英都物産⑨〈誕生日〉

【1】〜【22】
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∞まゆか∞【終了】 @8mayuka8

〈誕生日〉【1】 その日は私の誕生日だった。 大倉さんに話した記憶は無かったのに、迎えに来てくれた車のドアを開けると、シートにプレゼントが置かれてた。 『何?』 「誕生日、おめでとう」 『え?なんで??』 「いいから、乗って。」 あ…。 助手席に座ると車は走り出した。

2014-03-13 13:02:15
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【2】 『で、コレは…?』 「プレゼント、やろ?どう見ても。開けてみ?」 この大きさ…アクセサリー系じゃないな。 そりゃそうか。 彼女じゃないし… でも、服にしては小さい。軽いし。 とか思いながら開ける。 それは…いわゆるセクシーな下着だった/// 『ちょっと、コレ…』

2014-03-13 13:02:48
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【3】 「今日はそれ、着て♡」 取り出して広げてみたけど、なんか恥ずかしくてすぐに箱に戻した。 真っ赤なそれは、布の面積がとっても少なくて、どう考えても大事なところを守れない構造に見えた。 いつものホテルに着いて、いつものように部屋に入ると、大倉さんはお風呂にお湯を入れる。

2014-03-13 13:03:20
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【4】 いつもは私が先に入るのに、今日は大倉さんが先に入った。 入れ替わりでお風呂に向かう私に 「忘れ物。」 ってさっきの箱を渡す。 『ほんまに?コレ、着るの??』 「もちろんやん!はい、行ってらっしゃい♬」 お風呂から上がって、その下着をつける。 透け過ぎてて…///

2014-03-13 13:03:47
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【5】 下着をつけただけなのに、中が熱くなるのがわかる/// 恥ずかしくて、そこにあったガウンも着て出る。 「なんでそんなん着てんの?脱いで。」 目をつぶって首を横に振る。 目を見たら、逆らえなくなる… 「しゃあないなぁ。おいで。」

2014-03-13 13:04:43
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【6】 そばまで行くと大倉さんは立ち上がった。 私のガウンに手をかけて脱がせ始める。 わざとゆっくりと前をはだけ、ゆっくりと肩を剥き出しにすると、そこに優しくキスをした。 「ふふ。いやらしいなぁ。」 満足そうに言うと、透け透けのブラジャーの上に指を滑らせる。 …っ///

2014-03-13 13:05:32
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【7】 「めっちゃ硬くなってるで?」 布地越しに舐められると、いつもとは違う感触に感じてしまう/// 嬉しそうに、執拗に胸を弄ぶ。 その指と舌の動きに反応して身体がビクビクする。 中が疼いて仕方なくて、腰をモジモジさせてしまう… 「どうしたん?」 『中…///』 「ん?」

2014-03-13 13:06:07
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【8】 「中が、どうした?」 『もう…あかんっ///』 「もうあかんの?まだ早いって〜」 胸に埋めてた顔を上げて、私の顔を覗き込む 「エッチな下着付けただけで、興奮してるん?」 お願い、まっすぐに見つめないで…/// 顔を背けると、大倉さんは首筋に吸いつき、音を立てて印をつける。

2014-03-13 13:06:30
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【9】 そこから少しずつ下がって行きながら、何ヶ所にも印をつけていく。 肩、胸、内腿…。 うつ伏せにされると、背中にも…。 くすぐったいような気持ちいいような、不思議な感覚に身をよじる。 唇は、背中を伝って下がって行く。 下着に到達すると、今度は指が襲って来た。

2014-03-13 13:07:02
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【10】 その指はゆっくりと割れ目の横をなぞる。 この下着、真ん中にスリットが… 割れ目の両脇を押さえると、大事な場所は剥き出しになった。 そこに、大倉さんの舌が…/// っんっっ/// 堪らずに声が漏れる 「思いっきり、声出して? 気持ちいいんやろ?」

2014-03-13 13:07:53
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【11】 そう言うと、溢れてくる蜜を舐め取る。 硬くなった突起を舌で弾かれると大きな声を上げてしまう… 「ほんま。大変なことになってるで?」 指が、入ってくる。 「これじゃ足らんか。増やしたげるな?」 増やした指が、中でバラバラに動く 『ッん ぁあっ/// や…っ』

