〈悪夢〉【1】 仕事でミス… 私が直接届けに行くことになった。 このビル…前に安田さんにほっぺにチューしたところだ…。 『すみませんでしたっ!』 「ええよ。この時間に届いたら何とか間に合うから。」 『ほんとに…』 「ごめん、時間ないから。謝るんやったら夜に客として来て。」
2014-03-15 00:54:11【2】 食品を扱う商社なので得意先は飲食店だ。 「平日の夜はお客さん少ないねん。だから、章ちゃんとふたりで来て。」 章ちゃんが安田さんだということに気づくのに時間がかかった。 「あぁ、ごめんごめん。安田。俺、元々ツレやねん。」 『…あの。私ひとりじゃダメですか?』
2014-03-15 00:54:30【3】 安田さんとふたりは避けたい。 その人はびっくりした顔をして私を見た。 「そんなこと言ったら、勘違いするで?」 『え? あ! いや、あの…』 「(笑)別にふたりじゃなくてええよ。他の友達もいっぱい連れて来てや。お詫び、ってことで」 『はい。 すみませんでした!』
2014-03-15 00:54:52【4】 事務の女の子も何人か声をかけた。 安田さんにも報告した。 外回りから帰ってきた丸山さんをつかまえる。 『丸山さん、今日の夜って空いてます?』 「え? あ、空いてるけど。なんで⁈」 『ちょっと付き合ってもらえます?』 「付き合うってあの…」 『ご飯。』 「あぁ!ご飯ね!」
2014-03-15 00:55:09【5】 女の子たちと、先にお店に向かう。 確かに金曜日の夜に来た時はほぼ満席だったのに、今日はガランとしていた。 一番奥のソファー席に案内される。 「ほんまにいっぱい連れて来てくれてんなぁ。ありがとう」 適当にあれこれ注文して、お喋りしながら安田さん達を待った。
2014-03-15 00:55:30【6】 料理がいくつか届いた頃に、丸山さんと安田さんがやってきた。 今日は珍しくみんなでワインを飲むことになった。 「亮のオススメのやつ、頼むわ」 「お、ええん?ほな高いヤツいっとこ(笑)」 亮、と呼ばれたその人は、「錦戸でーす」と挨拶をして、また厨房に戻った。
2014-03-15 00:55:51【7】 『お友達のお店やったんですね。』 「あぁ、中学ん時からのツレやねん。」 だから常連なのか。 丸山さん達もよく来るらしくて、親しそうに話していた。 「みなさん、あんまり強くないって聞いたから、飲みやすいのにしときますね」 コックコートでワインを注ぐ姿が様になっていた。
2014-03-15 00:56:07【8】 思ったより長居してしまって、気付けば閉店時間のようだった。 そろそろ帰ろうと思ったら 「俺も混ぜてーっ」 って錦戸さんはソファーに座った。 「あー、やっと飲めるっ!はい、乾杯」 帰れない空気になって、また飲み始めた。 なんか合コン状態だ。 まぁ、いいか。
2014-03-15 00:56:26【9】 気がつくと周りが静かだった。 (え?私、寝てた?!) 向かいの丸山さんも寝てて、錦戸さんがひとりで飲んでいた。 『みんなは…?』 「今、章ちゃんが送って行った。まぁ、戻ってくるかわからんけどな。」 ニヤッと笑った。 『ちょっと、トイレ…』 立とうとしたらふらついた。
2014-03-15 00:56:42【10】 ふらついて転びそうになったところを後ろから錦戸さんが抱きとめてくれた。 『ありがとうございま……!?』 支えてくれたと思った手が、私の服を捲り上げた。 『いやぁっ!!』 思わず叫ぶと、向かいで寝てた丸山さんが目を覚ました。 状況が掴めていないようで呆然としている。
2014-03-15 00:57:11【11】 『丸山さん、お願い!助けてッ』 「こんなチャンス、二度とないぞ!」 私の後ろから声がして、ブラがずり上げられる 『いやっ!丸山さんっ!』 必死で助けを求めて丸山さんを見る。 しばらくすると、ゆっくりと立ち上がって私の方へ近付いてきた。 目が、いつもと違う…
2014-03-15 00:57:58【12】 錦戸さんが私の胸をすくうように持ち上げると、丸山さんの顔はそこにゆっくりと近付いてきた 『やっ!やめ…ッ』 パクッと咥えて、吸い付くように… 逃げようと後ずさりするけど行き場もなくて錦戸さんごとソファに倒れた。 膝の上に座った形になって、お尻に硬いものが当たる
2014-03-15 00:58:26【13】 錦戸さんが羽交い締めにしてた私の腕は、丸山さんに押さえられた。 錦戸さんの手が、スカートの中へと侵入してくる 『いやぁっ!』 「ちょ、うるさいって」 錦戸さんの左手で口を塞がれる。 首筋を、舌が這う。 首筋と胸とそこを同時に攻められて、怖いのに、濡れてくる…
2014-03-15 00:59:01【14】 「濡れてきたやん」 耳元で囁く声に、頭が痺れてくる… 丸山さんは胸から下へと移動し始めた。 『んんーっ』 錦戸さんの指で広げられたそこを、丸山さんの舌が撫でる 思わず身体が跳ねると、 「感じてるやん」ってまた耳元で声がする。 「もう、ガマンできへん」
2014-03-15 00:59:35【15】 必死で首を横に振るけど、目つきの変わった丸山さんはお構いなしに私の中に入ってくる。 『んーっっ!!』 錦戸さんの手は胸を弄り続けてる 「う、あっ…、ヌルヌルしてるッ」 丸山さんが動きを早めた。 「ちょ、お前、激しいって。 俺まだやねんからなッ」
2014-03-15 00:59:53【16】 更に動きを加速させる 「…ッ もう、あかんッ」 丸山さんはそれを引き抜くと私の口に捻じ込んだ。 口の中に、それが広がる… 「お前、ヤルなぁ」 錦戸さんは感心したように言うと 「次、俺の番やからな。替われって」 ソファの上に倒され、頭側から丸山さんが押さえつける。
2014-03-15 01:00:18【17】 錦戸さんは胸に舌を這わせた。 甘噛みされて、思わず声をあげてしまう 丸山さんは、虚ろな目をしていた… 錦戸さんが私の膝を折るように足を持ち上げて、自身を深く沈める。 また少し違う感触… もう、真っ白だ… 何度も突かれて、中が痙攣する 「ぅおっ! …締まるッ」
2014-03-15 01:00:39【18】 錦戸さんが果てると、丸山さんは押さえていた手を離した。 ーーー悪夢だ。 夢だと思いたかった。 「ただいまぁ」 安田さんが戻ってきた。 「ちょ、お前ら何してんねん!」 「あ、章ちゃん。おかえりぃ。遅いから先にヤッてもーたぁ」 「しゃーないなぁ、亮は。」
2014-03-15 01:00:54【19】 安田さんはソファに倒れてる私を見下ろしながら言う 「気持ち良くしてもろたか?」 いやいや、と首を振る 「お前ら、あかんやん。 ちゃんとイかしたらな」 って、もうおかしくなってる私のそこに手を伸ばした…。
2014-03-15 01:01:10