の結果報告は、ラバト・ワークショップに参加した専門家たちによって合意された結論と勧告を反映するものである。 http://t.co/dC3puZEzRu

2014-04-16 21:39:45
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Ⅱ. 文脈 (Context) 段落7➀▼世界がかつてなく相互に繋がり、様々な社会の構成がより多文化的な性質を持つに従い、世界の様々な地域で近年、憎悪煽動の問題に新たな注意を集めるような多くの出来事があった。 http://t.co/dC3puZEzRu

2014-04-16 21:42:06
金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

段落7➁▼過去数十年の間に世界中で起きた衝突の多くが、様々な度合いにおいて、国民、人種または宗教に基づく憎悪煽動を含んでいたことも、強調されねばならない。 http://t.co/dC3puZEzRu

2014-04-16 21:42:27
金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

段落8➀▼すべての人権は普遍的であり、互いに分離し得ず、相互に依存し、関連している。他の人権との関係における表現の自由に関する議論において、この相互依存はもっとも明らかである。 http://t.co/dC3puZEzRu

2014-04-16 21:43:03
金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

段落8➁▼表現の自由の権利の実現は、様々な視点や観点に発言の機会を与える、活発で多面的な公共的利益に関わる議論を可能にする。 http://t.co/dC3puZEzRu

2014-04-16 21:44:35
金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

段落8➂▼表現の自由の尊重は、国際的な平和と安全を促進する役割と同様に、民主主義と持続可能な人間社会の発展を確かなものとする上で、決定的な役割を果たす。 http://t.co/dC3puZEzRu

2014-04-16 21:44:58
金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

段落9➀▼残念ながら、様々な個人や集団が、その民族的背景や宗教を理由に、様々な形での差別や敵意や暴力に直面してきた。 http://t.co/dC3puZEzRu

2014-04-16 21:45:46
金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

段落9➁▼この点において特筆すべき課題は、人種、民族的背景および宗教の印象操作の否定的な結果を抑え、とくに政治的な目的や選挙の目的のためにしばしば利用される、国民の一体性や国民の同一性の概念の有害な使用を防止することである。 http://t.co/dC3puZEzRu

2014-04-16 21:46:20
金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

段落10➀▼表現の自由と宗教および信条の自由は、お互いに緊張関係にあるとか、あるいは矛盾するとさえ、しばしば主張される。現実には、これらの自由は相互依存および相互強化の関係にある。 http://t.co/dC3puZEzRu

2014-04-16 21:47:13
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段落10➁▼自由な公共的言論が人々の持っている多様な信念の尊重に依存するように、自分の宗教や信条を実践するかどうかの自由は、表現の自由が尊重されていなければ存在し得ない。 http://t.co/dC3puZEzRu

2014-04-16 21:47:58
金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

段落10➂▼同様に、表現の自由は、宗教的な事柄についての建設的な議論が行われ得るような環境を作り出すうえで、不可欠である。 http://t.co/dC3puZEzRu

2014-04-16 21:48:38
金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

段落10④▼実際、開かれた議論における自由で批判的な思考は、宗教の様々な解釈が宗教的信条を支える根源的な価値に忠実であるか、それを歪めるものであるかを検査するための、もっとも確かな方法である。 http://t.co/dC3puZEzRu

2014-04-16 21:49:09
金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

段落11➀▼国際自由権規約第20条に定められた成立要件を満たしている様々な事件の犯人が、起訴されることも処罰されることもないでいることは、憂慮すべきである。 http://t.co/dC3puZEzRu

2014-04-16 21:50:10
金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

段落11➁▼。一方で、マイノリティ集団構成員は、曖昧な国内立法、司法、諸政策の誤用によって事実上迫害されており、このことは他の人々にも委縮効果を生んでいる。 http://t.co/dC3puZEzRu

2014-04-16 21:50:38
金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

段落11➂▼現状、(1)「本当の」憎悪煽動が訴追されずにいる状態と、(2)国内の憎悪煽動禁止法の外見のもとで行われるマイノリティ集団の迫害の二分法が、広く見られるように思われる。 http://t.co/dC3puZEzRu

2014-04-16 21:51:18
金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

段落11④▼ 世界中の国々での憎悪煽動禁止法は雑多であり、ときに過度に狭量であったり、曖昧であったりすると言える。 http://t.co/dC3puZEzRu

2014-04-16 21:52:01
金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

段落11⑤▼憎悪煽動に関する司法実務は、寡少かつ行き当たりばったりであり、いくつかの国家が採用した関連する政策のほとんどは、あまりにも一般的で、体系的に整序されておらず、焦点を欠き、その影響に関する適切な評価がなされない状態にある。 http://t.co/dC3puZEzRu

2014-04-16 21:52:49
金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

段落12▼ 世界の異なる地域での四つのワークショップと、全体を総括するラバトでのワークショップを開く事は、すぐれて時機にかなった、有益なイニシアティヴであった。これらのワークショップは、関連する条約機関の専門家と、各種任務の特別報告者全員の参加を得ることとなった。

2014-04-16 21:54:05