東方における天狗、そしてゲーム性について 他
.@abysmalhypogeum 僕の読書が足りないのか、もっと総合的なセンスなのか、正直日常的に長文を書いてるように見えないのにそうして一定の文字数で言葉を組めるセンスは羨ましいです。月々抄読んで、僕にはSSは無理だなと感じてしまった^^;
2010-11-05 04:51:09@Aerium そうですね。ゲームデザインという話を加えていいかもしれません。ゲーム性の話は割りとしていたつもりなのですが(グレイズの扱われ方とか、アイテムの自動回収の快楽とか……)、需要があるかどうかわからないので最近やってませんね(笑)
2010-11-05 04:50:47@Aerium いや、私もSSがまったく書けなくなってほとんど断筆状態の人間ですから(汗 精神状態が良いとカチっと嵌った文になりますけど、なかなかそうなりません。
2010-11-05 04:54:15僕は一応、絵描きなので、文章の、文字の配置の視覚的・感覚的美しさ、というのも考えます。 一般的な分かりやすい例なら、2chなどのAAとか、それから縦読みネタとか、あれは文章の様々な可能性だし、文字は使い方で暗号にもなり、1枚の絵画のような見方もできる。
2010-11-05 04:54:48余談ついでに無駄に話を拡げてみますけど、儚月抄という本、あれは漫画や小説として読むだけが消費方法ではない。僕はまず臭いを嗅ぐと言ったけど、紙の手触りとか、・・ 本を逆さにして読んだら、神主が隠した暗号があるかもしれない。セリフのある文字を抜くと別のメッセージになるかも。
2010-11-05 04:59:28先ほどの話だと、原作者の意図というものを不可知として、独自に東方の諸要素に考察を加え、自然科学的な、もしくは歴史的な考察を加えるというのはありだと思う。しかし「ラジオや講演で神主はこう言っていたから、その考察はおかしい」と批判されてうまく立場を維持できるか……
2010-11-05 04:59:29この手の批判を原作原理主義と呼ぶのは簡単だが、実はこの批判は主義と呼ばれる思想というよりもっと素朴な感覚的なものなのだ。講演で神主がこう言ってる→なるほど東方はこうだったのか。と思考が一巡すれば、原作者の説明と異なる二次創作や考察に拭いきれない生理的な「違和感」が生じてしまう。
2010-11-05 05:02:52原作者としても、ラジオで設定に関する発言を避けているし、二次創作は自由と繰り返し言っている。これはほとんど二次創作作家や二次創作のファンもそう言うだろう。原作の設定や原作者の言葉を持ってきて二次創作を批判するのはやめろと。だがほとんど生理的な違和感というものが大抵は勝ってしまう。
2010-11-05 05:06:33こうした違和感を理性で押さえ込むのは、なかなか難しいだろうと思う。一つの手段としては、沢山二次創作を読んで違和感に慣れるということなのだろう。だが、二次創作に慣れてしまうと、今度は「違和感を表明する者」への攻撃が始まる。原作原理種者は界隈の癌だとなる。
2010-11-05 05:12:08さて話を戻すと、書くのが面倒になってきたが昨晩考えた事であと少し残っているのは、「健康的な優劣や不平等=ゲーム」があるからこそ幻想郷は魅力的なのだろう、みたいな話。 すごく端折るけど、神主は愉快な妖怪と仲良く遊べるから幻想郷が理想郷・魅力的 ではなく、恐らくどこかで言ってた、
2010-11-05 05:10:23妖怪に食べられるリスクがある(~エキセントリックな、とか言ってたかな?)からこそ、幻想郷は(外の現実、そして月の都より)魅力的、だと思ってるのではないか、と昨晩天狗と優劣とゲーム性の考察で至った。
2010-11-05 05:14:25山は・・オオカミを頂点にした食物連鎖だろう。今の幻想郷は妖怪が自由に食人していいほど無法地帯ではないが、スペカバトルで健康的に優劣決定できる、(手元のメモでは切り捨て御免が云々と書いている・・)世界。(今思ったけどこれってポケモンで気軽に街角のオタと対戦できるっていう発想と似てる
2010-11-05 05:19:36まあ二次創作はおいといて、考察するという点なら儚月抄は重要だろう。あまりに重要すぎて、却って触れられないのかもしれないが。
2010-11-05 05:24:14儚月抄が世界観で重要なのは、「月の都」という幻想郷以外の異界が、アメリカや中国という、「外の世界の国家」を認識して、ある種の関係性があるということだ。
2010-11-05 05:25:36他の異界はそうではない。冥界、天界、旧地獄、魔界は、外の世界とのつながりが明確ではない。かろうじて幽々子が外の世界の廃ビルや廃病院に幽霊を住まわせたぐらいで、冥界の管轄範囲はわからない。例えば、ブラジルで死んだ者は幽々子のいる冥界と関係するだろうか?
2010-11-05 05:28:17まあ、ドラえもんの劇場版で、やたら都合の良い異界が登場するのと変わらないといえば変わらないのだが、今までが日本国内限定の狭い世界観だったのと対照的に、月の都の関係性が地球規模というのはなかなか世界観においては重要であろうと思う。
2010-11-05 05:33:30考察の結論がまた不穏なものになったのでいったん止める。その結論とは、「どうあがいても東方の世界観は一神教の世界観と全面的な対立に至る」という話。もし断筆状態から回復すれば自分のSSの方でやる。
2010-11-05 05:45:101つは、流れで書き忘れてたことだけど、神主が射命丸(天狗)を自称することについて、天狗は社会性もあって優越感・ナメプをするが、東方内では鬼も一応それだ。社会があるらしく、天狗より更に上の種族。(勇儀も萃香も全力でナメプ) このように考えて、矢張り萃香も神主の投影としてアリかと。
2010-11-05 05:31:07二軒目ラジオ第1回で射命丸が神主だと聞いても、俺の中ではまだ「神主は萃香だ」というイメージがあった。コンプティークの酒コラムなど読むと確信できる。妖・永は優れた作品だが、萃夢想も全盛期の産物で、メインキャラの萃香は各キャラへの自己批判的なセリフばかりだ。
2010-11-05 05:35:43今年の萎えラジだったかな?、いや例大祭あとの祭か、神主は自分が子供っぽいということを少し強調してて、あの時もなるほど萃香(酒呑童子=酒飲みのロリっ子)だなと思ったのだが。まぁともかく、神主の生き方は仙人になり切れない、人間にも戻れない、天狗や鬼の立場だなと思います。
2010-11-05 05:41:59