水俣から学ぶ。

美味しんぼの鼻血問題が騒がれていますが、被爆について考えるのにヒントになるのではと思いまとめてみました。
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くじら水族館 @yu_g10

みんなで水俣いくかー。

2014-05-15 01:04:04
くじら水族館 @yu_g10

以前水俣にいったときに、病院の元職員で水俣の運動を支えてきた人にあった。船でいろんな島に渡って、体調悪いところないですかって聞いて回りつづけた、と。特攻隊長ってあだ名がついたとかなんとか。

2014-05-15 01:15:33
くじら水族館 @yu_g10

@yu_g10 自分は水俣病ではない、と懸命に主張する住民たち。この前、ある島に行ったときに聞いた話だと、実際にはほとんど全員に症状が出ていたとのこと。それが表に出ず、彼らが裁判の当事者にそれまでの間ならなかったのにも理由がある。

2014-05-15 01:21:59
くじら水族館 @yu_g10

@yu_g10 一つは、症状が明らかであっても自分たちのとっている魚が危険だと思われるわけにはいかなかった、と。訴訟に加わるまでには時間が必要だったんだ、と言っていた。もう一つは、こちらの方が僕には衝撃的だったのだが、住民全員に同じ症状が出ていたために、

2014-05-15 01:24:16
くじら水族館 @yu_g10

@yu_g10 それが水俣病だと思っていなかったという話。こちらは、水俣病がはじめ劇症型のみ注目されたことと関係する。テレビや新聞で報道された最も激しい症状と精々それに準ずるものが水俣病で、それ以外に水俣病の症状はない、と思っていたそうだ。

2014-05-15 01:25:58
くじら水族館 @yu_g10

@yu_g10 実際には水俣病はそのような限られた症状ではなく、劇症型に比すると軽い症状の人間の方がむしろ圧倒的。島の人々は、耳鳴りがひどくて夜に眠れない、寝ていると足がからす曲がり(こむらがえり)を起こして痛みで目を覚ます、などの症状をもっていたが、

2014-05-15 01:28:25
くじら水族館 @yu_g10

@yu_g10 それは水俣病だと認識していなかった。話を聞いた方は、はじめ医者に「からす曲がりが起こったりすることはないですか」と聞かれ、「馬鹿にしているのか」と怒ったそうだ。つまり、その人からすると「からす曲がりで夜目が覚めるなんて、全員にあることだろう」という認識。

2014-05-15 01:30:05
くじら水族館 @yu_g10

@yu_g10 被害があまりにも広範で、かつ「水俣病」のイメージが医学、そしてその背景にある政治と社会によって限定されてきたことによって生じた悲劇。彼らはの多くは21世紀になって、ようやく自分たちが水俣病だ、と言うことが少しずつできるようになってきた。

2014-05-15 01:32:08
くじら水族館 @yu_g10

@yu_g10 裁判闘争の巨大化は、長い年月がようやく許したものだけれど、その流れをつくったのは、家に動物の死骸を投げ捨てられるなどの嫌がらせを受けながら水俣病の調査をし続けた医療関係者や運動家、声をはじめに挙げた患者やその支援者がいる。船で島に渡って話をし続けた彼もその一人。

2014-05-15 01:35:46
くじら水族館 @yu_g10

@yu_g10 そして今訴訟に加わっている人たちの中には、かつて自分が水俣病であると名乗りを上げた人々に、ニセ患者と非難を浴びせていた人たちもいる。ずっと運動をしていた地元出身のある医療関係者は、自分も昔水俣病の関係でいじめをうけたこと、その恨みは絶対忘れない、と言いながら

2014-05-15 01:38:39
くじら水族館 @yu_g10

@yu_g10 でも、患者は全員助けるんだ、みんな一緒だ、と言っていた。あの人はもうそろそろ退職したのかな。

2014-05-15 01:39:30
くじら水族館 @yu_g10

@yu_g10 つーことで、またチャンス見つけていこうと思うから、行きたい人は一緒に行こう。凄まじい迫力の、骨が入った、しかしそれでいて柔軟な大衆運動の姿が見れます。数十年戦い続けてきた運動。

2014-05-15 01:43:00