一日目、夜の出来事 - 異世界奇譚婚礼祭

2014/04/17から2014/04/19までの、王子王女殿下方の記録です。
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カメリア @camellia_onibi

@sousaku_asobi 「うん、だいぶ頭が落ち着いた。スウェンはほんと、おらより大人びてんな」 ひひ、と笑って。 「スウェンも、いいお相手見つけられるといいな!おらも、応援してるからな!」 きらきら、金色の目が輝き。 「ありがと!」 去っていく騎士に、ぶんぶんと手を振る。

2014-04-17 01:23:34
スウォード @swed_wing

勝手にするようにという意の回答をもらったため、部屋へとニルファタを送りその後自室へ戻る。自国とは違う空気の感触に異国を感じながらベッドに転がって少しの間天井を眺めてゆっくりと息を吐く。「…。」しばし瞼を閉じて頭を空っぽにしてから起き上がり「着替えて、姫を迎えに行くか。」→

2014-04-17 00:21:29
スウォード @swed_wing

豪奢な正装を脱ぎしまう、代わりに取り出すのは幾分か質素で飾りの少ない腹の出る動きやすい服。しゃらりと音を鳴らす飾りも腕以外は外し、露出した肌から見える蔦の模様をそっと指でなぞって。「さーて行くか。少しは話せるといいんだけどな。」そう本音を漏らしてニルファタの部屋へと向かった。

2014-04-17 00:25:38
ニルファタ @Nirfata

昼の、細身のドレスに刺繍のあるボレロという出で立ちから、ドレープ使いのゆったりとした重ね着に着替えている。冷えぬよう、肩にはガウンを羽織り、両手で前を持って合わせている。何かから、身を守ろうとしているようにも見えるだろうか。角の覆い布とそれを留める飾りだけは、変わらず。

2014-04-17 00:33:41
ニルファタ @Nirfata

国同士の会話は楽しみに思う。しかし、その前に過ごす時間を思うと、気が塞ぐ。 「かえりたいの……」 夜空の見える窓辺、その床に座り込んで、ぼんやり、無意味なことをつぶやく。

2014-04-17 00:42:56
スウォード @swed_wing

@Nirfata 手に小さな籠を持って先程送り届けてた部屋の前へたどり着く、一度深呼吸してからそっと手を伸ばして扉を叩こうとした所で手を止めた。好意を寄せる相手により嫌われそうな行動を行ってる自分に苦笑を浮かべた後気を取り直して扉を叩き反応を待つ。

2014-04-17 00:49:19
ニルファタ @Nirfata

@swed_wing 扉を叩く音に、顔を向ける。行かなければ、不審に思って踏み込んでくるかもしれない。それは、嫌だった。仮初めでも個人的な空間に、他人を踏み込ませたくはない。 「少し待たれよ」 声だけをまずは返す。来てくれるなと。 行かなければ。思うほど、身体は重くなった。

2014-04-17 00:57:10
ブリュイエール @Bruyerre_w

流石にヒールとドレスで飛ぶのはあれだと思った。というのと同時にヒールでいるのに限界だった。 丸みを帯びた柔らかい革靴に、体型を隠す様なふわりとしたワンピース――勿論、下には短めのスパッツを履いてる――に着替え、 練習に誘ってくれた王女と会おうと、庭へと向かう小さい姿が一つ。

2014-04-17 00:57:56
ブリュイエール @Bruyerre_w

夜は出歩こうとすると怒られる時間。そんな時間に外に居ることも楽しいし、誘いをかけてくれたことが本当に嬉しくて。 落ち着かず、翅が時折ぱたぱたと揺れる。 伴侶を探さなければならない。それはわかっている。けれど王子王女と親しく出来たらと願ったのももう一つの願い。 心がどきどきする。

2014-04-17 00:58:13
スウェンテイル及びThe C @sousaku_asobi

機械仕掛けの関節を滑らかに稼動させながら、光の洩れる広間から外へと離れていく。一歩を踏み出すたび、整った芝生が僅かに陥没する感触を覚えつつ。「はうー。カメちゃん応援作戦、とりあえずは終了っ」満足そうな溜息、ひとつ。蒸気染みた煙が甲高い音を立てて噴き出された。

2014-04-17 01:26:36
スウェンテイル及びThe C @sousaku_asobi

「……今の様を見たら、兄様たちだったら〝甘いぞスウェン、なぜ横取りしない!〟なーんて言うんだろうなあ」わざとらしく誇張した響きを伴いながら、つまらなそうにぶつぶつ呟きつつ。「……でも、そーゆーのはぼく、したくないもん。取り合うとか、誰のだとか……何か、やだ」

