「秘密の湖」展
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昔は当たり前にあったけれど、私の住む街の書店では、出版社のPR誌を見なくなって久しい。都会にはまだ潤沢に並んでいるのだろうか。あれを浴槽で読むことをささやかな贅沢にしていたのだが…と思っていたら、めずらしく店員さんが二冊渡してくれた。ぼんやりと読みふける。
2013-10-14 20:19:39「本の旅人」に『きみにならびて野にたてば』(梨木香歩)。そして、クレスト・ブックスの「物語の生まれる場所」は、始まりから最後の一頁まで配布冊子とは思えない豪華な内容だった。ミランダ・ジュライの「IT CHOOSE YOU」を少し読む事ができる。この人はいつもぞわりとする。
2013-10-14 20:22:59深夜、ふいに「美藝公」(筒井康隆)を読み返したくなる。昭和56年、刊行当初に買い求めた物が持ち堪えている。大判の美しい本。美しく、古風で優しい、残酷なSFに、慰められる。
2013-10-17 09:52:22A4の方眼紙の四辺など、便宜上仮設された約束に過ぎない。瞬く間に消える。青い無限の垂直線は、ランボーの言う「永遠」へ通じるだろうか。
2013-10-20 13:15:24@kamechiyosaburo ありがとうございます。「私が…」というよりは、誰かの目で今朝、こんな光景(夢)を見たような気がして、書き留めました。でも書いたあと、私もこの頃こんなふうだ…とも思いました。
2013-10-24 21:04:56《痕跡》〈福田尚代の「言葉の精霊」と小さな化石たち〉かんらん舎にて11/12~12/14(日・月・祝 休み)正午~6時 大谷芳久氏所蔵の小品と化石の組み合わせとのこと。どんなふうに展示して頂けるのか、私も楽しみにしています。中央区八重洲2-11-7ます美ビル2階。
2013-11-07 21:06:07いつも手許にある電子計算機、全然おしゃれなものではないけれど、時々、触っていないのに色んな数字が猛スピードで明滅するから、美しくて見惚れてしまう。ただ壊れているだけだけど、何かの信号に見える。
2013-11-11 21:34:48《痕跡》〈福田尚代の「言葉の精霊」と小さな化石たち〉かんらん舎へ。所蔵品展なので私も初めて見ましたが、大谷氏らしい面白いことになっていました。「言葉の精霊」シリーズから2点、そして化石。小さな部屋で親密に対面できます。~12/14・日月祝休・正午~6時・八重洲、ます美ビル
2013-11-16 19:27:04かんらん舎といえば、同世代なら学生の頃に通ったという方も多いのでは(私もそのひとりでした)。パレルモ、クネーベル、ライプ、トニー・クラッグ、ダニエル・ビュラン… 等々。
2013-11-16 19:34:16夏ぐらいからずっと「制約に抗してうごめくもの」が制作の底にあり、その過程で大切な感覚が呼び覚まされた。子供時代に描く/消す際に、世界と物と、もっと根源的な意味で交わしていた制約と抗い。ものが作られる/壊されることのそもそもの 始まり。
2013-11-21 11:16:47ふいに昔の夢が迫ってきた。ある日、世界中の書物が没収され、焼かれてしまう。部屋に帰ると、本だとは悟られなかった「翼あるもの」だけが残されていた。抱きしめる。折りたたまれた頁をもとに戻す。一冊の本が現れる。真夜中に一人、さいごの書物を読みはじめる。
2013-12-08 11:22:14今週の土曜日(12/14)迄です →《痕跡》〈福田尚代の「言葉の精霊」と小さな化石たち〉かんらん舎にて、正午~6時。大谷氏所蔵の小品「言葉の精霊」と化石の組み合わせです。中央区八重洲2-11-7ます美ビル2階。
2013-12-10 18:08:22豊嶋康子「パネル」展、とてもよかった。豊嶋さんの問題と離れた話になってしまうが、作品数のことがとても興味深くて、その場にいた豊嶋さんを質問攻めにしてしまった。理知と過剰さの関係が私にはとても魅力的で。もしも、あの空間に数点だけしか展示されていなかったとしたら、どう見えたのだろう。
2013-12-13 01:06:53