2014-03-13 13:08:12
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【12】 「いや? もうやめよか?」 指の動きが止まる。 イヤ、と首を振る 『…もぅ…イキそう…で…』 「イキたい? ええよ。」 私を仰向けにすると、指で突いてくる。 『やっ/// 見んといて///』 「イクとこ、見せて? めっちゃエロくてかわいいで」

2014-03-13 13:08:34
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【13】 激しくされて、すぐにイッてしまう。 荒く息をする私に、優しくキスすると 「俺も気持ちよくして?」 って入ってくる。 奥まで沈めて、動かない。 「はぁ…すごっ 中、ビクビクしてる」 眉間に皺を寄せて、気持ち良さそうな顔をするから…/// 「あ、今、じゅんってなった」

2014-03-13 13:09:02
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【14】 そんなこと言うから、締めつけてみる。 「うわっ…締まっ…うッ」 ニヤッて笑うと 「お仕置きやな」 って激しく突いてくる。 『んっ…あぁっ…んッ』 ふたりともいつも以上に感じて、すぐに一緒に/// 「一回やってみたかってん。パンツ履いたまま挿れられるとか、最高やん♡」

2014-03-13 13:09:38
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【15】ーその後ー 『なんで誕生日知ってたん?』 「んー? ヤスに聞いた。」 その名前に動揺したことは、気付かれてない…と思う。 「なんでヤスには話したん?」 ちょっと拗ねたように見えたのは、私の願望かな…。 『なんか、話の流れで聞かれたから…。』 「ふーーーん…。」

2014-03-13 13:09:57
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【16】 「ヤスとはさぁ、どーゆー関係なん?」 『え??どういう…意味? いい先輩、やけど?』 「それだけ?」 『うん。たまにご飯行ったりする、仲の良い先輩。いつもよくしてくれ…』 「この前さぁ。スキー行ったんやろ?」 ‼︎ 『うん。みんなで。』 「その時、なんかあった?」

2014-03-13 13:10:29
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【17】 『何もないよ。なんで?』 私は上手に嘘をつけているだろうか… 「ヤスが、「めっちゃ気持ち良かった〜 まゆちゃんすごい上手いねんな」って…」 『スキーのことやろ?』 心臓の音が聞こえそうで怖い。 「ふーん…。」 『なんで…?』 涙が溢れそうになるのを必死で堪えた

2014-03-13 13:10:54
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【18】 「…ヤスともヤッた?」 びっくりして大倉さんを見る。 大倉さんはちょっとだけ泣きそうな顔に見えた。 「俺さぁ、彼氏でもないし、こんなこと…言えた義理じゃないんやけど…」 え? え?? 「お前がヤスともそーゆー関係なんちゃうかって思ったら……あかんねん…」

2014-03-13 13:11:18
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【19】 「なぁ…。俺の彼女になってくれへん?」 『だって、大倉さん彼女…』 「おらんよ。こっち来てすぐにフられた。遠距離はムリやって…。」 『でも、あの時…』 「まゆかに彼氏おるってわかってたし、また遠距離やからってフられるのは怖かってん。だから、余裕あるフリしてた。」

2014-03-13 13:11:43
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【20】 「正直、こんなに続くと思ってへんかったしな…。」 予想外の展開に動揺する。 何も言葉が出て来なくて、黙って聞いてた。 「誕生日にほったらかしにする彼氏なんか、別れてまえよ。」 『…とっくに別れてるし。』 「へっ?」 『あの時…。最初の出張から帰ってすぐに別れたよ』

2014-03-13 13:12:04
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【21】 泣きそうだった大倉さんがきょとんとした顔するから、吹き出してしまった。 「なんやねん、それ。なんで黙ってんねん。」 あ、拗ねた。 『大倉さんだって、彼女おるって嘘ついたままやったやん。おあいこ、やろ?』 ちょっと涙目で拗ねる大倉さんが可愛いくて、抱きしめる。

2014-03-13 13:13:00
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【22】 『じゃ、彼女になって初めての、シて?』 って2回目に突入する。 仲良く一緒にイッた後… 「なぁ。そろそろ“大倉さん”は卒業してぇや。」 『えー。それはイヤ〜。だって、この呼び方好きなんやもん♡』 安田さんとのことは… 誤魔化せたかな…?

2014-03-13 13:13:18