2014-04-17 01:29:46
スウェンテイル及びThe C @sousaku_asobi

「誰のとか決めるにしても……話し合って決めて、納得して……それで譲ったり退いたり、そういうほうがイイに決まってるもん。うん、絶対そうだ。甘い……かもしれないけれど」ぐ、と鉄の拳を強く軋ませて。

2014-04-17 01:32:56
スウェンテイル及びThe C @sousaku_asobi

「ぼくは父上や兄様に、なんて言われたって。それだけはしないんだからっ」言いきかせるように、ひとり決意を口に。「――とはいえ、これからどうしよっかな……」会場には、さすがに10mを超える巨人を収容できるような場所などない。戻るまでは外にいるしかないのが現状だ。

2014-04-17 01:34:19
スウェンテイル及びThe C @sousaku_asobi

「でも……夜にこうして自由に出歩けるのも、そうそうないもんね。お散歩でもしてよーっと」口笛を吹く唇がないのが、もどかしい。スキップをすれば地響きを立ててしまうし、それも自重して。雲ひとつない夜空の下、硬質な装甲表面に青白い月光を躍らせながら、庭園を見渡すように散策していく。

2014-04-17 01:38:12
アリフェリックス @aryphoerix_bird

食事に誘ってくれた王子王女たちに礼を言い自室に戻る。白を基調とした広い空間の部屋。窓の外は地面と近い。そのせいかどうにも落ち着かない、が、この後の夜の予定を考えて納得する。未来の夫を探しに来たのに、ああ移り気な自分の性格、でも、反省しきれないのは、異国のお友達が出来そうだから。

2014-04-17 22:17:43
アリフェリックス @aryphoerix_bird

飛ぶのなら、これね。と取り出したのはジャケットにズボンというおよそ王女らしからぬ服装だった。自身でも苦い顔。しかし「相手を守る」といったのだからこれくらい、と

2014-04-17 22:18:43
アリフェリックス @aryphoerix_bird

自室を出て小走りに庭へ向かう。

2014-04-17 22:19:09
ブリュイエール @Bruyerre_w

夜の庭園はとても静かだった。あたりを見回してみたけれど王女の姿は見当たらない。少し待とうと近くを歩いてみる。 手入れの行き届いた花々が綺麗だ、と自然と目元が綻ぶ。 「……はだしで駆け回ったら怒られる類の、お庭ですね」 ちょっと走りまわりたいのは事実だけれど。さすがに今日は自重。

2014-04-17 22:45:20
ブリュイエール @Bruyerre_w

「皆さんは、どうしてるんでしょうか」 確か文通相手のミルウェル王女はデルステラ王子と何かを話していたし、その時の様子を考えると恐らく今宵の話し相手なのかなと思う。 いまだお話出来ていないジェルト王子とスウォード王子はニルファタの元に居た。……上階で難しいお話なのか。それとも。

2014-04-17 22:45:26
ブリュイエール @Bruyerre_w

「ジェネヴラ王女とサザフィーラ王子は……」 言い掛け、目を伏せる。素敵な夜であるよう、祈るように。 遠く見えたリェンとカメリア王女もあの仲睦まじい様子だと一緒だろう。 「スウェン王子は、まだお一人で庭園に居るんでしょうか」 思いだす大きな背。お腹すかないかな。空を見上げてぽつり。

2014-04-17 22:45:33
ブリュイエール @Bruyerre_w

「……中々に、難しいお話です」 待つ間にぽつり、ぽつりいろんなことを考える。まだ1日しか終わってない。もう1日終わってしまった。 「私が11人居れば、お友達になる事と伴侶を探すこととご飯を食べることとすべて叶うのに」 そんなのは無茶だ。飛べるのを楽しみに待つよう、翅は微かに動く。

2014-04-17 22:48:24
スウェンテイル及びThe C @sousaku_asobi

2階建ての建物くらいに匹敵する巨躯の鎧騎士が、なるべく足音を立てぬように神経を使いながら、庭園の芝生を踏みしめる。石畳など硬い部分に足をつけ、踏み砕いてしまうのも申し訳ないからだ。「土と草の上だったら……大丈夫だよね」整った芝生の上に残す、1mは悠に超える足跡を振り返りながら。

2014-04-17 23:22:20
スウェンテイル及びThe C @sousaku_asobi

「それにしても……もう一日かあ。まだ戻らないなんて、どうしてだろ」伴侶探しだから、ということだけが原因でもないはず。いつもは鬱陶しいとさえ感じる御付きがひとりもいない自由の空間、年頃の似た男女が集い、単身で異性の伴侶を探し求めて交流を交わすという特殊な場。すべてが初めての体験で。

2014-04-17 23:28:38
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