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日本超音波医学会第87回学術集会
http://www.c-linkage.co.jp/jsum87/index.html
2014年5月9日(金)~11日(日)
パシフィコ横浜
超音波学会で福島関連の発表いくつか聞いたので、目新しいことを中心に自分用にメモ。 聞きながらのメモなので間違いや不十分な記載があるかも。先生方のお名前は長瀧先生と福島の志村先生以外は記載しないことにします。
2014-05-11 22:29:19特別講演
放射線と甲状腺がん:広島・長崎、チェルノブイリ、そして福島
―医療従事者の役割と責任―
長瀧重信長崎大学名誉教授
まず長瀧先生の特別講演。放射線と甲状腺癌:広島・長崎、チェルノブイリ、そして福島ー医療従事者の役割と責任- 長瀧先生、東大のご出身なのですね。昨日、ウィーンから帰国したとのこと。お忙しい… 広島長崎のABCC 調査の話から。
2014-05-11 22:30:38100mSVが受動喫煙と同じ、100-200mSv 肥満痩せ 野菜・運動不足と同じくらいのリスクといういつものお話。 都道府県別悪性新生物の死亡率 http://t.co/daq0rxYxck 高い県と低い県で30%違う。長野が 低い(本当に!)こんな中で1%の違いは埋れてしまう
2014-05-11 22:32:27ご自身のradiation research 2013 180の論文の紹介 http://t.co/sIH6EtdkJM 避難区域で外部被曝1mSv以下 62.8% 福島全体で66%
2014-05-11 22:33:16早野先生の内部被曝の論文の紹介。 https://t.co/S4nbqO901v (これかな?) Kによる被曝、年間0.9mSv
2014-05-11 22:34:06甲状腺被曝の測定、バックグラウンドが高いと言われた公民館での検査方法を再検討した。入り口で靴変えたとかいろいろ同じように再現調査して、それなりに信頼性のある値だろうと。 furukawa論文 被爆者(広島長崎)の甲状腺癌リスクの検証。 http://t.co/dPdUIv0tDW
2014-05-11 22:35:01unschearは癌が増えることは予想されないと報告。 アメリカや韓国で甲状腺癌の手術は増えているけど癌死は増えていない。 too much medicine (この論文探せない…,BMJと言ってたように思うのだけど)
2014-05-11 22:35:58今後の甲状腺スクリーニングの目的:心配の解消、放射線起因性の証明 福島の関連死 1656人。これにはunschearは関与しないとの立ち位置。「日本で頑張って」と言われている。 ここまで長瀧先生のお話。
2014-05-11 22:38:03隈病院の先生 小児乳頭癌の特徴:リンパ節転移が多い、乳頭癌が多い 78% 特殊な亜型 ①充実型②びまん性硬化型③篩モルラ型
2014-05-11 22:39:11①充実型 WHOではsolid variant、日本の取り扱い規約にない。低分化癌とされているのではないか。被曝との関係があると言われたが今はないとされている。単に子供に多い。MIB1染まらない。通常型よりは予後悪い
2014-05-11 22:39:47②びまん性硬化型 一側葉全体に広がり腫瘤形成はない。砂粒状石灰化。リンパ節が腫れる。US像はバセドウや橋本と似てるが、これらより硬い高信号という人も。予後は悪くない
2014-05-11 22:40:22野口病院の先生 小児甲状腺癌は大きいことが多い。発見時にLNや肺転移が多い。USでわかるリンパ節転移60%(結節を触れる場合とはいえ、そんなに多いんだ…) USの良悪性の鑑別:微細石灰化、内部に血流、リンパ節転移、形状不整。 良性疑いで経過観察すると、縮小するものもある。
2014-05-11 22:41:43伊藤病院の先生 伊藤病院はもともと紹介されてくる症例が多いので癌の確率高い。 経過観察すると A1 2年間で70%そのまま、それ以外A2,B,C A2 20%縮小してA1, Bになるものも 2年間で結構変わる 既存の結節が変化するのではなく、新たに出ることが多い。
2014-05-11 22:42:45東北大学の先生 マーシャル諸島での甲状腺検診の話。 http://t.co/qDFiFlPBOK 2回やって、前回認めた40%は消えたかまたは縮小。新たに出たのが35%
2014-05-11 22:43:32福島医大の先生 甲状腺スクリーニングの受診率80%程度。B判定0.7% これまでのところ、チェルノブイリで増加したと言われる0ー5,6歳の甲状腺癌の症例はない。
2014-05-11 22:44:13長崎大学の先生 弘前山梨長崎での対照調査。 B判定44人中31人で二次検査。再検査でB判定20人 細胞診2人。癌の疑い 1例。16歳以上の女性 15mm 3割くらいdown staging B->A1, A2
2014-05-11 22:45:28隈病院の先生 腫大LN試験切開 やめてほしい 細胞診にしてほしい。 微小癌は10年経過観察で90%増大しない。無理に手術しない 迷走神経麻痺とか合併症もある。 5mm以下の結節にCTMR不要。 大きな(>2cm)充実性腫瘍 細胞診しないで経過観察はやめてほしい。
2014-05-11 22:48:24教育講演
甲状腺疾患スクリーニングの有用性と問題点
志村浩己 福島県立医科大学臨床検査医学
福島医大の志村先生 いろいろなご意見をいただく。 「癌が増えてる」「他県でも検査すべき」「過剰診断・治療なんじゃないか」
2014-05-11 22:49:25