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ドリンクバーでジュースを注いでいる彼女をチラチラ見ながら、我々はしばらく寝たふりを続けていた。 そして彼女は去り、ようやく顔を上げる。 だが、ここで我々は恐ろしい事態に気付く。 向こうでは未だに批評会が続いているのではないかと。 #オフレポ
2014-05-11 02:36:43批評会。 噂でしか聞いたことがなかったが、我々の想像を絶する戦場であるらしい。 カラーボールが妖しく煌き、スピーカーから槍が降り注ぐ。 このような状況が続いていたとしたら、とてもではないが乱入できる空気ではないのではないか。 いや、そうに違いない。 完全に萎縮していた。#オフレポ
2014-05-11 02:40:18申し訳程度に安いメニューを注文し、我々は彼らの動向を探ることにする。 しかし距離が離れすぎていたため当然声は聞こえず、彼らの表情も窺うことはできない。 八方塞がりだった。 #オフレポ
2014-05-11 02:42:50書こうとしても、書くことができない。 それほどまでに恐ろしく停滞した時だった。 まるで蛇に睨まれた蛙である。 一時間程度しかいなかったはずだが、半日くらいはいたかのように錯覚するほどである。 だが、赤髪は弾けた。 #オフレポ
2014-05-11 02:48:18誰に送るかを考えた時、このノリを笑い流してくれる人というのが真っ先に条件として上がった。 批評会に萎縮していた我々は、視線の先にいる彼らが猛獣のように思えていたのである。 #オフレポ
2014-05-11 02:50:21次の条件として、DMに気付いてくれる人。 そしてこの二つの条件を満たすのは、ウッカリデスさんという結論に達した。 過去に携帯電話を食べた彼ならば、常にスマフォをチェックしているのではないかと判断したのだ。 急いで文章を作成し、DMを送る赤髪。 固唾を飲み、返事を待つ。 #オフレポ
2014-05-11 02:52:14これがその内容である。 これから送る内容は他の人に言わないでください。 ぶっちゃけると同じ店内にいるんですけど、想像以上に真面目な雰囲気で出ていけないんです。 今、そっちどんな感じなんですか? #オフレポ
2014-05-11 02:53:46