「放射線と冷静に向き合いたいみなさんへ-世界的権威の特別講義」ご紹介
放射線と冷静に向き合いたいみなさんへ-世界的権威の特別講義 ロバート ピーター ゲイル http://t.co/3BHWB69uo3… @AmazonJPさんから
2014-05-14 18:51:41引用:超音波による甲状腺の検査を20歳になるまで二年ごとに、その後は五年ごとに受けることになる。こうした大規模な調査で問題になるのが、被ばくしていない同じ年齢のふつうの子どもに関するデータがないことだ。→@kanna07409
2014-05-14 18:56:56→この調査では被ばくとは関係ない異常がたくさん見つかるだろう。そのなかには生検などの処置を要するにものが確実に存在すると思われるが、そうした処置の一部あるいは多くが不要だったり、かえって有害だったりすることがありえる。→@kanna07409
2014-05-14 18:59:59→(検査による潜在的なリスクと利益の兼ね合いを探ろうとすると避けられないこの複雑さは、乳がんや前立腺がんの検診に絡んでも現在議論されている)。→@kanna07409
2014-05-14 19:02:28→そのうえ、原爆被爆者調査とは違って、被ばくしていない子どもからなる対照集団がなく、どのような結論も浴びた線量が少ない子どもと多い子どもの比較としてしか導き出せない。→@kanna07409
2014-05-14 19:05:11→もうひとつ、甲状腺がんの早期発見が健康にとって有益であることを示す説得力のあるデータがない。(引用ここまで)@kanna07409
2014-05-14 19:06:47放射線と冷静に向き合いたいみなさんへ-世界的権威の特別講義 ロバート ピーター ゲイル http://t.co/3BHWB69uo3… から、もうひとつ引用→
2014-05-14 19:16:38引用:被ばくした可能性のある人に対するがん検診や放射性物質のスクリーニングを政府が支援すべきだとの意見があるが、これまでの経験からすると、そうした措置が必要だったり望ましかったりするとは限らず、あらぬ結果をもたらすことがありえる。→@kanna07409
2014-05-14 19:19:35→1991年にソ連が崩壊したとき、100万人を超える移民がイスラエルに移住し、なかにはチェルノブイリからの放射能雲で被害を受けた地域からの人もいた。→@kanna07409
2014-05-14 19:22:04→イスラエル保健省では、そうした移民からがんを見つけるために特別な病院を用意するかが議論になった。ある段階でゲイルに意見が求められた。潜在的ながんの早期発見は利益になるのだろうか?→@kanna07409
2014-05-14 19:24:15→このような検診を実施する価値があるかどうかを判断するうえで、いくつかの大事な検討事項がある。まず、被ばくした人の間で今後がんが大幅に増えるか?次に早期発見が利益になるか?→@kanna07409
2014-05-14 19:26:46→(往々にして、答えは想像されるほどはっきりしていない。前立腺がんや乳がんの早期発見に関して議論が続いている。)そして、検診を受けた人にどんな悪影響が及びうるか?→@kanna07409
2014-05-14 19:29:02→もっともな話として、検診を受けたことで、自分は放射線誘発性のがんを発症しているのではという不安をかきたてられたりしていないか?実際には発症していなくても。→@kanna07409
2014-05-14 19:32:55→そうした恐怖心が強ければ、早期発見による潜在的な利益を考えても、不利益のほうが大きいことがあるかもしれない。合理的な判断だと思うが、イスラエルは旧ソ連からの移民に対する検診を実施しないことにした。(引用ここまで)@kanna07409
2014-05-14 19:35:17「放射線と冷静に向き合いたいみなさんへ」…この本に出会うことができたのはTwitterでした。紹介して下さった方のハンネは覚えていないのですが、いい本を紹介して下さってありがとうございました。
2014-05-14 19:40:17