悪い男に騙される山城【解】『HAruna's waRD』 三次創作「CobraHistory」~プロローグ2~
- Admiral_Cobra
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見渡す限り仲間達が酒を片手に騒いでいる。 「口に合うかどうか心配してたんだが…悪くない。スシという食べ物も中々だ。」 同感だ。ライスボールとか言ってたか…それもうまい。
2014-04-27 23:53:40@Admiral_Cobra 皆サンわざわざThankYouデース!この調子でもっと活躍するカラついてきて下さいネー!
2014-04-28 00:00:07このパーティの主役でもある金剛がこの食堂にいる者全員に向けて言う。 仲間達が次々と立ち上がり、歓声をあげる。この鎮守府にいる者達も喜んでいる。 …俺はやっぱり気がのらないが。
2014-04-28 00:04:09盛り上がっている状況とは逆に、物静かな声である艦娘が俺に話しかける。 「どうしたんだい…俺に用事でもあるか?」 気軽に話しかけたつもりだが、彼女は表情一つ変えずに俺を見る。
2014-04-28 00:07:59@Admiral_Cobra 貴方の協力で試作中の機体が一気に完成したと兵器廠の方から報告を受けました。英国の所属である貴方がどうしてこうなったのかは疑問に思いますが、お礼は言います。
2014-04-28 00:14:39堅苦しい言い方をしてるが、礼を言っているのは分かる。 …ただ、今言うタイミングじゃあないな。 「たいした事はしてないさ。それより楽しんでいたほうがいいと思うが?」 彼女は少し笑顔になり、場を去る。
2014-04-28 00:21:33今日から少しだけ。違う日常が来ないことを祈る。 パーティが終わり、冷めやらぬ勢いをどうにか冷まして寮に向かう。
2014-04-28 00:24:43日本の酒は実に上手かったが、少しばかり酔いが強くなるぐらいに飲んでしまった。 「……ちょいと、目を覚ますか。」 寮の近くには砂浜があった。海風に揺られて気持ちよくなるのもまたいいだろう。
2014-04-28 00:30:44「ん……?」 どうやら砂浜に来ていたのは俺一人だけじゃなかったらしい。 金剛が長い髪を風に遊ばせながら、砂浜に座っている。程よく美しい光景だが、多少の違和感を感じる。 「金剛だな…。どうした、センチメンタルにでもなってるのか?」
2014-04-28 00:39:46@Admiral_Cobra …オゥ、ミスターコブラ。コンバンワデース。 パーティーで張り切りましたからネ、寝る前にリラックスしに来ましタ
2014-04-28 00:48:02「ははっ、そういう事か。…ここの海も中々の見栄えだな。」 金剛との距離を少し近くする。……少しずつ吹く風が強くなる気もするが気にはしない。 「…改装のほうは、長くても1ヶ月の予定だそうだな。短い間だろうが、楽しませてもらうさ。」 1ヶ月。本当ならもっと短く済む予定だ。
2014-04-28 00:55:45@Admiral_Cobra デショウ?波の音もとても静かで綺麗デス。 1ヶ月は…せっかくなのでゆっくりと休みマショウ。 たまにはこんなのもいいデスね。
2014-04-28 01:01:01たまに。こうやって自然を感じるのは重要な事だろう。 戦いばかりで、別の意味で自然を感じてはいるがそれは楽しんじゃいない。 それに、かなり楽しめそうな予感が俺にはある…が… 「ん…それじゃ、眠気がそろそろ来てるから俺は帰る。また明日会おうな。」
2014-04-28 01:07:50手を振って別れを告げる金剛を、俺は背中を向けて手を振って応える。 「…久々に会ったが変わらないな。あの調子じゃ、妹達も十分可愛がられてるだろう…」 短い時間の中、微かな事でも重要な出来事であるのに間違いは…無さそうだ。
2014-04-28 01:17:00